多くのママが悩んでいる!?おもちゃの貸し借りの教え方

多くのママが悩んでいる!?おもちゃの貸し借りの教え方

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公園やお友達の家に遊びにでかけたとき、子供たちがおもちゃの貸し借りでトラブルになってしまうことがよくあります。 ママの中には、「うちの子はどうしてうまくおもちゃの貸し借りができないのかしら」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

1~2歳の子供たちにとっては、お友達におもちゃを貸してあげることも、お友達の使っているおもちゃを貸してもらえるまでガマンすることも難しいものです。

しかしこれは子供たちの自我の芽生えの証であり、「これは私の宝物」「これは僕のお気に入りのおもちゃ」という具合に、物の所有者が誰であるかを理解できるようになった成長の証でもあります。

そこで今回は、おもちゃの貸し借りをどうやって子供たちに教えていけばよいかについて紹介します。

おもちゃを貸すか、貸さないかを子ども自身に決めさせる

アメリカのコーネル大学で、3~5歳の子供を対象にある実験を行ったそうです。 その実験とは、以下のようなもの。

1.子供たちに、お人形の『ドギー君』を渡し、友達になってもらう 2.子供たちに魅力的なシールを渡す 3.子供たちをA、B、Cの3つのグループに分ける 4.Aグループには、そのシールをドギー君にあげるか、自分でキープするかを決めさせる  Bグループには、シールをドギー君にあげるか、手放すか、子供に決めさせる  Cグループは、大人から「ドギー君にあげるように」と指示される

その後、子供たちに新たなお友達『エリーちゃん』を紹介し、手持ちのシールを何枚エリーちゃんにあげられるかを観察しました。 結果、手持ちのシールを一番多くエリーちゃんにあげられたのは、Aグループの子供だったそうです。

BやCグループの子供たちは、Aグループの子供たちほどは、すんなりとシールをあげることができなかったのです。

Bグループの子供たちも、Aグループの子供同様、自分で決断をしたのに、なぜAグループのような貸し借り効果が現れなかったのでしょうか。

それは、“決断の重さ”の違いです。 Aグループは、選択肢の中に子供にとって一番やりたいこと(魅力的なシールを自分のものにできる)がありました。 Aグループの子供たちは、シールをあげるか、自分のものにするかという重い決断をしなくてはならなかったのです。

しかしBグループの子供もCグループの子供も、どちらも自分の手元に残る選択肢はありません。ですからAグループに比べて決断は軽いものになるわけです。

この実験結果から分かるように、子供には 物を貸す、貸さないかを自分自身で決めさせることで、上手に貸してあげられるようになるということが分かります。

貸せないのが当たり前だと考えて、気長に構えよう!

公園や児童館で、他のお友達に「貸して」と言われて、本当は子供が貸してあげたくないのに、お友達のママに嫌われたくない、しつけができていない、意地悪な子供だと思われたくないと思って、自分の子供に「ほら、貸してあげて!」「どうして優しくできないの?」などと言ってしまった経験はありませんか?

この時期の子供たちは貸せなくて当たり前です。まだ発達が不十分で、他人の目線に立って考えることができないため、「自分がやりたい!」「今は自分が使いたい!」「僕のものだ!」 という気持ちが全てなのです。

いくら自分の子供にだけガマンさせたとしても、子供の心には不満だけが残り、思いやりの心は育たないでしょう。 ですから、子供がお友達に貸せないからといって、ママが無理やり取り上げて、お友達におもちゃを渡してしまうことはやめましょう。これでは、子供の心は置き去りになってしまいます。

「おもちゃを貸してあげたくない!イヤ!」という子供の心にママが共感してあげて、自主的に貸してあげられるようになるまで気長に待ってあげましょう。 そのうち心が発達してくると、お友達の気持ちや状況が分かってきて、物の貸し借りができるようになっていくはずです。

親は一歩引いて見守ろう

この時期の子供たちは、子供同士の関わりの中で、さまざまなことを学ぶ時期でもあります。 親が出ていくのではなく、子供同士がどう解決していくかを見守ってあげるようにすると良いでしょう。

そして、子供同士がトラブルになってしまったら、お友達のママに一言「おもちゃ貸せなくてごめんね!」と謝っておけば充分でしょう。おもちゃの貸し借りだけでなく、子供の成長において、すべてを親が判断して決めつけたり、押し付けたりするのではなく、子供自身に決断をさせるようにすることはとても大切です。自分で重要な決断をした結果、うまくいったときに、子供には自信がつきますし、決断力・自己責任意識を身に付けることができます。

また、もし子供がきちんと貸してあげることができたら、そのときには大いに褒めてあげましょう。

おもちゃの貸し借りを通じて自分で決断する経験を重ねることは、将来自主的な人生を歩むための大切な力となります。 きちんと貸し借りができるようになるまでは時間がかかるかもしれませんが、子供が決断するのを長い目で見守ってあげるようにしましょう。

参照/ 幸せなお母さんになるための子育て支援サイト「第737号 おもちゃの貸し借り AllAbout 暮らし 「おもちゃの貸し借り、子どもにどう教える?」 すくコム 「友だちにおもちゃを貸さない・・・どのように言葉がけすればいい?」

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