私のメインバンク選び。郵便局と銀行の違いとは?

私のメインバンク選び。郵便局と銀行の違いとは?

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メインバンクを選ぶにあたり、気になるのが郵便局(ゆうちょ銀行)と銀行の違い。どちらも「銀行」だけれど、何か違いはあるのかな?

■郵便局ってどんな組織?

どこの町にも一つはある、といっても過言ではない郵便局。ただし、メインバンクとして選ぶ場合、「郵便局」は正しい表現ではありません。
みなさんは、郵政民営化という言葉を覚えていますでしょうか?かつて郵便局と呼ばれた組織は、2007年10月に、郵政民営化という政策により機能ごとに分割されました。対象は、メインの3事業(郵便、簡易保険、郵便貯金)です。これにより、郵便業務は「日本郵便」、保険事業は「かんぽ生命」、郵便貯金事業は「ゆうちょ銀行」となりました。また、いわゆる郵便局もなくなったわけではなく、窓口のサービスを実施するという立場で現在も残っています。これら3つのメイン事業と窓口サービスを行う郵便局を、日本郵政という持ち株会社が束ねているという仕組みなのです。
つまり、民間の銀行と比較する際は「郵便局」ではなく「ゆうちょ銀行」が対象になるということですね。

また、持ち株会社の日本郵政、かんぽ生命とゆうちょ銀行は、いずれも東証に上場しています。かんぽ生命とゆうちょ銀行に関しては、2017年9月末までに完全民営化を目指しているので、将来的に日本郵政はメイン3事業のうち、保険と郵便貯金に関する部分を失うことになるわけですね。
上場時の売り出し価格と初値をみてみると、日本郵政が売り出し価格1,400円に対し初値1,631円、ゆうちょ銀行が売り出し価格1,450円に対し初値1,680円、かんぽ生命が売り出し価格2,200円に対し初値2,929円となっております。いずれも、市場から決して小さくない期待をいただいての上場といえるでしょう。
なお、7月15日の株価では、日本郵政が1,280円、ゆうちょ銀行が1,214円、かんぽ生命が2,093円と売り出し価格を下回っています。現在は、市場から厳しい評価を受けているのかも知れませんね。

■ゆうちょ銀行と一般の銀行との主な相違点

では、ゆうちょ銀行と一般の銀行(みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行など)との相違点はあるのでしょうか?

【業務面の違い】

まず、カバーしている業務の面から相違点をみてみましょう。普段、みなさんが銀行で一番利用しているのが、預金機能です。一般の銀行が預金という表現をするのに対し、ゆうちょ銀行は貯金という表現をします。表現方法は異なりますが、どちらも機能としては同じです。

ということは、預金以外の部分が異なるというわけですね。
一般の銀行は住宅ローンなどの貸出を行っていますが、ゆうちょ銀行は基本的に貸し出し業務はやっていません。そのかわり、スルガ銀行の代理をすることで、個人向けのローンをカバーしています。そのため、ゆうちょ銀行で住宅ローンの相談をして手続きをした場合、スルガ銀行の住宅ローンを組むことになります。

【カバーエリアの違い】

次に異なるのが、カバーエリアです。やはり、カバーエリアはゆうちょ銀行のほうが圧倒的に広いです。国内最大級のメガバンクである、三菱東京UFJ銀行の日本国内の店舗数が766店であるのに対し、ゆうちょ銀行は24,200店もあります。
また、ATM数も26,700台と非常に多いです。なお、首都圏・関西圏を中心に、約500店舗のファミリーマートにも「ゆうちょATM」が設置されており、24時間手数料無料で引き下ろすことも可能です。お金を引き下ろす利便性を考えると、ゆうちょ銀行は便利ですね。
日本全国どこに行っても利用できる便利さが、ゆうちょ銀行を利用する最大のメリットです。

【預金限度額の有無】

最後に、預金限度額についても触れておきましょう。ゆうちょ銀行には、預け入れ限度額が存在します。ゆうちょ銀行の場合、通常貯金(銀行でいう普通預金)や定額貯金(銀行でいう定期預金)等を合わせて、1,300万円までしか預けることができません。そのため、しっかり貯蓄をしている方は、どこかのタイミングでゆうちょ銀行の限度額を超えてしまうでしょう。

■FPから見たゆうちょ銀行と一般の銀行の使い分け

上記を踏まえて、ゆうちょ銀行と一般の銀行との使い分けはどうすればよいのでしょうか?

引っ越しが多い方や定期的に帰省がある方にとっては、ゆうちょ銀行は便利ですね。なぜなら、日本全国どこにでもあるゆうちょ銀行のATMを利用することで、手数料がかからずに引き出しができるからです。
一方、地元に住んでいる方や引っ越しなど
がほとんどない方は、特にゆうちょ銀行を使うメリットはありません。むしろ、住宅ローンなど、預金以外のことを考えると、一般の銀行をメインにしたほうが便利ですよね。

今後、民営化が進むにつれて、ゆうちょ銀行にも住宅ローンなど新しいサービスが広がっていくはずです。その際に、一般の銀行のローンと比較して、金利や審査基準がどうなるのか興味深いですね。2017年10月以降、完全民営化された後にどういったサービスを供給するのか、引きづづきチェックしてみましょう!

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