保育士が教える!保育園・幼稚園で親と離れられず泣く子への対応

保育士が教える!保育園・幼稚園で親と離れられず泣く子への対応

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今回は保育園での経験も振り返りながら、朝の送迎で泣いてしまう子どもへの対応を紹介しようと思います。

朝は忙しいですし、パパママだって保育園に預ける瞬間は寂しいですね。そんなことを知ってか知らずか、保育園や幼稚園に来た時に離れたくなくて泣いてしまうお子さんはたくさんいます。

そんな時にパパママも子ども達も少しでも気持ちが楽になれるように保育士からの提案です。

「離れるのが寂しい」と感じることも大切!

分離不安は必要な気持ちの1つであると理解しましょう

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具体的なアドバイスをする前に、改めてパパママに分かっていて欲しいことがあります。

それは、子ども達にとってパパママと離れることがどれほど辛いことかということ。パパママと離れることを専門的には「分離」と言って、その時に寂しさを感じたり不安になることを「分離不安」と言います。

この分離不安は成長の上でとても大切なもので、分離不安が全くないお子さんは広汎性発達障がいなどの疑いがある場合もあります。ですが、発達障がいについては保育士に診断することはできませんので詳しくは専門家に任せて話を進めたいと思います。

子どもはみんな分離不安を持っている

では現場ではどのくらいの子どもがその分離不安を感じているのかと言うと。

0歳さんは勿論のこと、歩き始めた1歳さん、おしゃべりも上手になってくる2歳さん、お友だちと遊ぶのが大好きな3歳さん、お友だちと一緒に工夫をして遊ぶ4歳さん、翌年には小学校へと進んでいく5歳さん、実は皆が分離不安を感じています。

もちろん年齢を重ねるごとに不安から泣いてしまうことは少なくなります。ですがほんのちょっとしたことをきっかけに1番大きい5歳さんだって寂しくて泣いてしまう事があるというのも知っておいて欲しいと思います。

現場にいた感覚もお伝えすると、0歳児1歳児クラスでは個人差がありますが多くの子どもは朝は泣いてしまいます。2歳児クラスになると朝に泣いてしまいやすい子と平気で遊べる子が半分くらいでしょうか。3歳児さんを超えると、朝に家で怒られてしまったりとかちょっと具合が悪かったり、なんとなくその日の気分が良くなくて泣いてしまう子が日に少しいるくらいでした。

大事なのは泣いてしまう事が悪いことではないし、泣いていないから不安を感じていない訳ではないのだということです。

それでは、そうした子どもの気持ちを理解してもらった上で次項からは具体的なポイントを紹介していきますね!

家での約束と施設からの報告がポイント!

行きは家でお約束をして、帰りには頑張りを報告してもらいましょう

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朝に預ける時にお子さんに泣かれてしまうとパパママも不安な気持ちになりますよね。大げさではなく、子どもが心配で仕事が手につかないことだってあるのではないかと思っています。

朝を気持ちよく過ごすためには家庭の努力だけでも保育園の努力だけでも難しいことが多いので、しっかりとパパママと先生が連携することが大切です!

具体的にはご家庭では、朝家を出る時に「パパママも寂しいけど、今日も泣かないでバイバイ(いってらっしゃい)してね」とお約束をしてみてください。もしできた時にはシール帳やカレンダーに印をつけたりシールを張ったりと子どもに目に見える形でご褒美があるとなおいいでしょう。

家庭と園の連携が大切

保育園では分離不安が強いお子さんというのは先生たちは連携して理解をしていますので、その子どもが好きな(安心できる)先生が出迎えるようにしていたり、好きな玩具を出すようにしていたりと工夫をしてくれているはずです。

家庭と保育園の連携というのは、そうしたお約束をしていると伝えること、お迎えの時には朝の様子(どのくらい泣き続けたか、すぐに遊ぶことができたかなど)をしっかりと聞くことです。

朝のお約束をしていることを伝えておくと、先生たちもお預かりして泣いてしまいそうになった時に「今日も格好良くいってらっしゃいするって聞いてるよ。すごいね」と声をかけることができます。

結果として泣いてしまっても「寂しいね、パパママも寂しいけどお仕事頑張っているんだよ、明日は笑顔でいってらっしゃいできたら良いね」と、より子どもの気持ちに寄り添った声かけをすることができるようになります。

そうした対応や声かけの積み重ねが子どもの不安を少しずつ取り除いていくのです。

お迎えの時にはパパママの不安な気持ちもあるでしょうから、遠慮せずに朝はお別れした後どうだったのかを聞いてみると良いでしょう。

分離不安が強い子でも実はパパママの姿が見えなくなってしまうと、先生に甘えながらでもすぐに泣き止むことが多いのです。なにより朝のお別れで大泣きして、そのままずっと泣いていて遊ぶことができないなんてケースは本当に稀です。

子どもは大人が思っているより不安も感じていますが、大人が思っているより案外強い(ふてぶてしい?笑)ものなのです。

離れるときは笑顔で短い時間で、お迎えでたくさん抱きしめる!

子どもが泣いていても離れるのに時間をかけると逆効果にもなります

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最後にお別れをする時のアドバイスです。

「離れるときは笑顔で短い時間で!お迎えでたくさん抱きしめる!」実はこれがすごく大事です。

いつも泣いてしまう子どもの場合は、パパママも不安で子どもをどうにかなだめてから離れようと時間をかけてしまいがちになります。実はそれが逆効果になることってあるんです。

パパママが心配で忘れてしまいがちなのが「絶対に離れなければならない事実」と「離れることに不安を感じている子どもの気持ち」です。

どれだけパパママがなだめても、お仕事に行くために絶対に離れなければならない事実は変わりません。そして、そのことは子どもも分かっているので保育園に預ける以上はどれだけ時間をかけてなだめても、言い聞かせても子どもの分離不安は消えないのです。

笑顔と迎えに来ることをしっかりと伝えることが大事

そこで一度実践してみて欲しいことがあります。最初は不安が大きくなってしまうかもしれませんが「朝は支度をチャチャっと済ませて笑顔で離れる」ことを頑張って続けてみて欲しいのです。

始めはもちろん泣いてしまうでしょう。それでも不安そうな顔はグッと我慢をして笑顔で「お仕事頑張ってくるね!すぐお迎えに来るから◯◯ちゃんもいっぱい遊んでね」と言って離れます。

お別れの時間を短くすることで子どものストレスが減ります。そうすると泣き止むまでにかかる時間も短くなり元気に遊ぶ時間が増えていきます。

大事なのは「迎えに来ることをしっかりと伝える」ことと「笑顔」です。

今は離れるけどパパママは迎えに来てくれると子どもに見通しが立つようにするのはとても大事です。

そして子どもは周りの表情をよく観察しているので、周りが不安そうな顔をしていると不安になって泣いてしまいます。逆に周りが笑顔でいれば子どもは不安が少なくなるのです。

お迎えの時には朝泣いてしまっても泣かずにできた時でも「保育園がんばったね!お迎えにきたよ」とたくさん褒めて抱きしめてあげてください。

パパママが来ると嬉しい子どもの気持ちと、迎えに来たパパママも自分に会えると嬉しいのだと子どもが分かると、次の日の頑張る力になります。

まとめ

朝は大人だって何となく気分は上がらないですし、朝に不安なことがあると日中までずっと嫌な気持ちが続いてしまったりもしますよね。

朝のお別れがスムーズにできるようになるとパパママも子どもも気持ちを楽にその日を過ごす事が出来ます。

「離れるときは笑顔で短い時間で」は簡単なようでなかなか難しいのですが、自分の為そしてなによりお子さんが安心して保育園で過ごし楽しめるように努力してみてください。

きっとお迎えの時に先生から聞く朝の様子や、日中の遊んでいる様子なども良い方向に変わっていくと思いますよ。

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