妊娠検査薬で陰性が陽性に?フライング検査、生理予定日、高温期の関係

妊娠検査薬で陰性が陽性に?フライング検査、生理予定日、高温期の関係

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フライング検査という言葉は、今や妊娠を心待ちにする女性にとってはお馴染みの言葉になりました。あと数日待てば結果が分かると知りつつも、その数日間がとても長く感じるものです。

一般的に妊娠検査薬を使って正確な結果が出るのは生理予定日の一週間後とされています。しかし、早めの検査でも反応が出る検査薬が発売されていることもあり、早く知りたい気持ちが先立ち検査可能日以前に検査する人も増えました。

しかも、そこで陰性という反応でも妊娠していることも…。これは検査のタイミングや高温期、排卵日と生理日の関係についてなどが関わっています。今回は妊娠検査時期や基礎体温、生理予定日との関連についてご説明して参ります。。

妊娠検査薬での妊娠チェック、適切な時期は?

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一昔前までは、妊娠検査薬は「生理予定日から一週間たったら使用可能」とされていました。それが現在では検査薬の精度も上がり、生理予定日、早いものでは生理予定日の更に数日前には使用可能なものまで販売されています。

では一体、どのタイミングで検査するのが最も適切なのでしょうか?その点について考えてみましょう。

妊娠検査薬で陽性になる仕組み

妊娠検査薬は、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という物質に反応して陽性になります。このhCGは、受精卵が子宮内膜に着床すると、着床部分から分泌され始めます。

hCGには「黄体」という排卵後に卵巣内にできる物質(非妊娠時は排卵後2週間で消えてしまう)が消えないようにする作用があります。

黄体からはプロゲステロンという子宮内膜を育てるホルモンが出ているので、このhCGが作用することで子宮内膜が子宮内に保たれ、生理が来ないという現象が起きます。これによって、受精卵がそのまま子宮内に残ることができるのです。

妊娠検査薬が陽性になるには、尿中のhCGが少なくとも50mIU/mL必要なのですが、通常着床から5日程でこの数字に到達します。

着床は通常排卵の9日後位に起こるので、合計すると排卵から14日頃には検査薬で陽性になることになります。ただし、排卵や着床には誤差があるので、検査で陽性が出るのがこれより早い場合も遅い場合もあります。

誤差を考慮しても、生理予定日の約一週間後には検査結果が陽性になると考えて良いでしょう。

なお、異常妊娠の場合も陽性反応が出ます。例えば子宮外妊娠や、受精卵の発達異常である胞状奇胎の場合などです。また、流産後はまだ体内にhCGが残っているので数日間は検査で陽性が出ますが、その後は陰性になります。

ただし、稽留流産や自然流産後で胎盤の一部などが体内に残っている場合には、いつまでも陽性結果が出続けることがあります。この場合は病院で処置してもらう必要があります。

妊娠検査薬で陰性になる場合とは

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尿中のhCGが検査薬に反応する数値に達していないと、妊娠検査の結果は陰性になります。そもそも妊娠していない場合にはもちろん陰性になりますが、実は妊娠していても検査するのが早すぎた場合でも陰性になることがあります。

妊娠するとhCGは増え続け、出産するまで体内から消えることはありません。ですから、例えば妊娠中期や妊娠後期に検査しても検査結果は陽性になります。

もし生理が何ヶ月も遅れているのに検査結果が陰性だったら、妊娠ではなく無月経と考えられます。

また、まれに赤ちゃんを待ち望んでいると想像妊娠という現象が起きます。生理が止まって時にはお腹まで大きくなることがありますが、この場合も検査結果はあくまでも陰性となります。

また、一度は陽性になったのに期間をおいて検査したら陰性になったという場合には、残念ながら流産している可能性が高いでしょう。最近よく耳にするようになった「化学流産」もこの例の一つです。

反応が陰性から陽性に変わる原因

陰性から陽性に変わった!胎児に影響は?

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時々、妊娠検査の結果が陰性だったのになかなか生理が来ず、再度検査をしてみたら陽性だったという話を聞きます。

これは、最初の検査ではhCGの量が微量だったので陰性になったが、数日後には50mIU/mLに達したので陽性になったためと考えられます。その理由としては、以下のようなケースが考えられます。

(1)最初の検査が早すぎた、いわゆるフライング検査だった。

(2)検査時期は適正(生理予定日以降)だったが、いつもの月より排卵が遅かったので、受精そのものも遅くなり、hCGが増量するのも遅くなった。

(3)水分を摂りすぎたために、尿中のhCGが薄くなって陰性になった。


陰性から陽性に変わったからといって、異常があるわけでも胎児の成長が遅くなるわけでもないので、何も心配することはありません。

生理予定日との関係

生理予定日、排卵日のずれについて

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排卵は、通常は生理開始予定日の14日前に起こります。平均的な生理周期は28日ですから、生理開始から排卵まで(卵胞期)が14日、排卵から生理開始まで(黄体期)が14日となります。

卵胞期とは、卵巣にある卵子が大きく育って排卵するまでの時期をいいます。この卵胞期は長い人では20日、短い人では10日と個人差があります。卵子が十分育つまでの時間ですから、卵巣刺激ホルモンの量などによって、月ごとに変化することもあります。

一方黄体期は排卵してから次の生理開始までの時期をいい、大体の場合は14日間です。これにはあまり個人差や、月ごとの変化がありません。ずれるとしても最大で2日程度です。

従って生理が予定より早く来た月は卵胞期が普段より短く、逆に生理が遅く来た月は卵胞期が普段より長くなったと考えられます。

一つ例を挙げてみましょう。普段は28日周期の人が、排卵日を狙って生理周期の14日目に性交渉をしたとします。

でも結果的に生理がいつもより6日遅れて34日目に来たとすれば、実際の排卵は性交渉をした日の6日後に起きていたことになり、妊娠の可能性はほとんどなかったことが分かります。

しかし、精子は最大で7日間生存できるので同じケースでも妊娠している可能性もあるわけです。その場合は生理予定日に検査薬を使っても陰性と出ますが、予定日から1週間後に再度検査すると陽性となります。

このように生理周期はずれることがあるので、検査薬の反応が陰性から陽性に変わるということも起こりうるわけです。またこのずれは排卵日のずれによるものなので、妊娠を望む場合も検査薬を使う場合も、万が一排卵日がずれていたことも考慮する必要があるでしょう。

フライング検査との関係

フライング検査を控えることで精神的負担を回避できる

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今まで述べて来たことを総合して、なぜフライング検査を控えた方が良いのかをまとめてみましょう。

(1)妊娠していたとしても尿中のhCGがまだ微量であるため、陰性になることがある。

(2)排卵日がずれたことによってまだ着床していない(すなわちhCGはまだ分泌されていない)可能性があり、この場合も陰性になる。

(3)着床直後に陽性になっても、その後生理が来てしまい陰性になる可能性がある(いわゆる化学流産)。


陰性から陽性に変わるのも、陽性から陰性に変わるのも、妊娠を心待ちにする女性にとっては、感情のジェットコースターに乗せられているように一喜一憂してしまうものす。

フライング検査を避けることで、こういった無用な精神的負担を避けることができるのですから、「検査薬は生理予定日の一週間後」と決め、長く感じるかもしれませんが待つことをおすすめします。

高温期との関係

基礎体温を測っている場合

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高温期とは、基礎体温表でいうと排卵から生理開始日までの時期のことです。この時期は黄体期とも呼ばれ、卵巣の中にできる黄体という物質から、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが分泌される時期です。

通常高温期は約14日間で、生理開始の前日頃には低温に下がります。しかし、高温期が14日以上続く場合は妊娠の可能性があります。

2日程度のずれは誤差だとしても、17日、18日と続くようなら妊娠している可能性が高くなります。この頃に妊娠検査をすれば、確実な検査結果を得られるでしょう。

まとめ

妊娠を待ち望む女性にとって、妊娠検査薬の使用は一大イベントですし結果に一喜一憂してしまいますよね。それ故に、一日も早く知りたい気持ちを抑えるのはとても難しいことです。

でも、無駄な不安感や精神的ストレスを避け確実な検査結果を知るためにも「妊娠検査は生理予定日から一週間後」と自分に約束して、生理予定日前後を心穏やかに乗り切れるといいですね。

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