子育て給付金廃止決定から思うこと

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■今月16日、政府与党は子育て世帯臨時特例給付金について、来年度から廃止する方針を決定


「子育て給付金廃止!?どうしよう、あれがなくなったら毎月の子どもの学資保険の支払いできなくなっちゃう…!?」

などと思った慌てんぼうさんのアナタは、はい、私のおともだち決定です。

今回廃止になった子育て世帯臨時特例給付金とは、消費税8%に値上げされる影響を踏まえ、高所得の世帯を除く中学生までの子供一人あたりに2014年度は1万円、2015年度は3千円を支給されたお金です。児童手当(高所得の世帯を除く中学生までの世帯のうち、1歳から3歳までの子供には一人あたり1万5千円、中学生までが1万円、第3子以降は1万5千円が支給される)とは違います。

なんだ~、じゃあ良かった。

と、思った私のおともだちさん、ちょっと待ってください。
確かに今年度の子育て世帯臨時給付金が3千円と知った時「3千円て、事務手続きのほうがお金かかってんのちゃう?」と思った私ですが、もらえないよりはもらえるほうがありがたい、とありがたく頂いたものの、今回問題なのは、子育て給付金は廃止するが、代わりに所得の低い高齢者に一律3万円支給する方針だということです。

そもそも子育て世帯臨時給付金が廃止になった理由が「財政難」ということなのに、お年寄りへの臨時給付金(1250万人×3万円)が払えて、子育て世帯臨時給付金(1600万人×3千円)が払えないというのはどういうことなのでしょう?この案を出された政府与党の政治家先生方は、日々のご多忙でもはや金銭感覚がマヒしておられるのでしょうか?

確かにね、お年寄りを優遇すれば先生方の就職活動ポイント(選挙票)は集めやすいでしょう。選挙へ行くか行かないか不安定な子育て世代の頭数より、地道に選挙へ足を運ぶ方が多いお年寄りの心を掴むほうが簡単ですもの。

私事ではあるのですが、先日、年金をもらい始めた主人のお母様(お姑さん)とお話していた時のことです。

年金が少ないわとぼやくお姑さんの口から衝撃のセリフを聞きました。

「最近子育て支援とかなんとか言ってるけど、子どもなんかにお金を使うより、年金にもっとお金をかけたほうが将来不安が解消されて景気も良くなるのに」

……お姑さんは決して意地悪な方ではありません。むしろとても思いやりのある方で、「私は子ども4人育てたようなものだから(自分の子ども2人・近所に住む孫2人)」と豪語するくらい孫を可愛がっておられ、私の子どもたちもとっても可愛がってくださっています。

このお姑さんのセリフがお年寄りの総意ではないとしても、自分の孫がいてもこう考えるお年寄りがおられるということは、そりゃあ「子どもを産め!そして働け!」と女性活躍推進の名のもと、子育て世代の女性ばかりにしわ寄せがいく政策ばかりがまかり通るわけです。

子ども産んで更にその子どもから日々パワーを吸い取られている私からしたら、「もうカスしか出ませんわ~」てな心境です。

このままそのうち「財政難の為、児童手当も廃止です」などとならないように、一人の票など蚊の鳴く羽音程度の声かもしれませんが、選挙へ行って主張し続けるしかないのかなあと思います。

文・桃山順子

※執筆時は2015年12月
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