すべての子供に教育機会のチャンスを!貧困の連鎖を食い止める『教育支援団体』を知ろう

すべての子供に教育機会のチャンスを!貧困の連鎖を食い止める『教育支援団体』を知ろう

Bu facebook
Bu twitter
child-830988_640

ひとり親世帯や、兄弟の多い家庭、経済的な事情のある家庭にとって、子供の教育費というのは常に頭を悩ます切実な問題です。

子供たちに充分な教育を受けさせてやれるのか。 経済的な事情で満足な教育を受けさせられず、子供の将来の選択肢を広げてあげられないのではないか。 子供にちゃんとした教育を受けさせるためには、子供は一人しか産めない。 そんなことを考えているご家庭も多いのではないでしょうか。

今回はそのような悩みを抱えているパパやママに、経済的事情を抱えた家庭の子供を対象に無料学習支援などを行っている団体についてご紹介したいと思います。

まず知っておこう。大学卒業までに教育費はいくらかかる?

幼稚園から大学まで、15年間すべて公立に通った場合でも、約1,000万円かかると言われています。 すべて私立に通った場合は、2,000万円以上かかるそうです。

さらに、受験のための予備校費用や、親元を離れて通学する子供への仕送り等を考えると、親がどれだけ多くの教育資金をためておかなくてはならないかがよく分かります。

補助学習費と言われる、参考書や学習塾授業料などに関する支出経費は、世帯収入が多いほど増加します。 ひとり世帯や低収入家庭の子供ほど、塾などに通う機会が限られてしまい、高校・大学への進学が、ますます難しくなってしまう傾向にあるのです。

また、子供の家庭の経済格差から、子供の学力格差が生じてしまうことも、2013年度の全国学力テストの結果を分析した調査研究により明らかになりました。 低学力・低学歴となってしまった子供は、将来所得の低い職業に就かざるを得なくなり、孫の世代、そしてまた次の世代と、貧困の連鎖が続いていくという負の連鎖が生じてしまうことになります。

それを食い止めるために、支援団体の輪が各地で広がっています。

どんな支援団体がある?

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレンは、主に経済的な理由によって教育を十分に受けることができない子供と、その家族に対する支援活動を通じ、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的として設立された団体です。

チャンス・フォー・チルドレンでは寄付金を原資にして、子供がお稽古や塾など学校外教育を受けられる利用券を提供しています。子供は多数の提携している利用先から自分が行きたい塾や習い事、体験活動を選び、利用券を使うことができます。また、大学生ボランティアが月に1度、学習や進路の相談にのる制度も導入されています。

団体の運営をサポートするアドバイザーの中には、大学の教育学の教授や、仙台いのちの電話理事、あしなが育英会副会長など、教育や社会福祉の道で活躍するプロが多数います。

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン HP

NPO法人キッズドア

「親の収入格差が子供の教育格差であってはならない!すべての子供が夢と希望をもてる社会へ」という強い信念のもと、設立されたNPO法人キッズドアでは、行政と連携して、経済的に苦しい家庭やひとり親家庭、児童養護施設の子供たちに対して学習支援を行っています。

家庭教師の個別サポートという形ではなく、学習会という形をとり、同じような環境にある子供たちが集まる場を提供し、多くの学生ボランティア、社会人ボランティアと交流できるようにしているそうです。

とはいえ、勉強面は、ボランティア講師1人に対し、1人~2人の子どもを丁寧にみてくれます。 「自分のための時間」を作ってくれる人が、真摯にサポートしてくれることで、学習面についてだけではなく、心のケアにもなることが期待できそうです。

NPO法人キッズドアでは、教科学習支援だけではなく、グローバル教育支援やキャリア教育支援、体験活動支援などにも力を入れています。詳しくはHPをチェックしてみてください。

NPO法人 キッズドア HP

Leaning for All

Learning for All は、困難を抱える子供に対して質の高い学習機会を提供し、課題に直接向き合った経験を通じて、社会課題を解決する大学生を育成・輩出する団体です。 採用された大学生は、研修を受けたのちに教師として長期(週1回2~3ヶ月の指導)、短期(5日間連続)のスパンで困難を抱えた子供たちへ英語や数学などを指導します。

生活保護を受けている母子家庭に育った子供が、学力面でも周りから遅れを取っていたものの、Learn for Allにきてから、人への苦手意識を克服し、誰よりも早く教室にきて、先生とコミュニケーションを取るようになり、それと同時に面白いように学力が上がっていったそうです。 問題が解ける!という成功体験から、自信もつき、人前で堂々と振舞えるように変化していったとか。

Learn for Allは家庭環境面で困難を抱えている子供が、困難を乗り越えて成長できるきっかけとなっているようです。

Learning for All

支援の手が差し伸べられていることを知っておこう!

子供がもっと欲しいけれど、教育費の問題で思い切れない、離婚をしたいけれど、子供の教育費を稼ぐ自信がない、兄弟が多くて塾には行かせてあげられないなど、子供の教育や、教育に関するお金の悩みを持っているパパやママには、今回ご紹介したような強い味方がいることを知っておきましょう。

今回ご紹介した団体の活動以外にも、各自治体でひとり親家庭の支援なども手厚く行っているところも多いですし、現在、内閣府なども子供の貧困対策を推進しています。

大事なのは、「どうしよう」と家庭内だけで悩まないこと。いかに多くの情報を得ることができるかがとても重要です。 そのためにもネットでのリサーチだけでなく、直接行政の窓口などに相談に行ってみてはいかがでしょうか。

親が情報を持っている、持っていないで、子供の教育格差が小さくなるか、大きくなるかが変わってきますよ。 支援してくれる人がいることを忘れないで、子供の将来のために前向きに頑張りましょうね!

参照/ President Online「子どもの教育費、最低限でいくらかかるのか」 子供の未来応援国民運動「今と未来をみつめた貧困対策」 全国子どもの貧困・教育支援団体協議会「子どもの現状」

関連コラム

『やさしい心』を育てよう!赤ちゃん期に気を付けたい5つのポイント
お年玉はお金教育のチャンス! 金銭感覚の上手な教え方
優等生は将来危ない!?完璧主義な子供の導き方
学力日本一!『秋田県式学習法』を家庭でも取り入れよう!

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

CHIENOWA'S ORIGINAL
STAFF PICK UP