5年後の学校は「非認知スキルと英語」が必須!? 勤勉性と自制心を高める子育て術【後編】

5年後の学校は「非認知スキルと英語」が必須!? 勤勉性と自制心を高める子育て術【後編】

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クレディセゾン社内で行われた、株式会社ハグカム代表取締役の道村弥生さんによる特別講義。【前編】では、その講義内容「直撃する英語教育改革と非認知スキルとは?」についてご紹介しました。

講義の内容は、2020年に向けて文部科学省が進めている「英語教育改革」では、小学3年生から英語の授業が始まり、中学校以降の授業は英語で行われること、さらに大学入試ではセンター試験が廃止され、「聞く」「話す」「読み」「書く」の4技能を評価するものに変わることなどを、お話いただきました。また、学力や記憶力といった認知能力(IQ)だけでなく、「自制心」「勤勉性」「協調性」「思いやり」「やり抜く力」などの非認知スキル(EQ)が、今後の育児教育のカギとなるそうです。非認知スキルの能力は幼少期に伸ばすことができるというお話もありました。

【後編】では、道村さんの講義を受けて行われたワークショップの様子をお届けします。共働きである子育て世代の等身大の悩みや、解決に向けた夫婦間の話し合いなどが交わされました。

取材・文:栗本千尋 撮影:豊島望
プロフィール

道村弥生(みちむら やよい)
株式会社ハグカム 代表取締役。1982年生まれ。2007年、明治大学商学部卒業。同年、サイバーエージェントに入社。同社グループの口コミマーケティング会社の取締役、スマートフォン向けソーシャルゲーム社長などを経て、2015年に独立。株式会社ハグカムでは、3〜10歳の子どもを対象とした、オンライン英会話「GLOBAL CROWN」の教育サービス事業を展開。「GLOBAL CROWN」とは、毎日20分間、自宅でマンツーマン英会話レッスンを受けられるサービス。送り迎えが不要なため、共働きのパパママに支持されている。
【株式会社ハグカム】http://www.hugcome.co.jp/
【GLOBAL CROWN】https://www.global-crown.com/


土肥陽介(クレディセゾン 債権管理部)
土肥里奈(クレディセゾン 法人営業部 / 時短勤務)
長女4歳、次女2歳の子どもがいる。家族でスキーや海、キャンプに出かけ、自然の中で遊びを楽しむことが多い。また、家族以外の交流で子どもの協調性を育んでいるのだとか。

伊與隆博(クレディセゾン 労働組合)
伊與恭子(クレディセゾン 営業企画部 プロモーション戦略グループ / 時短勤務)
長男1歳3か月の子どもがいる。家族以外との触れ合いを通した情操教育を考え、これからどんな習いごとをさせるか思索している。

山口渉(クレディセゾン 営業企画部 商品・サービス開発グループ)
山口安奈(クレディセゾン コンプライアンス室 / 時短勤務)
長男5歳、次男2歳の子どもがいる。二人にはこれから習いごとをはじめさせたいと考えているそう。共働きの忙しさから、今は子育てに関する家族内ルールについてゆっくり話したいと思っている。

※所属は3月15日現在
子どもの習いごと、家族内ルール、ちゃんと夫婦で話し合っていますか?
登壇いただいた道村弥生さんのワークショップに参加したのは、社内結婚を経て、現在は子育て真っ只中の夫婦3組。特別講義では非認知スキルを高めるコツとして、頑張ったプロセスを讃えてご褒美をあげることや、親も積極的に子どもの勉強に関わることの重要性を教えていただきました。これらを受けての感想や、子どもの習いごと事情、家族内ルールなどについて、プライベートでも交流のある3組に、ざっくばらんにお話してもらいました。

道村:改めてよろしくお願いします! 「協調性」「やり抜く力」などが育まれる習いごとは、非認知スキルを高めるのにとてもいいことなのですが、みなさんのお子さんは習いごとをしていますか? また、月謝がいくらまでなら、習わせてあげたいと思えるのでしょうか。

道村弥生さん(株式会社ハグカム)を中心に、和やかな雰囲気でワークショップがスタート
土肥(夫):うちは女の子が二人いますが、長女はバレエ、次女はベビースイミングの流れでそのまま水泳を習わせています。スポーツジムの会費が1万円くらいだと考えれば、それを超える月謝は高いという印象になりますね。

山口(妻):我が家は男の子が二人いますが、まだ何も習わせていないです。上の子は身体を動かすのが好きなので、体操や水泳などをさせたいと話しているところです。一つの習いごとに対して月額7〜8000円でおさまればいいな、という感じですね。1万円を超えると高いなと思いますし、調べたところ5〜6000円でやらせたいことはあまりなさそうなので。ただ小学校に入れば、もう少し習いごとにかける金額も上がるかもしれません。

伊與(夫):私の印象としては、水泳教室に週1回通って7〜8000円という月謝は、結構いい値段だなと思ってしまいます。ただ、個人競技よりは、みんなでやる環境のほうが情操教育になるのかなとは思います。先程の講義で、就学前の教育投資が子どもの生涯年収を高めるというお話もあったので、今すぐ習いごとに通わせるほうが費用対効果は高いかも? と、考えてしまいました(笑)。ところで、なぜ最近は水泳を習わせることが多いのでしょうか? 周りでも水泳を習わせている家庭が多くて……。うちはまだ1歳ちょっとなので習いごとはさせていないのですが、今後のために教えてください!

山口(妻):心肺能力が上がって基礎体力がつくことと、今は小学校で泳ぎ方をあまり教えてくれないと、聞いたことがあります。だから水泳教室に通わせる親が多いのだと思いますよ。

「まずは身体を動かす習いごとからはじめたい」と語る山口夫婦
道村:運動の分野でいうと水泳は男女ともに人気らしくて、勉強の分野では英会話を習わせている家庭が多いみたいですよ。習いごとの費用は家計から捻出するので、ママのジャッジがカギを握っているかもしれませんね。ちなみに、子育て、家事の分担など、どうやって割り振っていますか?

伊與(夫):うちは、「家事は、朝・夜の担当制」という暗黙の了解がありました(笑)。家族を起こすことからはじまり、着替え、ご飯など、朝は私がやることになっています。どの家事をどちらが、というのではなく、「朝は私で、夜は奥さん」と、ざっくりした取り決めのほうがうまくいきました。今はこのルールが土日祝日も適用されているのですが、今後は交渉の余地があるのかな? と思っていますけど(笑)。

土肥(夫)山口(夫):おぉ〜……!

土肥(妻):うちの場合、平日の家事は私がやり、土日は夫が子どもを公園に連れて行って遊ばせていることが多いです。

アクティブな土肥夫婦は、複数の家族とファミリーキャンプなどをして、子どもに協調性を教えているそう
山口(妻):うちも土肥家に近いです。伊與家、いいですね! 我が家では、なるべく平等に分け合えるように考えていきました。私はつい手を出しちゃうし、彼も器用なので、全体で見ると分担したほうがコントロールしやすくていいのかもしれません。
子どもの非認知スキルが高まる環境を、親がある程度整える必要があるのかもしれない
道村:これからの学校教育で必要とされる「非認知スキル」について、先ほどの講義を聞いてみていかがでしたか?

伊與(夫):率直に思ったのが、「自分はどうやって『思いやり』などを身につけたんだろう?」ということ。父や母は、私に何を施してくれたのか。そういう目線で、子どもを刺激して伸ばしてあげないといけない、と改めて思いました。

伊與(妻):そうですよね。「やり抜く力」とか「勤勉性」は、小さい頃に身につけさせたいと思っています。学業は後々からでも身につけられるけれど、EQの部分はある程度、親が努力して環境を整えてあげたいですよね。英語についても、「いつ、何をしたらいいのか」という成功パターンを知らなかったのですが、タイミングよく学ばせてあげればうまくいくのかなと思いました。子どもが将来いい成績をとるとか、いい収入を得ることがゴールではないと思うんです。ただ、今の私たちの選択によって、子どもの将来を広げることができるなら、そうしてあげたいです。

伊與夫婦(右)は1日1冊の絵本読み聞かせが日課だという
土肥(妻):「英語教育」について気になったのが、小学校での英語の授業が、みんなゼロからのスタートならいいですが、早くにはじめる人が増えてきそうですよね。それなら、先々で困らないようにある程度のレベルまでもっていってあげるのが親の責任なのかもしれないなと思いました。あと「非認知スキル」で、テレビやゲームと学力についてのデータがありましたが、みなさんの家庭ではどうされていますか? うちは、上の子がYouTube好きで、週に1〜2回30分くらいはスマホで見ているのですが。

山口(夫):うちはテレビ見放題です……。録画機能があるので好きな番組を繰り返し見ていると、1〜2時間は平気で経っていますね。もちろんスマホも大好きです。

伊與(妻):今は子どもがテレビに集中している15分間で料理しようとか、洗濯しようとか、親のペースに巻き込みたくて見せている場合もあります。まだ1歳ちょっとですが、大きくなってきたときにどうするかは考えていかなくてはいけないですね。

道村:見るのは仕方がないと思うのですが、それを止めようとしたときに揉めるかもしれません。今日はせっかくの機会なので、各家庭での今後の指針を夫婦で話し合って決めてみてください。まとまったら、それぞれの家族内ルールを書いて、発表してみましょう!

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