完璧主義な子どもとどう関わればいいの?曖昧さを許せない娘は…

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何もかも白黒つける娘に、あれこれ試してはみたものの…

完璧主義な子どもとどう関わればいいの?曖昧さを許せない娘は…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021005366

アスペルガーの特性を調べていると、「白黒つけたがる」というキーワードを目にすることが、よくあります。

小学3年生の娘の場合、「勝敗にこだわる」「ジャッジしないと気が済まない」という部分がこれに当てはまります。

できるだけ娘が混乱したり、パニックになったりしないよう、これまで「勝つことも負けることもある」「あなたが全てを決めつける必要はない」などの言葉を、言い聞かせてきました。

しかし、なかなか改善には結びつきません

完璧さを求めてしまう娘、たった1つの失敗でみるみる変わっていく表情

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10154001985

ある日のことです。

「ママ、今日図書館で借りてきた本ね、破れていたから修理しておいたよ!」とキラキラした目で、娘が報告しに来てくれました。

普段、私が本を修繕しているのを見ていた娘が「私にもできたよ!」と軽い興奮と誇りを持って私の元へと走ってきたのです。

普段私は、子どもの「嬉しい!楽しい!」気持ちの風船を、割らないように気を付けているのですが、言うべきことは言わなければなりません。

私「すごくキレイに直してくれたんだね!すごいね!」

娘「そうでしょ!すっごく時間がかかったけど、一生懸命やったらできたよ!」

私「そっか~!ありがとう!でもね、図書館の本にセロテープは貼ったらダメなのよ。なんでかって言うとね…」

と、私が言いかけた瞬間、娘の顔はみるみるうちに紅潮し、目に涙を浮かべて自分を否定し始めました

「どうせ、どうせ!ママは私のことをダメなやつだと思ってるんだ!」

「そんなことも知らないなんて、私はなんてバカだったの!!!」

「一生懸命やったけど、こんなもの全部全部無駄だったんだ!」

思い入れが強い分、「これは絶対に善だ」と判断して行動したので、完璧な結果を生まなければ、全てを否定し、自分を責め続けてしまうのです。

気持ちは分かる、でも世の中は白黒つけられるものばかりでもなく

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私は、時間をかけてゆっくりと娘に説明しました。

お家の本は修繕しているけど、図書館の本は数10年も保管する必要があるため、劣化するセロテープは使用してはいけないこと。本を大事にできること、それは素晴らしいと思っていることも合わせて伝えました。

それでも、娘の否定的な言葉の嵐を止めるには、とても時間がかかりました

もし、私の説得でその場は立ち直れたとしても、娘の頭の中では何度もこのシーンが蘇り、そのたびに顔が赤くなるほど恥ずかしく、自分を責める行為が続くのです。

私もそうだったから、娘の気持ちは手に取るようにわかるのですが、このパニックを回避できる手立てはないものでしょうか

2択でこんなに苦しむならと、増やした選択肢の数は…

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そこで、娘が自分の行動を評価する際に、今までよりも多くの段階を、設けてみました。

「良い」は、すごく良い、良い、ちょっと良い

「普通」

「悪い」は、すごく悪い、悪い、ちょっと悪い

まずは、この7段階で考えてみることにしました。

選択肢が増えたことで変わる、物事の見え方に気付いた娘は

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私は、7つに分類した善悪判断を用いて、娘に改めて今回の出来事を聞いてみることにしました。

私「図書館の本を修繕しようとする気持ちは『すごく良い』、丁寧に補修できたのも『良い』、知らなかったとはいえセロテープを使ってしまったのは『悪い』。

総合的に見て、今回の行動はどうだったかな?あなたが今自分を責めているように『すごく悪い』ことだったのかな?」

娘「う~ん、良い方が多いけど、悪いもあるから、『ちょっと悪い』ぐらいかもしれない

私「そうだよね。『ちょっと悪い』ぐらいだよね。自分は生きてる価値がないとか、何の役にも立たないとか、思ってしまう気持ちはママにもよくわかる。でも、それだとあなたが苦しいでしょ?

そんな時は、こうやっていろんな段階がある中から、自分の行動を評価してみてもいいんじゃないかな。」

娘「そうかもしれない。難しいけど今度からやってみる

こうして、この事件は幕を閉じました。

私も辛かったからこそ、できることがきっとある

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私自身もアスペルガーの特性をたくさん持っており、娘について調べるうちにわかったこともたくさんあります。

この両極思考のせいで、常に自分自身を否定してきた結果、周囲で誰かの笑い声が聞こえても、「私が笑われている」被害妄想に陥り、1人で外出できなくなったことも、ありました。

もし、幼いころから自分の特性を知り、対処ができていれば、また違った人生だったのかも知れません。

何が正解なのかはわかりませんが、子ども達の自己肯定感を育むために、できることを精一杯考えて実行いくことが、子どもたちの幸せな未来に繋がると信じて、今日も頑張っていきたいと思います。

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