外貨建て終身保険ってどんな保険?

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外貨建て終身保険って聞いたことはあるけど、一体どんな保険なのかしら?万が一のことがあったら、円ではなく外貨で支払われるの?外貨建てならではのメリットはあるのかな?
今回はそんな外貨建て終身保険について、詳しく解説したいと思います。

■外貨建て終身保険とは?

外貨建て終身保険とは、その名の通り基本的には終身保険のことです。
そもそも終身保険とは、どのような保険なのでしょうか?以下の2つが、終身保険の主な特徴となります。

1.保障期間が終身(一生涯)
2.解約払戻金が存在する

1つめの「保障期間が終身」とは、いつ亡くなったとしても死亡保険金が支払われるということです。どんなに長寿の方でもいつかは必ず死が訪れますので、終身保険に入っておくことで、家族に必ず保険金を残すことができます。加入年齢や商品にもよりますが、【支払い保険料総額<死亡保険金】となることが一般的です。残された家族のために、自分の死後の備えを預貯金で準備するよりも、終身保険に入り、「保険金」というかたちで残すほうが上手なやり方ですよね。

2つめの「解約返戻金の存在」も忘れるわけにはいきません。一生涯の死亡保障があるため、保険会社からみると被保険者が年齢を重ねるにつれ、保険金支払いの可能性が高まります。どういうことかというと、保険会社は保険料が収入源となるため、保険料が納められているうちは良いのですが、払込期間満了後は保険料が入ってきません。一方、一生涯の死亡保障が残っているので、被保険者が年齢を重ねるにつれ、保険金の支払いリスクのみが残ることになるということです。そこで、被保険者が死亡する前に解約するとお金が戻る「解約返戻金」という仕組みを用意しているのです。【解約返戻金<死亡保険金額】となるため、保険会社にもメリットがあるというわけですね。なお、被保険者の年齢が上がるにつれ、解約返戻金も増えていくことが一般的です。一定年齢以上になると、【支払い保険料総額<解約返戻金<死亡保険金額】となることも珍しくありません。支払い保険料総額よりも解約返戻金のほうが多いということで、貯蓄目的で加入する方もいらっしゃるようです。

■外貨建て終身保険の特徴とは?

終身保険について理解していただいたところで、外貨建て終身保険の特徴をみていきましょう。外貨建てということですが、米ドル建ての商品が一般的です。そこで今回は、米ドル建てを前提に話を進めていきます。

米ドル建てということは、支払い保険料も○○円ではなく、●●ドルとなります。「ドル口座なんて持っていない!」と心配の方もいるかと思いますが、保険料の引き落としは通常の日本円口座(銀行の普通預金口座)で問題ありません。日付は保険会社によって異なりますが、毎月決められた日付の為替レートを利用し、日本円に置き換えた金額を口座から引き落としてくれます。そのため、為替レート次第で毎月の引き落とし金額(=支払い保険料)が変わる可能性があるのが特徴です。

米ドルの為替レートの水準は、現在105円程度ですが、2015年には1ドル=125円程度まで円安が進みました。これを例に考えると、現在の為替レートをもとに毎月の保険料を計算してしまうと、1ドル=105円から125円になった場合に、引き落とし金額(=支払い保険料)が2割程度増えることになります。いざ外貨建ての終身保険に加入しようと思っても、為替レートが気になって加入タイミングに悩んでしまいそうですね……。しかし、加入タイミングはそれほど気にしなくて大丈夫です。保険は長期間かけていくことが基本です。よって、円高の時もあれば、円安の時もあるので結果的には平均値に落ち着くことがほとんどです。ただし、一括払いの場合はこの限りではありませんのでご注意ください!

また、外貨建ての終身保険の場合、為替レートの影響を受けるのは保険料だけではありません。死亡保険金、解約返戻金とも為替レートの影響をうけます。東北の震災後には、1ドル=75円程度まで円高が進みました。もし、このタイミングで死亡したり、解約をした場合は現在の基準と比較すると、日本円で3割以上下落することになります。加入タイミングに関してはそれほど気にしなくて良いとお伝えしましたが、こちらに関しては注意が必要ですね。

■外貨建ての終身保険を受取る際のコツ

保険会社によっては、死亡保険金や解約返戻金を日本円にせず、直接外貨で受け取ることができる場合もあります。死亡時や解約時に円高傾向で、「今、日本円で受け取ると損をしてしまう!」という場合は、ひとまず外貨で受け取り、円安になったタイミングで日本円に替えるというやり方も良いでしょう。

このように、為替の影響を大きく受ける外貨建て保険。では、どんなメリットがあるのでしょうか?

最大のメリットは、予定利率の高さです。基本的に日本円と比較すると、米ドルは金利が高いので、米ドル建ての終身保険と円建ての終身保険とを比較すると、米ドル建ての終身保険のほうが予定利率が高くなります。仮に、1ドル=100円で、日本円と米ドルの為替レートが固定されたとしましょう。同じ死亡保険金だとすると、円建て終身保険と比較して、より安い保険料でより高い解約返戻金を提供することができます。また、為替の影響を受けるということは、デメリットになる可能性もある反面、メリットにもなり得ます。為替の差益を狙える可能性があるということなので、将来的に日本円が弱くなっていくことを想像している方には、通常の外貨預金の積み立てと同じ効果があるといえますね。

このように、通常の保険と比較すると、外貨建て終身保険には投資要素が加わります。また、保険会社によっては、米ドルだけでなく豪ドルなど他の通貨の商品もあるようです。外貨預金+保険という視点をお持ちの方には、外貨建ての終身保険は良い保険といえるのではないでしょうか。通常の終身保険に比べて、外貨建ての終身保険は為替の影響を受けるため、少し複雑に感じる方もいらっしゃるかと思います。興味はあるものの、今回のコラムを読んだだけではよく分からない……という方は、ぜひSodanの対面相談も利用してみてくださいね!

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