産後のトラブル~尿漏れ・抜け毛・痔・白髪など~【妊娠・子育てQ&A】

産後のトラブル~尿漏れ・抜け毛・痔・白髪など~【妊娠・子育てQ&A】

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妊娠・出産という大仕事が終わった産後期は、ママの体は疲れきっています。しかし、出産後も赤ちゃんの授乳やおむつ替えなどで、ゆっくり休む暇はありませんよね。そんな抵抗力が落ちた産後のママの体には、さまざまなトラブルが起こってしまいます。

本記事では、産後のママの体に起こりうる、尿漏れや抜け毛、痔や白髪など“産後のトラブル”にまつわる疑問にお答えします。

Q.01 腱鞘炎

Q.直接、母乳を飲んでくれないため、搾乳(さくにゅう)のしすぎで腱鞘炎になってしまいました。

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A.
出産後に腱鞘炎を訴える人は多いものです。辛いことですが、ケアをしながら時期が来るのを待ちましょう。

赤ちゃんの世話をして、まるっきり手を使わないわけにはいかないので、整形外科に行って診断を受けるか、電動式の搾乳器などもあるので、痛みの激しい期間は搾乳のやり方を変えてみてはいかがでしょうか。

Q.02 尿漏れ

Q.出産後、子どもを抱っこしたり、体勢を変えたりすると尿漏れをしてしまいます。

A.
出産後には骨盤底筋群が緩むことが多く、尿道括約筋(かつやくきん)の力が弱くなり、尿漏れを起こしやすくなります。

産褥(さんじょく)体操を行うことにより、回復を早めることができるので、骨盤底筋群を締めるトレーニングを行うようにしましょう。

まずトイレへ行きたくなったら、一度で尿をすべて出さずに途中でお腹に力を入れ、2〜3回尿を止めてみてください。こうすることで、筋肉を締めるコツが分かるはずです。

この動きを日常生活でも取り入れて、骨盤底筋群を締めるようにすればしだいに尿漏れを起こすこともなくなります。寝る前と目覚めに30回ずつやってみてください。余裕があればさらに家事をしながらやってみるとよいでしょう。

*骨盤底筋群:尿道を締めている外尿道括約筋等の筋からなり、恥骨と尾骨のハンモック状に広がり、子宮・膀胱・直腸などを支えている筋群です。女性は元々この筋群が弱いのです。

Q.03 抜け毛

Q.出産後、抜け毛がひどく、洗髪する度に大量の毛が抜けてしまいます。

A.
産後に抜け毛を訴える人は多いものです。妊娠や出産に伴い、ホルモンのバランスが崩れ、髪の毛が抜けてしまうようです。

そもそも髪の毛は女性ホルモンの影響を受けているため、妊娠中に増えたホルモンが出産により減少し、その差が激しいために抜け毛という現象が発生するようです。

でも、これは一時的なものなので、時期がくればしだいに治まります。あまり心配すると、精神的作用からまた抜け毛を引き起こすことにもなりかねないので、できるだけ気にしないことです。

Q.04 白髪

Q.もともと白髪がある方だったのですが、出産してから一層目立つようになりました。

A.
抜け毛と一緒で、ホルモンのバランスが崩れたために、メラニン色素が抜けてしまったのでしょう。もともと白髪がある人の場合、出産してから増える傾向にあります。

白髪が出ている場所によっては、髪型次第で目立ちにくくさせることも可能なので、産後間もない時期でカラーリングするのは少し控えた方がよいでしょう。

Q.05 視力低下

Q.最近、目がかすむようになりました。出産すると視力が低下するのでしょうか?

A.
産後は視力が低下すると言われますが、出産したことが原因で起こるわけではなく、出産による疲労から一時的に見えにくくなることもあります。

また、慣れない夜間の授乳が続くため、これにより睡眠不足となりやすく、視力が低下すると思われます。疲労が回復されれば、一時的に低下した視力は元に戻るので心配いりません。2〜3ヶ月経っても視力が戻らない場合は眼科を受診するようにしてください。

Q.06 体重が戻らない

Q.産後1ヶ月経つのですが、体重が元に戻りません。

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A.
出産してから1ヶ月で体重が元に戻らなくても心配いりません。半年くらいかけて徐々に戻ることができれば大丈夫です。

ただし、食生活には注意が必要です。慣れない育児で疲労がたまってくると、つい甘いものに手を出してしまいがち。また、母乳で育てているとのどが渇くため、頻繁に水分がほしくなります。

ジュースなど甘みを含んだ飲み物を飲んでいるなら、カロリーの低い飲み物に変えるなど工夫が大切です。母乳で育てている場合、脂肪は妊娠中に蓄えた自前の脂肪を使うため、授乳で一日850カロリー消費することもあります。

ミルクを使っている方は、授乳によって脂肪を消費することができませんので、食生活には特に注意が必要です。

Q.07 リフォーム下着

Q.リフォーム下着の効用について教えてください。

A.
産後のシェイプアップには、バランスの取れた食事と産褥(さんじょく)体操、加えてリフォーム下着を正しくつけることが必要です。リフォーム下着については、ものによって産後すぐに着用OKのものから、そうでないものまであります。

まず代表的なリフォーム下着には、下腹部を引き締めるスムーザー、下腹部とお尻を引き締めるガードル、ウエストラインを矯正するウエストニッパーがあり、付け方を間違えると逆効果になることがあるので、注意が必要です。

産後すぐに着用できるスムーザーは、入院中から着用するとよいでしょう。ただし、着用する前には医師か助産婦さんに相談してから始めるようにしてください。

スムーザーは下腹部を引き締めることが目的なので、ウエストを中心に巻くのではなく、おへそより下の部分に当てて巻くようにしましょう。

着脱に便利な下着を求めるのであれば、サポーターを用意することをおすすめします。また、下腹部の引き締めの後は、次のステップとしてガードルを着用します。

着用する時期は産後1ヶ月以降を目安に、下腹部とお尻を引き締めましょう。注意することは、妊娠前のガードルで代替しないことです。

産後用のガードルはホックで段階調整ができるため、徐々に体型を戻すことができますが、妊娠前のガードルだとまだまだ体型が元に戻っていないので、お肉がはみ出す可能性も考えられます。

これでは、体型がくずれてしまうので、きちんと産後用を用意することが大切です。ガードルと一緒にショーツも揃えるとより効果的と言えるでしょう。

下腹部が引き締まったら、次のステップとしてウエストニッパーを着用するようにしましょう。これは、ウエストラインを矯正する効果を発揮します。ウエストを中心にニッパーを巻き、ウエストを引き締めていきましょう。

そのほか、リフォーム下着を購入する注意点として、あせって小さめのサイズを選ばないことが大切です。
無理な引き締めは体型を崩しかねません。同時に、血行が悪くなるため気分が悪くなってしまいます。購入するときは、専門店で適正なサイズを測ってもらうようにしてください。

*リフォーム下着:一般的に産後の体型保持の下着(ブラジャーやガードル)などを総称してこのような名称で呼ばれています。スタイルを良く見せるために着けるシェイプアップ下着とは別のもので、産後用の商品が発売されています。

Q.08 授乳期間中の薬

Q.風邪を引いたので市販薬を買いに薬局へ行ったところ、服用するなら母乳は中止してくださいと言われました。風邪薬を飲むと母乳に出る影響は大きいものでしょうか?

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A.
全く母乳に影響のない薬はありませんが、薬局で売られている風邪薬は、きつい成分のものは少なく、それほど心配はないと思ってよいでしょう。

薬局では中止と言われがちですが、できれば産婦人科を受診することをおすすめします。母乳を与えていることを告げれば、極力影響の出ない薬を処方してもらうことが可能です。

Q.09 じんましん

Q.急に手の内側がかゆくなったと思ったら、全身に地図のようなじんましんができてしまいました。どうしてでしょうか?

A.
特にアレルギーをお持ちでなく、市販の風邪薬を服用したわけではないのでしたら、疲労が原因と考えられます。慣れない育児から疲労がたまり、それが皮膚に出たものと考えられます。

アレルギーを抑える注射を打ってもらうとかなりの即効性が期待できますが、母乳をあげている方は、受診した皮膚科にそのことを告げて薬をもらってください。産婦人科でも治療は可能です。母乳への薬の影響について、あわせて相談してみるとよいでしょう。

Q.10 痔

Q.妊娠中から痔になってしまったのですが、出産してからさらにひどくなり、便秘になってしまいました。

A.
分娩でいきんだことにより、妊娠中からの痔がさらに悪化してしまったようですね。産後、2〜3週間は痛みが強くなるので、便をもよおしても痛みを我慢する傾向にあり、さらに痔を悪化させることになります。

早めに肛門科を受診して、治療することをおすすめします。座薬や軟膏などを処方してくれるでしょう。1ヶ月くらい治療することで、腫れも引き痛みもなくなってくるでしょう。また、便秘を改善するためには、食事に気を配ることも大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

産後のママは赤ちゃんのお世話が大変で、自分の体のことはあと回しにしてしまいがちです。しかし、産後のトラブルについて事前に正しく理解をすることは大切です。

何かあれば産婦人科を受診したり、辛いときは周りに協力してもらうなどして、産後期の体の不調をしっかりと回復していきましょう。

※本コンテンツの情報は専門医の監修の元、制作しておりますが、妊娠・出産・育児に関しては、個人差があります。心配な点や不明点は、必ずご自身のかかりつけの医師や専門家にご相談ください。

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