女性が限られた時間で成果を出すスキル&マインド「スマートワークDNA(SWD)」とは?

女性が限られた時間で成果を出すスキル&マインド「スマートワークDNA(SWD)」とは?

Work Smarter! キックオフイベント 『仕事の楽しさ、やりがい、もう一度!』

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文:栗田 宏美(CHIENOWA)

子育てしながら働ける環境が当たり前になることを目指す「Work Smarter!」
Work Smarter! とは、子育て中の女性などが限られた時間で成果を出すスキル&マインド「スマートワークDNA(Smart Work DNA=SWD)」を身につけることで、能力に応じた対価を得られる社会を実現しようという「働き方変革」プロジェクトです。アクセンチュアと日本ワーキングママ協会が協業したCSR活動であり、そのステートメントは「子育てしながら働ける環境が当たり前の世の中にしていきたい」。

・短い時間で効率よく働くこと
・男女の賃金格差をなくすこと

この2つを軸に、産休・育休・時短勤務中のワーママはもちろんのこと、離職したママの復職支援も視野に入れたセミナーやスクールを提供しています。

この活動に賛同している企業は、オイシックス、リラク、パルコ・シティ、リクルートホールディングスiction!プロジェクト、Google Women Willプロジェクト、ザッパラス、HDE、キャリア・マムなど、なんと20社以上!! 働くママを応援するべく、クレディセゾンも協賛させていただいています。

今回は、この「Work Smarter!」プロジェクトのキックオフイベントが2015年に11月29日に開催されたので、参加させていただきました。
http://wm-univ.com/ws-event/


「〜でなくてはならない!」はやめて、「〜でいいか☆」と肩の力を抜いてみよう(漫画家・高野優さん)
3人のお子さんのママであり、漫画家の高野優さんの基調講演「マンガでスッキリ!高野流ママ就労術のヒント」は、イラストを描きながらの講演という珍しいスタイルでした。子育ての実体験をお話しながら、さらさらっと軽快なタッチで描かれたイラストのおかげで、高野さんのご経験やそのときの感情、ディテールが伝わってきました。

中でも印象的だったのは、講演の終盤で、「何もかもひとりで抱えようとしてきたが、まわりはサポートしてくれようとした。『〜しなければならない』と考えるのではなく『〜でいいや』と肩の力を抜いて考えること」というひとこと。

子育て歴19年の高野さん。次女が幼いころ発達がまわりよりも遅く、それをひとりで抱え込んでしまい、精神的にまいって自宅に閉じこもりがちになってしまったときがあったそう。寝不足もしょっちゅうだったとか。でも、自分が思っていたより周囲はオープンで、いつでも手を差し伸べてくれていて、ママ友の「上の子の面倒みるわよ! うちの子と一緒にカレーや焼きそばを食べさせてあげるから、心配せずに寝てなさい♪」という言葉に救われたそうです。自分ひとりでなんとかしなきゃと思うから、世界がどんどん閉じられてしまっていたことに気づいたという高野さん。抱え込まずに肩の力を抜き、時には周囲に頼ることも大事だと、教えてくれたエピソードでした。


「サッカー的」働き方を意識しよう(キャリアコンサルタント・タブタカヒロさん)
キャリアコンサルタントのタブタカヒロさんによるワークショップ「時間かけずに価値あげる。かんたんお仕事レシピのお作法」は、まさに「短い時間で効率よく働くこと」の具体的な方法論を分かりやすく噛み砕いたレクチャーでした。

仕事を料理やスポーツなど身近なものに例えてレクチャーしてくれる場面が多く、イメージしやすくて何度も「うん、うん」と納得。改めて気づく発見もたくさんありました。

例えば、「勝負が決まらなかったら延長戦で戦う『野球的』な働き方は、体力の消耗戦になりがちで、燃え尽き現象も多い。でも、これから意識すべきなのは、時間内に勝負を決める『サッカー的』な働き方」という言葉。「ついつい延長11回くらいまで粘ってしまうな……」と、身に覚えがある私は反省しました。

外資系ITコンサルティング会社の現役コンサルタントでもあるタブタカヒロさん。資料に落とし込まれた一つひとつの図式やメソッド論が分かりやすく、「仕事に大切なのはQCD(品質=Quality、価格=Cost、納期=Delivery/Time)」というお話や、遠足になぞらえて、「足が遅い人のペースで歩いたほうが、結果的には早く目的地に着く」という遠足の法則のお話など、さすが敏腕コンサルタントだなぁ……と感激しました。ワーママにだけ役立つ情報ではなく、すべての働く人に役立つ情報でした。


誰もが「スマートワークDNA」を持つ社会へ
参加企業4社によるパネルディスカッション「新しい働き方のリアル! 企業人事×『Smart Work!』ママ」では、各企業の代表者と育児中のママ社員さんが登壇し、等身大のリアルな日常や、ご自身の「スマートワークDNA」についてお話されていました。特に印象的だったのは、「時短ママ部長と取り組むマザーズプロジェクト宣言」という取り組みをされている、株式会社リラク様のお話。男女問わず、休日出勤なら子連れもOKということで、「仕事か、子どもか」の二者択一を迫られるのではなく、どちらも大切にできる文化を醸成しているのは、とてもいい取り組みをされているなぁと感じました。他にも、育児休暇からの復帰を1日1時間から試すことができる、オイシックス様の「プチ復帰」。リクルートホールディングス様の、全従業員にリモートワークを導入するという「働き方変革への挑戦」など、参考にさせていただきたい成功事例のお話をたくさん聞くことができました。

このイベントでは個人のスキルアップや意欲向上に重きがおかれていて、実際に明日から実践したいテクニックやモチベーションコントロールのヒントが満載でした。料理をするときは、お湯を沸騰させる間に材料を切るなど、時短を意識して要領よくできている自信があるのに、そういえば仕事になるとそこまで要領よくできている自信がない。仕事を料理に例えて、「お仕事上手はお料理上手」というタブタカヒロさんの言葉に、「そうか、料理と同じ感覚で取り組めばいいのか」と腹に落ちました。また、人間の集中力は90分しか継続しないそうなので、90分ごとに別の業務に切り替えて取り組んでみるなど、ちょっとした工夫でもっと効率化できそうだな、という気づきをもらいました。

3月に出産を控えている私自身、まだ出産後の生活のイメージが湧いていない部分もありますが、このイベントのおかげで、復職後の生活を具体的にイメージすることができました。また、ビジネスマンとして自分の中で最高のパフォーマンスを出すために役立つ知識と気づきを得ることができたと思います。

誰もが「スマートワークDNA」を持つ社会になれば、企業と個人のより良い関係(=アライアンス)が生まれ、女性だけではなく誰もが働きやすい社会になる。その第一歩は、私たちの些細な工夫から始まるのです。
イベント情報

「Work Smarter!」キックオフイベント 『仕事の楽しさ、やりがい、もう一度!』

【日時】2015年11月29日(日)12:30~16:00
【場所】青山学院「アスタジオ」B1ホール
プロフィール

栗田宏美(くりた ひろみ)
クレディセゾン営業企画部プロモーション戦略グループに所属。既婚、現在妊娠9ヶ月。

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