「非認知能力」って何?「5歳までの過ごし方が人生を変える」ワケ

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IQで測れない、”人生を決定づけるスキル”とは?

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最近の経済学の研究蓄積により、「認知・非認知能力」が、賃金など労働市場で計測される成果をはじめ、結婚、生活保護の受給、投票行動、健康にまで影響を及ぼすことが明らかになってきた。認知・非認知能力の個人差は、年齢とともに拡大し、この過程で親や教員の果たす役割の重要性もわかってきた。
出典:www.nikkei.com
「勉強ができることだけが、人生の成功ではない」 それでは、”子どもがより豊かで楽しい人生を切り開いていくためには、どのような能力が必要なのでしょうか。 その答えを知るためのヒントは、「非認知能力」にあります。
人的資本には、認知能力(Cognitive skills)と非認知能力(Non cognitive skills)がある。IQやアチーブメント・テストに代表される認知能力に対して、非認知能力とは、パフォーマンスに影響を与えるその他の特性、パーソナリティ特性、選好などを指す。
出典:www.rieti.go.jp
非認知能力とは、IQ(知能)に関係なく、「意欲」「協調性」「粘り強さ」「忍耐力」「計画性」などの個人の特性です。
出典:conobie.jp
ヘックマンの著書など最近の教育論を読むと、IQよりもむしろ、この非認知能力が社会的成功に結びつきやすく、また、幼児期のしつけ、就学前教育に投資または質のよい介入をすることが、この非認知能力を高めるとされています。また、2020年からの大学入試でも、この非認知能力を評価の対象とすることが決まっています。
出典:conobie.jp
EQ(Emotional Quotient)とは、心の知能指数のことを言います。 自己認識、感情の自己抑制、対人スキルや社会的な交渉術、共感力、意欲をも含み、上の非認知能力の一部であると考えます。 ほかに、SQ(Social Quotient=社会的知能、精神的知能)、AQ(Adversity Quotient=逆境指数)、MQ(Moral Quotient=道徳性知能)、CQ(Creative Quotient=創造性知能)などもあります。 これらに加え、性格5因子(BIG5・情緒不安定性、外向性、知性・経験の開放性、同調性・協調性、誠実性・良心的特性)を挙げる人もいます。
出典:conobie.jp
「非認知能力」とは、性格や対人スキル、コミュニケーション能力、自己管理能力、向上心など、”人生の質を向上させるのに重要な”スキルのこと。 非認知能力が豊富な子どもは、自身の意欲で計画を立て、興味をもって取り組み、試行錯誤を重ねてより良い方法を見つけ、自身のスキルを高めていくことができます。一人の力ではできないことも、みんなで協力し合って達成へと導くことができます。認知能力だって、自身の力で伸ばしていけます。 つまり、非認知能力とは”生きる力”のこと。 子どもが自分の力で人生を切り開いていくために必要な資質といっても過言ではありません。 知識をたっぷり吸収させるだけでなく、自分の力で生き抜いていく力を育んであげることも、親の重要な役割です。
非認知能力を高めるカギは「幼児期」にある!

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幼少期の環境を豊かにすることが認知的スキル(IQテストや学力検査などによって測定される能力)と非認知的スキルの両方に影響を与え、学業や働きぶりや社会的行動に肯定的な結果をもたらすことが示された。しかも、そうした効果はずっと後まで継続する。
出典:toyokeizai.net
子どもは3歳くらいまでの時期に人格が形成され、5歳を迎えるころには考える力や運動能力が高まり、高度な活動ができるようになります。 この時期におこなう「子育て」は、人格や生き方の姿勢を形成するサポートとして、かなり重要。この時期を逃さずに非認知能力を育み、生きる力を育ててあげることが大切です。
非認知能力を高める親のかかわり方とは?

Family
ドリルや知育教材を買い与えるだけではなかなか身につかないのが非認知能力。 試行錯誤や人とのかかわりによって生まれる”経験的な”ものでもありますから、「こういう言葉がけをすれば必ず伸ばせる」「この練習をすればよい」という明確な方法論がないのが難しいところですよね。 でも、大丈夫。親の”子どもへの向き合い方”を工夫することで、子どもの非認知能力を高めることができますよ。 白梅学園大学の無藤隆教授は、非認知能力を高めるヒントを、次のように語っています。
例えば、(一部省略)縄跳びや一輪車でも構いません。ただし、従来の保育からの発想の転換が必要です。「縄跳びが何回跳べるか」ではなく、「縄跳びを通し、何らかの目的をもったり、上手になるように工夫したり、根気強くがんばったりするか」などと非認知能力に重点を置いてください。子どもが非認知能力を発揮できるように支えた結果として、おそらく縄跳びのスキルも高まるでしょう。
出典:berd.benesse.jp
重要なのは、「教える」のではなく「学ばせる」こと。 「こうやるんだよ」と全て見せてしまうのではなく「どうしたらもっとよくなるかな?」「どうするといいと思う?」と自分の頭で考え、行動し、”学ばせる”機会をあげましょう。困難に柔軟に対応できる精神力や「やれば、できる!」の実感を伴った自信を育んであげてください。 そして、たくさん”楽しませて”あげてください。楽しいことは、没頭できます。没頭したことは、成功しやすいもの。「やってもできなかった」「つまんなかった」経験ばかりが積み重なれば、向上心やよりよい工夫を積み重ねていく力を育むことは難しいですよね。 友だちと遊ぶ経験も、とても大切。人とのかかわりの中で、人は成長します。家族の中でのかかわりだけでなく、大好きな友だちとの、社会とのかかわりも重要。対人スキルやコミュニケーション能力を高めることにつながります。 数の概念やことばの知識をたっぷり吸収させてあげることも大切ですが、”自分で生きる力”を育んであげることも、とても重要。かかわり方を工夫することで、非認知能力を伸ばすことができます。幼児期のうちに、たくさん”学ばせて”あげてくださいね。
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