賛成?反対?最低限の生活が保障される『ベーシックインカム』

賛成?反対?最低限の生活が保障される『ベーシックインカム』

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もう少し収入があれば、育児に専念したり、習い事に通わせたり、貯金をしたり、家族で旅行したり…。いろいろと夢が膨らみますよね。もし、国から一人につき毎月11万円の支給が無条件でされるとしたらどうでしょう? 私たちの生活はどう変わるでしょうか?

各国で導入検討される『ベーシックインカム』とは?

すべての国民が最低限の生活を送るために必要な現金を、無条件かつ定期的に政府が支給する構想を『ベーシックインカム』と言います。2016年1月からオランダのユトレヒト市で実施実験が開始され、その結果がどうなるのか世界中から注目が集まっています。

過去にはカナダのマニトバ州でも実施され、わずか5年の短期間ではありましたが「貧困がなくなりその他の問題の緩和にもつながった」との結果報告もありました。フィンランドでも導入検討が進められ、実に国民の69%が賛成と答えています。実現すれば世界初の導入国となり、こちらも動向から目が離せません。

『ベーシックインカム』のメリット・デメリット

夢のような『ベーシックインカム』ですが、そのメリットは予想以上に多く挙げられます。

働き方が変わる

生活のために働くのではなく、好きなことを仕事にすることができます。タレントや作家やスポーツ選手など、収入が安定しない仕事にも尽力することができます。

貧困がなくなる

すべての国民に最低限の生活が保障されることで貧困がなくなります。

労働意欲は向上する

収入制限のある生活保護費などの給付金とは違い、働いた分だけ収入が増えるので労働意欲は向上します。

少子化が改善

家族が増えれば支給額も増えるので少子化対策にもなります。生活が保障されればパパかママのどちらかが専業主婦(主夫)となるので、待機児童や就労問題も緩和されます。

世帯の収入が増えれば流通も盛んになって景気回復にもつながるでしょう。景気回復すればあらゆる面で暮らしやすい社会に近づくことが予想されます。

しかし『ベーシックインカム』は多くの問題点も抱えており、特に財源をどこから・どのように確保するかが最大の争点になっています。また、労働に対する美徳精神がある日本では、働かずとも生活できることによる精神面の問題もあり、必ずしも労働意欲の向上につながるとは言えません。

日本で暮らす外国人や海外で暮らす日本人への対応、犯罪率増加の懸念など、実現にはとても多くの問題点があります。

日本でも『ベーシックインカム』が導入される日が来る?!

『ベーシックインカム』の導入を公約として掲げている政党もあり、支持する議員や著名人も多く存在します。日本国内でも賛否両論ですが、オランダの実験結果やフィンランドでの導入実現化によっては、日本でも本格的な導入検討が議論されるかもしれません。

日本の憲法には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とあるように、現在でも生活が困窮している人には救済措置があります。それらの給付金と『ベーシックインカム』の大きな違いは、すべての国民に無条件で支給されるという点です。

単純に収入が増えるのは嬉しいですが、それに伴うメリットとデメリットをよく考えなくてはなりません。もしかしたら日本でも導入される日が来るかもしれない『ベーシックインカム』制度。あなたは賛成ですか?反対ですか?

Photo/Sydney Treasures Photography
参照/
キャリコネニュース「夢の「ベーシックインカム」制度、オランダで実験導入 ホリエモンも「最高の仮説」と期待」
Gigszine「働かなくても最低限のお金がもらえる「ベーシックインカム」構想が実現すると何が起きるか現実の都市でテスト」

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