怒る前にすべきことがある!子供の脳を伸ばす『しつけ』とは?

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『子どもの脳を伸ばす「しつけ」 ~怒る前に何をするか――「考える子」が育つ親の行動パターン~』(ダニエル・J・シーゲル/ティナ・ペイン・ブライソン:著 桐谷知未:訳 大和書房)という本をご存知ですか?

この本は、アメリカの日刊新聞『ニューヨーク・タイムズ』の中で人気の書評コーナーで、ベストセラー・リストに掲載された“科学的なしつけ本”です。 この本には子供の脳と心を成長させる『しつけ』の具体的な方法が載っており、話題になっています。

親なら誰でも子供のしつけには頭を悩ますものですよね。 今回は、アメリカのベストセラー書籍から子供の脳を伸ばすしつけについてご紹介します。

脳の成長を阻害する『体罰』

子供をしつけるときに、つい手やお尻などを叩いてしまう…というパパやママもいるかもしれません。 しかしこのような体罰は、科学的にみてもNG。体罰には3つのデメリットがあるそうです。

1.体罰をされた子供は、体罰の原因となった自分のふるまいやその改善方法よりも、「親が怖い」「親は威圧的で理不尽だ!」という記憶ばかりが頭に残ってしまい、そもそものしつけという目的は達成されません。

2.本来助けを求めれば守ってもらえるはずの親から、痛みや恐怖を伴う体罰を受けることで、子供の脳はひどく混乱します。こういった経験が繰り返されると脳に有害なコルチゾールというホルモンが放出され、脳の発達に悪影響を及ぼしてしまいます。

3.親が子供のしつけに体罰を使ってしまうと、子供は「なにか争いを解決するためには、相手に肉体的な苦痛を加えればよい」と理解してしまう危険性があります。

体罰は子供にとってもデメリットしかなく、しつけとは言い難いようです。 それでは、子供に威圧的に怒ったり体罰したりせず、効果的にしつけができる方法とはいったいどういうものなのでしょうか。

しつけの目的は、子供に“思い知らせること”ではなく、“教えること”!

この本の著者は、しつけをするときは、子供の気持ちを“話を聞くモード”にさせることが非常に大切だと説いています。

子供が何かしてはいけないことをしたとき、親はついつい感情的になって怒ってしまいます。しかしこれでは、子供の気持ちも高ぶってしまい、とても冷静にパパやママの話を聞いて、素直に反省したり、考えたりする心の余裕ができません。

子供にしつけをするときは、まず親自身が冷静になり、「これはしつけなのか」「親のエゴで言っているだけではないか」「ここで叱るのは子供にとって一番適切な方法か?」などと考えてみましょう。 このように自問自答していると、子供に対して感情的になっていた気持ちが少しずつ落ち着いてきます。 パパやママが冷静で穏やかであれば、子供も少しずつ落ち着き、話を聞くモードへとシフトチェンジできるのです。

それでもどうしても子供にカッと感情的になってしまったときは…

パパもママも人間です。 毎日待ったなしの子育てで、イライラして感情が爆発しそうになることもあるでしょう。 だからといって、子供に当たりちらしたり、感情的に声を荒げたりしては、子供の脳にも心にもメリットはありません。 どうしても感情的になってしまいそうなときは、次の2つの方法を試してみてください。

ストップシンキング

子供に怒ってしまいそう!と思ったら、頭の中で、「1.2.3」と3つ数を数えてみてください。 カウントしている間は、イライラを生んでいた思考が停止しますので、冷静になるきっかけを与えてくれますよ。

タイムアウト

カッとなったら、すぐにその場所から離れることも有効です。 「ちょっとトイレに行ってくる」「ベランダでお洗濯物を見てくる」と断ってから、ほんの10秒でもその場を離れるのです。 目の前にイライラの原因となるものがなくなると、それだけで人間は少し冷静になれます。 少し落ち着いたら子供のもとに戻って、穏やかに子供のどんなふるまいが良くなかったかを説いてあげましょう。

怒りをコントロールするうえで大切なことは、イライラや怒りの『感情系』に反射しがちな脳機能を、冷静に判断しようとする『思考系』優位な状態に無理にでももっていくことだといいます。この2つの方法なら、イライラや怒りを感じたときでもとっさに実行して『感情系』を抑え、『思考系』にスイッチさせるのに役立ちそうですよね。

「怒らないようにしよう」「いつも笑顔で、太陽のようなママでいよう。」 親ならきっと誰でも一度は、そう心に誓ったことがあると思います。でも、そう上手くはいかないのですよね。 今回ご紹介した本では、『しつけ』でいちばん重要なのは親子のつながりだとしています。 ですから、たまにママが感情的に怒ってしまったとしても、パパがしつけのタイミングを間違ってしまったとしても、普段から親子でコミュニケーションを十分にとり、親子の絆がしっかりできてさえいれば、しつけの効果は出るそうです。ちょっぴり安心しますよね。 育児やしつけに悩んでいるパパやママの参考になる本です。ぜひ読んでみてくださいね。

参照/ ダ・ヴィンチニュース「「しつけ」を成功させるには? ニューヨーク・タイムズ ベストセラーの科学的な「しつけ」本」 プレジデントオンライン「実はカンタン! 「怒らない技術」10のコツ」

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