子どもがいないと今後が心配?子なし夫婦の老後とは?

子どもがいないと今後が心配?子なし夫婦の老後とは?

Bu facebook
Bu twitter

夫婦二人で楽しく生活してきたけど、先日親戚から「子どもがいない夫婦は、老後に頼る人がいなくて大変だよ!」と言われたの。でも実際のところどうなのだろう?

今日は子なし夫婦の老後についてのコラムです。

■子どもがいる夫婦と子どもがいない夫婦。老後はどう違う?

子どもがいる夫婦と子どもがいない夫婦。
当然、各ご家庭によって経済状況は異なります。

老後の備えが充分にできていなかった、想定外のアクシデントで老後資金が不足してしまった等で、6割近い高齢者が経済的に厳しいと感じているようです。
厳しい老後を迎えている方等は、子どもからの仕送りの有無が経済面に大きな影響を与えるでしょう。

今回は夫婦の老後生活費は準備ができていることを前提に、話を進めていきたいと思います。経済的な視点とその他の視点から見ていきましょう。

<経済的な視点>
実は年齢帯によってお金のかかり方が異なります。60代は、経済的に余裕があるのは子なし夫婦の方かもしれません。
どういうことかというと、子どもがいる夫婦の場合、お子様の結婚やお孫さんの誕生、お子様の住宅購入など、お子様やお孫さまへの援助でお金がかかりがちです。

ゼクシイによると、親からの結婚資金援助の平均額は182.8万円。
不動産情報サービスのat homeによると、子どもの住宅購入資金に対する贈与の平均額は564万円とのことです。

当然、この他にも孫の学費の援助等様々な出費がかかることが予想されます。こういった費用が基本的にかからない分、子なし夫婦の方が余裕あることが想像できますよね。

一方、子なし夫婦の方が経済的に厳しくなるのはどういうタイミングでしょうか。

やはり大病や介護など、人の手を借りる必要があるタイミングでしょう。
高齢になってから夫婦のどちらかが介護や大病をした時のことを考えてみましょう。
当然相手も高齢になっています。夫婦のどちらかが車椅子の状態で買い物することを想像しても、若い人がいるかいないかでできることが限られてきます。
もちろん、子どもと居住地が遠い場合等、子どもがいても必ずしも頼めるわけではありませんが、子なし夫婦の場合、基本的に外部に委託になる(=費用が発生する)ことは認識しておく必要があります。

そして、夫婦のどちらかが亡くなった場合、頼る相手がいなくなります。
男女の平均寿命の差を考えると、女性の方は「ご自身一人になる時期がある」ということを忘れないようにしましょう。

子なし夫婦の場合は、介護や大病した時などの費用を多めに準備しておきましょう。

<その他の視点>
「子どもがいない子なし夫婦は、老後に頼る人がいなくて大変」と言われるのは、この部分かと思います。
子なし夫婦の場合、日常生活でちょっとしたことを相談できる相手が限られてしまいます。先ほどの大病や介護まで行かなくても、買い物や買い替えた家電の設定など身の回りのちょっとしたことを気軽に頼める若い人がいるというのは安心です。
そして、子なし夫婦と比較して、「人生の喜怒哀楽を共有できる相手が多い」というのも子どもがいる夫婦の良い点です。

例え電話越しであったとしても、日常の取りとめのない愚痴を聞いてくれる相手がいるというのも大きいですよね。
そして、子ども自身の成長や孫の誕生など感動を味わえることは、お金に換算できない喜びと言えるでしょう。
夫婦以外に、「人生の喜怒哀楽を共有できる相手」を増やすために、現役の内に趣味や地区の活動など、職場以外の知り合いを増やしていくことが大切です。
あえて「職場以外」としたのは、「仕事(職場)での喜怒哀楽」と「老後のプライベートの喜怒哀楽」は、異なるからです。

■亡くなったときのことを考えて準備すべきこと

<どちらかが先に亡くなった場合>
前述の通り、子なし夫婦の場合、どちらが先に亡くなると頼る相手がいなくなります。その分金銭的な準備はしておきたいところですが、相続だけは注意しておきましょう。

例えばご主人が先に亡くなったとします。この場合、ご主人の相続財産は、すべて妻が相続されるわけではありません。ご主人の親が健在の場合は、1/3がご主人様の親の分になります。ご主人様の親が既に亡くなっていても、1/4は御兄弟に移ることになります。

相続時にトラブルにならないように、必ず「遺言」を作成しておくことをお勧めします。

<ご夫婦ともに亡くなった場合>
まず、第一に思いつくのが「お墓」です。子なし夫婦の場合、「お墓」を守ってくれる人がいません。そのため、お墓をどうするか?は考えておく必要があります。
お墓参りをしてくれる人がいなくても、お寺が供養と管理してくれる「永代供養墓」というお墓もあるようです。永代といっても、永久と言う意味ではなく50回忌までなど期限が過ぎると共同墓地に移されることが多いようです。
また、甥っ子や姪っ子がいる場合は、相続財産を渡す代わりにお墓の管理をしてもらう「負担付遺贈」という制度もあります。こういった制度もうまく利用すると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか?
子なし夫婦の老後に関して、考えておくべきことの参考になりましたでしょうか?
やはり一番大事になるのは、ご夫婦の絆だと思います。
一生涯、夫婦仲良く生活できるようにしていきましょう!

--------------------
執筆者:平原 直樹
(ブロードマインド株式会社のベテランファイナンシャルプランナー)
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
--------------------

関連コラム:老後破産しないために。今から備えるべきポイントとは!?

 

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

CHIENOWA'S ORIGINAL
STAFF PICK UP