8歳のキミたちへ‥既に周りに合わせることを覚えちゃっていませんか?

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小学校の授業で、赤ちゃん時代、幼児期、入学後など写真を数枚持っていき、名前の由来や、生まれた時の親の気持ち、最初に話した言葉などを書いて発表する授業があります。
もしかすると一部の公立小学校だけで採用されているプログラムかもしれませんが、「あしたへジャンプ」というタイトルでした。
■子どもの文章
子どもたちの持ち寄った写真を先生がスライドに映してくださり、子どもたちが自分の声で発表する授業が、参観日に予定されていました。

発表の前の日、娘が言いました。
娘「本当は他のこと書きたかったけど、皆と同じこと書いといた」
私「なんて?」
娘「お父さん、お母さん、いままで育ててくれてありがとうって」
私「あはは。」

※娘との関係はうまくいっていますよ。

私「そんないい子的な感謝のきもち、本当に感じてる?(笑)」
娘「‥ううん(笑)」
私「なのにどうして、そう書いたの?」
娘「だって、みんなが書いてるから」
私「ほんとうに思ってること書いてくれないと、ママ感動しないかもしれない」
娘「でもぉ」
■発表の日
そして参観当日。出席番号順に発表が始まりました。

写真を見ながら、「大きな赤ちゃんでした」「プールが好きでした」と自分の幼少期を振り返ります。そして最後に「かぞくへひとこと」があるのですが、とても驚きました。

多少の文章の変化はあるものの、30人中28人くらいが「いままで育ててくれてありがとう」だったのです。

「いままで育ててくれてありがとう」がいけないと言っているのではないんです。この授業ではそれを求められているし、本当に日々そう感謝しているお子さんもいると思います。ただ、「このクラスの皆がみんな、本当にそれが今、あなたが一番家族に言いたい一言なの?ほんと?」と思ってしまう私がいました。
せめて「育ててくれてありがとう」のあとに、オリジナルなひとことを…例えば「またどこそこへかぞくでいこうね」とか「おとうさんの◯◯なところがだいすきです」と付け足してもいいのに。それをしていたのは数人でした。
■思考停止
小学校二年生。7才、8才で「みんなと同じこと書く」こと覚えてしまったら、思考停止してしまいます。自分の気持ちを掘り下げて言葉にする訓練が、自分の本当の気持ちに気がつく手だてにもなります。もしこの授業を経験されたら、ご家庭でお子さんに「それ本当の気持ち?」と聞いてみてはいかがでしょうか。
■娘の発表
話は戻って参観日。娘の番が来ました。

娘「かぞくへひとこと。



パパ、ママ、いつも笑わせてくれてありがとう。」

私(あら、ちがう?)

娘は朝、先生に「文章を変えてもいいですか」と聞き、ギリギリで変更したらしいのです。クラスの全員が、ニヤニヤしながらいっせいに私の方を振り向きました。

娘の「ひとこと」はそれくらいみんなと違っていたということ。そしてもしかしたら、クラスの子どもたちも「その手があったか!」「育ててくれてありがとう以外の言葉も書けたのに」と思ったかもしれません。

ライター:yuki
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