【書籍レビュー】「ワーク・ライフ・バランス」を超えて「ワーク・ライフ・セルフ~個を大切にする~」へ

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石田裕子『ワーク・ライフ・セルフの時代』

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文:上川奈保(CHIENOWA)
限られた時間内でタスクをこなし、終業後は保育園へダッシュ! 帰宅すると、「第2ラウンド」スタート! 夕飯準備から子供と入浴、寝かしつけまで休む間もなく、気付いたら自分も夢の中……。というのが働くママたちの日常ではないでしょうか。

そんなママたちにとって、<自分の時間、自分自身を大切にすること>は夢のまた夢と諦めている人も多いかもしれません。

今回ご紹介する『ワーク・ライフ・セルフの時代』はそんな忙しいママだけでなくパパ、また育児に限らず、プライベートでの役割がある全ての方にお薦めの一冊です。

著者は、サイバーエージェントの子会社である株式会社Woman&Crowd代表取締役社長の石田裕子さん。石田さんは、2004年度にサイバーエージェントに新卒入社後、何度も社内表彰を受け、2008年に女性初の局長、2010年には女性初の営業統括、その後子会社の代表取締役に就任。その間、二人のお子さんを出産、産休取得後すぐ復職され、ノンストップでキャリアを築いていらっしゃるとてもパワフルな方です。

石田さんは、「ワーク(仕事)」と「ライフ(家庭)」の二つのシーンだけでなく、「個」でいられる時間をもつことが、これからの時代の生き方であると述べます。

では、なぜ「個(セルフ)」の必要性が増しているのでしょう? 本書では「幸せの価値は人それぞれ違っていて、自分で決めるもの」と定義されています。つまり、今の状態に合った仕事と家庭のバランスを見つけて、自分にとって幸せな生き方とは何か? を探求することが生きがいにつながる。そして自分の状態を正しく見極めて、柔軟な選択をするには、普段から「個」をしっかり持っている必要があるのです。

以上のような、既存の「ワークライフバランス」の考え方に「個」をプラスした「ワーク・ライフ・セルフ」の新しい考え方こそが、これからの時代に、自己実現をしながら他者と関わっていくための生き方であると述べられています。

また本書では、サイバーエージェントで女性が活躍する理由や、これからの女性の働き方に関する考え方、ポイントが読みやすく紹介されています。

これまでの「自分のことは二の次」から、日々少しずつ成長して、なりたい自分に近づくために、「自分にほんのちょっとお水をあげる」感覚で、自分自身のための時間を作ってみませんか?

私も、本書をきっかけに、自分のためだけの時間を毎朝30分、無理なら10分持つことから試しています。成果については、いずれご報告できたらと思います。
後記:先日、著者である石田さんにお目にかかる機会がありました。石田さんは、ナチュラルでオープンな雰囲気で、さらに包容力、バイタリティもお持ちのとても魅力的な方で、大ファンになってしまいました。SAISON CHIENOWAでのインタビュー企画も予定していますので、お楽しみに!

『ワーク・ライフ・セルフの時代』

1,490
著者:石田 裕子
出版社:クロスメディア・マーケティング
プロフィール

上川奈保(うえかわ なお)
クレディセゾン戦略人事部に所属。8歳(小学2年生)と3歳の兄弟のママ。

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