変化に対応できるエンジニアになりたい。ベトナムで自分と向き合う26歳IT系会社員【100人100色】

変化に対応できるエンジニアになりたい。ベトナムで自分と向き合う26歳IT系会社員【100人100色】

会社員・26歳・独身

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いろんな女性の働く・暮らすを知ること『100人100色』 Vol.16

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回は、ベトナムのダナンに赴任中の中村美緒さん(26)をご紹介。
仕事をしているときの自分を「ドドメ色」と表現した彼女ですが、そのお話しを聞くと、自分の課題やこれからあるべき姿を、しっかりと見つめている26歳の女性の姿が浮かび上がりました。彼女はこれまでどんなキャリアを積み、ベトナムの地で何を思っているのでしょうか。
これまでのキャリアや現在の仕事内容を教えてください。

文学部卒ですがITエンジニアを志望し、新卒でIT系人材企業に入社して今年で4年目です。
最初の1年半はITヘルプデスクに配属され、そこではソフトウェア・ハードウェア周りの問い合わせやトラブルの対応、店舗で使っているPOSシステムやネットワーク機器などの導入・運用サポートを行っていました。
1年目の冬に社内で開かれた、新規事業企画コンテストで同期と一緒に出した企画が優勝し、提案内容を実行に移すべく新規事業企画の部署に異動となりました。
周囲に助けられながら9ヵ月で企画をサービスインできました。
ゼロから始めるサービス企画の仕事を通して改めて感じたのは、「まだないサービスを企画するよりも、サービスを実現させたい人が必要としているものを提供する側になりたい。まずはエンジニアと名乗れるようにとにかく現場で手を動かしたい」ということでした。
そこで希望を出して、webアプリ開発の部署に異動。
1年間開発を行ったのち、海外赴任の話をもらって、今年の7月からベトナムでオフショア開発のマネジメントに携わる業務に就くことになりました。
現在は開発チームの中で、日本側のディレクターとベトナム人開発者の橋渡しをする仕事をしています。

ダナンに広がる美しいビーチ
1日のスケジュールを教えてください。また、日課にしていることはありますか?

6時半に起きて8時に出社します。17時半が定時ですが、個人的なタスクを消化したり技術的な不明点を調べたりしてから退社します。また、週1〜2日はベトナム語のレッスンを受けているので、レッスンがある日は定時で帰ります。また、毎朝毎晩、ネットで日本国内外の注目記事を読むことを日課にしています。
これまでにぶつかった壁はありますか?

新規事業のローンチが決まってから具体的な企画を立案した際、詳細について何度も行ったり来たりして、なかなか決まりませんでした。
多方面からの意見を反映しようとするあまり、当初の方向性だけでなくターゲットや目的もブレ始め、しまいにわけがわからなくなる、という時期があったんです。
企画をなかなか形にできないことに焦り、その間自分のやっていることが一切部署の利益に直結していないことへの引け目や、自分のスキルにも不安を感じ、前進できず苦しみました。
最終的に、当時の所属事業部の事業部長に直々に企画をレビューしてもらって企画を練り直し、部署内の先輩エンジニアや社外の方々の助けまで借りて、なんとかサービスインすることができました。サービス企画にあたり、決してぶれないコアバリューがいかに大事か、ということはこの時に身をもって痛感した出来事です。
これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください。

開発の現場に異動して、プログラマーの先輩に初めてweb開発の「いろは」を習ったことで人生が大きく変わったと思います。
元々、開発志望でもなく、自分が具体的にどういうポジションを目指したいか分からなくなっていたところに、先輩からweb開発を習ったことで「自分もプログラミングをしてみたい」と思うようになりました。それが契機になり、今の自分のキャリアにもつながりました。
今後、あなたがありたい姿と、そのために行っていることがあれば教えてください。

引き続きアプリケーション開発に携わりながら、その中でも自分の得意な分野を見極めてそれに特化した役割につきたいです。
少し抽象的なのですが、この業界は特に速いスピードで仕事のあり方が変わっていくと思うので、変化に合わせて対応できるようになっていたいです。
現在は主に技術者とマネージャーの調整役をしていますが、開発スキルや文書作成、コミュニケーションなどの基本的なスキルに加え、最近学び始めたばかりのマネジメントスキルや外国語能力もまだまだ経験・知識不足なので、毎日の業務の中で並行して向上するべく意識しています。

あとは趣味と実益を兼ねて自作のアプリケーションをつくったり文章を書いたり、イラストも描くことが好きなのですが、作業したのち自己満足で終わってしまうことが多いので、きちんと表現したものを形にして世の中に発表していきたいです。まずは手始めにイラストをLINEスタンプにして販売し始めてみました。自分の中だけで終わらない外への発信を、今後も行っていきたいです。
あなたの生活の中でのこだわりや、お気に入りがあれば教えてください。

学生のときに体育会の部活で競技ダンスをしていたので、日本にいた時は仕事帰りや休みの日にダンスをすることで息抜きをしていました。くたくたになるまで競技ダンスを踊った後に、みんなで冷たいビールを飲むのが幸せな瞬間です。

競技ダンスの仲間と。機会があればダナンでも踊りたい
ほとんどのお気に入りアイテムは日本に置いてきてしまって、ダナンにあまり物はありません。ただ、機会があればいつでも競技ダンス(社交ダンス)が踊れるように、ダンスシューズは持って来ました。
たまに家の中で履いて、1人で狭い場所でもできる簡単な基礎練習をしたりしています。
今いるダナンではストレス解消のダンスも映画レンタルもできないので、なかなかうまく息抜きができていないかもしれません。
日本では、いわゆる珍スポットが好きで、ネットで読んだ記事を真似して訪ねてみたりしていました。

愛知県犬山市の珍スポ、桃太郎神社
今は主に家にいて読書したり、ノートにひたすら思いつくままに絵を描いたりしていますが、生活にも慣れてきたので、そろそろベトナム珍スポット探しの旅に出てみようかと思っているところです。
働いている時の貴方を「色」に喩えると?

たくさんの種類の絵の具を混ぜたときにできあがる「ドドメ色」です。
色んな色を混ぜたときの汚いよくわからない色が、必要と思うことを全部やろうとするも、うまく調整できずにいる自分の状態にそっくりだからです。
「何と何をどの順序で混ぜたらどの色になるのか」、「どの色が不要なのか」を、整理して理解し、どんな色でも表現できるようになるというのが理想です。
入社1年目で新規事業企画コンテストに優勝した中村さん。その経験以降、キャリアを見つめなおし、日本から離れたベナンの地でベトナム語や仕事に“立ち向かって”います。人生で一番大切にしていることを、「自分のいる環境や周りの人から受ける外部刺激」と語る彼女。働いているときの自分を「ドドメ色」と表現していますが、周囲とかかわりながら状況を受け入れてきた彼女は、きっと自分が思っているのよりも、鮮やかな姿なのだろうと思わずにはいられません。

いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトとの共同記事です。

「日常の食のコト」で暮らしを楽しくするライフスタイルマガジン ケノコト
http://kenokoto.jp/

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