理想のワークライフバランスを阻害する要因、1位は「無駄な業務の発生」

理想のワークライフバランスを阻害する要因、1位は「無駄な業務の発生」

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ワークスタイルの変革に取り組んでいる企業は2割

 IT技術の発展は、私たちの生活に大きな変革をもたらしています。とくに仕事現場ではメールやチャット、共有が可能なカレンダーなど多くのITツールが導入され、今後も新たなツールの登場により、私たちのワークスタイルに変革をもたらすと期待されます。ところが、ChatWork株式会社が行ったワークライフバランスに関する調査では、回答者のおよそ8割が、自分たちの会社はITを活用したワークスタイル変革に「取り組んでいない」と答えています。

 この調査は、20代から50代の男女720名を対象に行われたもの。ワークライフバランスについては、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことと定義しています。

 所属企業がITを活用したワークスタイルの変革に取り組んでいないと答えた人を対象に、理想とするワークライフバランスを実現できているか尋ねたところ、「非常にそう思う」と「ややそう思う」と回答した人を合わせ、4割の人は理想のワークライフバランス実現できていると思っているようです。一方、「あまりそう思わない」と「全くそう思わない」回答した人は6割。理想のワークライフバランスを実現できていないと人のほうが多いことがわかりました。

ワークスタイル変革に必要なこと、1位は「無駄な業務や会議の削減」

 そこで、理想のワークライフバランスを阻害する要因は何か尋ねたところ、最も多かったのは「無駄な業務の発生」で、45.0%でした。次いで「変化に対して保守的(26.3%)」「当日に急な依頼が発生することが多い(24.7%)」「オフィスに出社して仕事をする職場の文化(24.2%)」と続きます。また「風土がある」「会議が多い」という回答も2割近くあり、理想のワークライフバランスが実現できない要因は、物理的な業務負担の他に企業文化や古くからの慣習が影響していることがわかりました。

 調査では最後に、理想のワークライフバランスを実現するために必要なワークスタイル変革は何だと思うか尋ねています。最も多かったのは「無駄な業務や会議の削減」の46.4%。「業務時間の短縮(35.1%)」、「勤怠管理において職場の上司や個人にある程度裁量権が委ねられること(22.9%)」「企業全体でのカルチャー作り(21.7%)」「ITツール、先進テクノロジーの導入(21.0%)」「テレワーク制度の採用(13.5%)」と続きました。

 こうした変革のなかには、ITツールの導入で改善が見込めるものもあります。しかし、それ以上に業務フローや企業文化を見直すことが重要と感じている人が多いようです。まずは、企業文化や慣習などの意識改革を。そのうえで、ITツールなどを活用し、業務効率の改善を目指すのがよいでしょう。(林 渉和子)

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