水いぼととびひ|夏に多い子どもの皮膚の感染症。症状と治療は?

水いぼととびひ|夏に多い子どもの皮膚の感染症。症状と治療は?

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夏はプールや花火、夏休みなど、子どもの楽しいことがいっぱいある季節ですね。でも、夏になると水いぼやとびひができる感染症の病気が増えて悩まされるママも。家族で楽しい夏を過ごしたいですよね。

今回は、夏の病気にすぐに対処できるよう、夏の感染症の症状や治療についてご紹介します。

夏に起こりやすい子どもの健康トラブル

内科的症状の夏風邪と皮膚感染症

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夏になると、ウイルス性や細菌性の感染症が流行ります。夏風邪と言われる内科的症状が主になるものと、皮膚症状が主になる皮膚感染症があります。

皮膚感染症については、後ほど詳しくご説明させていただきますが、夏風邪と皮膚感染症を区別するために、夏風邪について説明いたします。

子どもがかかりやすい夏風邪

子どもがかかりやすい夏かぜに、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱があります。

手足口病は、手足口に水泡ができるのが特徴で、人によっては発熱することがあります。特に治療しなくても、1週間ほどで完治します。

ヘルパンギーナは、高熱とのどの奥の水泡が特徴の病気です。2~3日ほどで熱が下がり、1週間ほどで完治します。

プール熱は、高熱、目の充血などの結膜炎症状と、のどの痛みや咳、下痢などがおこる病気です。熱は4~5日で下がり、1週間ほどで完治します。

どの夏風邪も対症療法となりますが、保育園や幼稚園や小学校に行っている場合には通園通学をしていいかという判断もありますので、必ず小児科を受診してください。

水いぼ

症状は?

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子どもがかかりやすい皮膚病の代表、水いぼ。周りにも、水いぼにかかったことのある子がいるのではないでしょうか?

水いぼは、正式名称「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」という、いぼの一種です。はじめに体の皮膚に小さなブツブツができます。そのブツブツはだんだん大きくなり、半球状に盛り上がってきます。盛り上がったできものの中には、水が入っているように見えます。これが、水いぼと呼ばれる所以にもなっています。

大きくなるにつれ、盛り上った中心部分がおへそのように小さくへこんできます。大きさは1~2mmのものが多いですが、放置しておくと5mmぐらいまで大きくなり、ただれたり炎症をおこすことも。かゆみをともなうこともあります。

盛り上がった中には、小さな白い粒が入っていて、水いぼをつぶすと出てきます。水いぼは数個まとまってできることが多く、こどもによっては体のあちこちにできることもあります。

水いぼは、主に10歳以下の子どもがかかる病気で、大人がかかることはまれです。

原因と感染経路

伝染性軟属腫ウイルスに感染することで発症します。水いぼの中に入っている、白い小さな粒の中に、伝染性軟属腫ウイルスがつまっています。このウイルスに直接触れることで感染します。

感染経路は、他人のつぶれた水いぼに直接触れて感染するもの。水いぼのウイルスがおもちゃなどに付着して、そのウイルスが肌について感染するものがあります。

また、自分にできた水いぼをつぶしてしまい、そのウイルスが他の部分に付着して感染し、数を増やしてしまうこともあります。

アトピーや皮膚炎など、肌のバリア機能が低下している場合は、かかりやすく治りにくいと言われています。

治療方法

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ピンセットでつまんで、水いぼの中にあるウイルスを取り除く治療方法。液体窒素で水いぼを凍らして、ウイルスを破壊する治療方法。レーザで水いぼを取り除く治療方法。イソジンを塗る方法。ヨクイニンを飲む方法などがあります。

これらの治療方法の中で、ピンセットで取り除く方法が最も多く取り入れられています。ピンセットで取り除く方法は、薬を内服する必要がないため副作用もなく、すぐに取ることができるのはいいのですが、取り除くときに痛みが強いのと、出血するのが難点です。

出血はすぐに止まりますが、子どもが血を流して痛がる姿に、子どもだけでなくママもダメージを受けることも。医師によっては、痛みどめの麻酔テープを使用してくれることもありますが、麻酔テープは副作用をともないます。

また、水いぼは良性のいぼで、免疫がつけば数年で自然に治るという考えから、水いぼを除去する治療を行わずに様子をみる場合もあります。治療方法に関しては、医師の考えによって違ってくるようです。しっかりと医師と相談し、納得のいく治療方法を行ってくださいね。

水いぼになってしまったら?

水いぼを発見したら、小児科か皮膚科を受診するようにしましょう。

水いぼを除去した場合、水いぼの部分がかさぶたになり乾燥したら、もう他に感染させる心配はないと言われています。

水いぼを除去せずに温存する場合には、他の部分に感染を広げないよう、水いぼをつぶさないようにすることが大切です。

水いぼになった時にママが悩むのが、保育園、幼稚園、小学校、スイミングスクールなどへの対応ではないでしょうか。水いぼは接触感染するので、他の子どもに移さないようにする配慮が必要になります。それぞれの場所で対応が違うので、直接相談するとよいでしょう。

よくプールで感染すると間違われることがありますが、水を介して感染することはありません。直接肌が触れたり、ビートバンやバスタオルを介して感染します。なので、肌に直接触れるものを共同で使うのはやめましょう。

可能であれば、水いぼの部分を服や水着で隠したり、防水カットバンなどで覆うと効果的です。水いぼは見た目で分かるので、他のママを心配させないような対応ができるといいですね。

とびひ

症状は?

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とびひは、正式名称「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言われる、細菌性皮膚病の一種です。よく、飛び火して火事が広がるといいますが、飛び火のように皮膚病が広がっていくことから、とびひと呼ばれています。

とびひは大きく分けて、大人がかかることの多い痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)と、乳幼児がかかることの多い水泡性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)の2つに分けられます。

水泡性膿痂疹は、皮膚の傷ついた部分にできます。初めはちいさくて透明な水ぶくれですが、だんだん大きくなり、中に膿をもつようになります。水ぶくれの周りの皮膚も赤く炎症してきます。水ぶくれの部分は柔らかく、やぶれやすくなります。水ぶくれには、かゆみをともなうことがあります。

痂皮性膿痂疹は、皮膚の傷ついた部分に小さな膿をもった水いぼができ、その後に分厚いかさぶたができます。炎症と痛みをともなうことがあります。さらに、発熱やリンパ節の腫れなどをおこすこともあります。

原因と感染経路

痂皮性膿痂疹の原因菌は、溶連菌。水泡性膿痂疹の原因菌は、黄色ブドウ球菌です。皮膚に傷があると、そこから細菌が侵入して感染しやすくなります。

子どもでは、虫刺され、あせもなどを掻きこわした部分にできたり、転んでできた傷などにできたりします。また、アトピーなどで肌のバリア機能が低下しているとかかりやすくなります。

黄色ブドウ球菌は鼻の中に潜んでいるので、よく鼻を触る子どもだと、鼻を触った手で傷口に触れ、とびひとなってしまうこともあります。

とびひは接触感染です。とびひの内溶液に触れることで増えていきます。感染力が強く、簡単に数が増えたり、他の子どもに移ったりしてしまいます。

治療法

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水泡性膿痂疹の症状がごく軽い場合には、塗り薬だけで治療することがあります。原因菌に効果のあるとされる、テトラサイクリン系などの塗り薬をとびひの部分に塗り、上に亜鉛華軟膏を重ね、ガーゼでカバーします。

症状が軽くない場合には、内服治療も併せて行います。セフェム系抗生物質などの抗菌薬を内服することで、治るのが早くなりますが、効果がない場合には原因菌を特定する検査をし、内服薬を変えることになります。

痂皮性膿痂疹は、ペニシリン系の抗生物質を内服する治療を行います。症状がひどい場合には、点滴治療を行うこともあります。塗り薬には、エリスロマイシン軟膏などの抗菌薬を使用します。

症状にもよりますが、1週間程度で完治することが多いようです。

とびひになったらどうする?

とびひができてしまったら、とびひを他の部分に広げないことが重要になります。とびひの部分に触らないように注意してください。とびひの部分を清潔に保つことも大切です。

入浴は毎日行い、石鹸の泡でこすらないように優しく洗いましょう。とびひは感染力が強いので他の人にうつさないようにすることも大切です。小学校は欠席する必要なないようですが、保育園や幼稚園によって方針が違うようです。とびひになってしまった場合、一度確認してみてくださいね。

とびひの部分は必ずガーゼでカバーして、他の人に触れないようにしてください。

まとめ

夏に子どもがかかりやすい、皮膚疾患についてご紹介させていただきました。

水いぼもとびひも、数が少ない初期の段階で治療した方が、子どもの負担も少なくてすみます。発見したら、すぐに受診するようにしてくださいね。

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