お気に入りの毛布をズリズリ…「ライナスの毛布」はやめさせるべき?

お気に入りの毛布をズリズリ…「ライナスの毛布」はやめさせるべき?

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みなさんは「ライナスくん」を知っていますか? スヌーピーで有名な、「ピーナッツ」という漫画に登場する男の子のキャラクターで、いつもお気に入りの毛布を引きずって歩いています。 寝るときも遊ぶ時もいつも一緒。 実はあの「ライナスの毛布」は、漫画だけの話ではなく、実際の子供にもよく起きる現象なのです。
ブランケット症候群(ライナスの毛布)とは?

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心理学では正式な呼び名として、こうしたお気に入りの毛布のことを「安心毛布」と呼びます。眠たい時や本人が不安な時、握りしめたり匂いをかぐと安心するため、常に持ち歩きたがることから「安心毛布」というのです。 この毛布がなくなると、精神的に落ち着かない状態になったり、眠れなくなることを「ブランケット症候群」と呼び、また、別名として「ライナスの毛布」という呼び方もされています。 筆者の息子にも「ライナスの毛布」があり、毎晩眠る時には、その毛布の匂いを嗅いだり、顔にこすりつけたりしながら眠っています。家で遊んでいるときも、叱られたり、妹と喧嘩になるなど、不安な気持ちになった時には、自分で毛布を取りに行き、握りしめています。一種の精神安定剤のような役割を果たしているようです。
イギリスの精神分析医ドナルド・ウィニコットが提唱した概念「移行対象(いこうたいしょう、英: transitional object)」がこの「ブランケット症候群」を説明する心理学的見地からの解説として使用されているようです。 「移行対象」とは、幼児にとって絶対的な存在の母の乳房を自分の一部だと錯覚している状態から徐々に脱錯覚へと移行する際にその精神的負担を軽減するために必要とされるのが、「移行対象」であり、それが「security blanket」=「安心毛布」であり、ライナスの毛布と言われています。
出典:welq.jp
イギリスの精神分析医によると、心理学的には、ママのおっぱいから離れる時の、精神的な負担を軽減するために、その移行対象としてブランケットを持つと言われているようです。 たしかに断乳後にこうした行動がおこるケースが多いようですね。私の息子もまさに断乳後、ブランケットが手放せなくなりました。
ライナスの毛布はやめさせるべき?

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こうした安心毛布については、おしゃぶり同様、依存性をなくすために早い段階でやめさせるべき、という意見と、本人が納得するまで持たせるという意見があり、対応が分かれているようです。 筆者も息子が保育園に入園する際には、安心毛布をやめさせるべきか、自宅では使わせてもいいのか悩みました。
ブランケット症候群【我が家の場合】

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わが家の場合は、息子がブランケットを持つことで心が落ち着くことを優先し、無理に保育園入園までに離れさせて、さらに保育園入園させて心に負担をかけてしまうのはよくないと判断し、入園までに離れさせることはしませんでした。 保育園の入園後、息子の入園した園では、園にブランケットは持ち込めないためどんなふうに生活しているのか心配していましたが、その反応は予想外のものでした。
”ここにはない”と認識すれば大丈夫
自宅ではどこに行くのにも引きずっていた安心毛布。保育園でも探しているのではないかと心配していました。 しかし、実際には本人が”保育園には毛布はない”と認識すれば、その後毛布を探すことはなかったそうです。唯一、昼寝の時間だけは寝つきが悪く、眠れないため先生におんぶしてもらって眠っていたそうですが、園に慣れてくるとみんなと同じように、保育園のお布団とタオルで眠れるようになり、安心毛布がないことに対する不安定さは感じられなくなりました。 しかし、自宅に帰ると一目散に安心毛布のもとへ。やっぱり自宅には”毛布がある!”と思っていることから、保育園でいらないからといって自宅でもいらないわけではないようです。
3歳になっても、場所に応じて使っています
現在3歳になった息子。2歳までと比べ「家で引きずって歩く」という光景はあまり見かけなくなりましたが、眠くなってきたときや、夜布団に入るとき、または自分が何か不安なことがあるときには、欠かさずに安心毛布を握っています。宿泊で出かける場合も、必ず安心毛布は持ってでかけています。 以前は車で寝るときでも毛布がないと眠れない状態でしたがそれはなくなり、今は使う頻度がだいぶ減りました。しかし、彼にとっての大切なものであることは変わらないようです。 ちなみに、妹も兄の姿を見て真似をしてブランケットを持ち歩くようになり、兄弟で安心毛布ユーザーになりました...。
本人が安心して手放すまで待つ予定です
年齢を重ねるごとに、だんだん使用頻度が減ってきた「安心毛布」。我が家では本人たちが安心して毛布を使わなくなる日まで、毛布を無理に取ったり、引き離すトレーニングをすることはしない予定です。 大きくなってくると、場所に応じて「今は毛布がある」「ここにはない」といった状況もしっかり理解するようになり、納得すれば無くても過ごせるようになってきます。親としては「このまま手放せずに大人になっていったら...」と不安になる時もあるものですが、幼い子供たちの自立への手助けであったり、いつも一緒にいてくれる「強い味方」のような存在でもある安心毛布を、できれば長い目で見守ってあげたいと思っています。
愛情不足ではなく「自立への一歩」!温かく見守って

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子どもが成長し、心の中で大切な人をイメージできるようになると、ぬいぐるみや毛布を手放せるようになります。 かつて、日本では、ぬいぐるみや毛布を手放せない子どもは愛情不足が原因なのではないかと言われていましたが、欧米では、子どもが自分で感情を抑えようとする「自立のための一歩」だと考えられ、むしろ「もつことが当然」と認められているそうです。 お子さんが毛布やぬいぐるみなど、モノに執着し始めても、「成長の過程」と見守ってあげましょう!
出典:www.sukusuku.com
子供が急に大切な毛布やぬいぐるみに執着を見せると「親の愛情が足りていないのかも」と心配になるママもいるかもしれません。しかし、欧米では「自立のための一歩」としてライナスの毛布が認められています。 スヌーピーに登場する「ライナス君」も、いつも毛布を持ち歩く姿は甘えん坊のようにも見えますが、ある「ピーナッツ」の中のストーリーでは、病気にかかった友達に対してからかう態度を取った子に対して、つかみかかって抗議するという、正義感にあふれる一面も持っています。優しくて頭がよく、友達を大切にする子なのです。「ピーナッツ」の中でもライナスはとても好意的なキャラクターで、”よくいる子の1人”として描かれているんですね。 あなたの家にいるライナスくんも、毛布を手放せない以外にも素敵な一面がたくさんあるはず。親として子供の自立に向かう姿を、優しく見守ってあげたいですね。
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