妊娠初期の心配な症状|腹痛や出血も。何が原因?受診すべき基準は?

妊娠初期の心配な症状|腹痛や出血も。何が原因?受診すべき基準は?

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妊娠が判明しうれしい気持ちでいっぱいなのも束の間、妊娠による体の変化で様々な症状が表れてきます。まだお腹は大きくないですが、ママの体の中では出産に向けて準備が始まっているのです。

妊娠2ヶ月から4ヶ月にあたる妊娠初期、この時期はつわりに始まりチクチクとした腹痛や腰痛、便秘などの症状に悩まされることが多いです。

体の変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、症状についてきちんと理解しておくと安心です。中には流産の兆候となる症状もあるので、日々自分の体をチェックするようにしましょう。今回は妊娠初期に表れる様々な症状について、その原因や受診する基準なども踏まえご説明します。

妊娠初期の心配な症状はどんなものがある…?

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妊娠初期は体の中でたくさんの変化が起こります。妊娠前とは違う症状が表れることも多々あり、戸惑う妊婦さんもいることでしょう。では、一体どのような症状が表れるのでしょうか。早速、いくつかご紹介します。

【1】腹痛

子宮が大きくなることに伴う痛み

妊娠初期によく見られる症状の中に腹痛があります。妊娠初期の段階ではまだ見た目にはお腹は大きくなっていませんが、お腹の中では子宮が日々大きくなっています。

それに伴って子宮の周りの筋肉やじん帯も急に引っ張られることとなり、その刺激を軽度の腹痛(主に下腹部痛)として感じる人は多くみられます。

この場合の痛みは、子宮のある下腹部あたりがチクチクするような感じや引っ張られるような感じ、あるいはふだんの生理痛に似た痛みの場合もあります。

そしてこの場合の痛みは、長時間継続することは少なく、断続的にちょこちょこと感じる痛みであるのが特徴です。痛みの度合いも軽度で、ちょっと気になるな、という程度であることがほとんどです。

逆に、痛みが長時間途切れずに続く場合や、日常生活で動いていられないほどの強い痛みである場合、軽い痛みでも出血を伴う場合などは、痛みの原因がほかにある可能性が考えられます。

妊娠初期は流産が起きやすい時期でもありますので、こういった場合にはすみやかに産科医の診察を受けることをおすすめします。

便秘による痛み

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また、妊娠によるホルモンバランスの変化により、ふだん便秘がちでなくとも便秘を起こすことがあります。便秘で腸が張ることによっていわゆる一般的な腹痛を引き起こすのもよくあることです。

便秘の解消には繊維質の多い食物を摂ったり、水分をいつもより多めに飲むなどすると改善することが多々あります。入浴時に温かいシャワーをお腹にしっかり当てて、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促してあげるのもよいでしょう。

また運動不足も腸の蠕動運動を低下させますので、体調に問題がなければふだん通りに生活して適度に身体を動かすようにしましょう。

それでもつらい便秘の場合には、妊娠中は市販の便秘薬を自己判断で使用することはせず、必ず産科医に相談して緩下剤などを処方してもらうようにしてくださいね。

【2】出血

妊娠初期は出血しやすい

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妊娠初期に出血があると、赤ちゃんに何かあったのでは?と思って心配になってしまいますよね。でも実は、妊娠初期のちょっとした出血はよくある症状のひとつなのです。

お腹の赤ちゃんは妊娠中期以降、胎盤を通してお母さんの血液から栄養をもらい、どんどん成長していきます。妊娠初期は、この大事な役目を果たす胎盤が形成される時期です。

この、胎盤と子宮がつながっていく過程では、少量の出血がよく起こります。また、妊娠すると子宮自体にも血液が集まりやすくなりホルモンの影響も重なって、ちょっとした刺激でも子宮や膣から出血しやすくなるのです。

こんな出血のときは要注意!

少量の出血であれば特に問題はないのですが、この時期は流産を起こしやすい時期です。出血が流産の兆候である可能性もあります。

真っ赤な鮮血が出た場合や、一回きりの出血でも量が多いような場合は、念のためすぐに産科医を受診するようにしてください。

うすいピンクやオレンジ、あるいは茶色の出血で量も少ない場合でも、一度きりではなくトイレに行くたびに出血がみられるようであれば、すみやかに産科医の診察を受けるようにしましょう。

これらの場合が必ずしも流産による出血とは限りませんが、早めに何による出血かを知ることが大切となります。受診に迷うような場合も、まずは電話でかかりつけ医などに状況を説明し、受診が必要かどうかの判断を仰いでみるのが良いと思います。

その際に伝えてほしいことは、
・出血はいつからか、何回あったか
・どのくらいの量か(トイレットペーパーにつく程度、ナプキンに500円玉大 など)
・血の色はどうか(赤、ピンク、茶色 など)
・血の性状はどうか(サラサラしている、ドロッとしている、ゼリーのような塊がある など)

です。落ち着いて話せるよう、あらかじめメモなどを取っておくと安心かもしれません。

体験談:突然の出血で自宅安静に

emmyimさんからの体験談:
5週で鮮血の出血がありました。特に動きすぎたということはなく、突然のことで驚きました。急にオリモノが出る時のような感覚で気が付きました。

量は1ナプキンに10円玉くらいの大きさのシミができる程度でした。トイレでティッシュで拭いてみると、まだ少し血が付いていました。その後は1週間程、とにかく家で安静に過ごしました。

トイレ、お風呂、食事以外はほぼベッドで寝たきりの状態です。最初の出血から5日目くらいまでは、オリモノに混ざって少し血が出ていました。1週間で完全に血が付かなくなりました。

【3】下痢

便秘が原因の下痢症状も

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腹痛のところでも述べたように、妊娠初期は妊娠継続に必要なホルモンが急激に増加して、それまでのホルモンバランスが崩れることにより、非妊娠時よりも便秘になりやすくなります。

また、便秘になることで腸内環境のバランスが崩れ、そこからさらに下痢を引き起こすことがあります。

さらに同時期につわりも始まると、決まった物しか食べられない、冷たい飲み物を好んで飲むなどどうしても食生活が偏るため、便秘や下痢はますます助長されてしまいます。

こういった、妊娠初期の下痢やそのための腹痛によって子宮収縮を引き起こし流産につながる、ということはないので、赤ちゃんへの影響はまず心配ないでしょう。

食中毒やウイルスが原因の下痢には要注意!

下痢の中には、食中毒やウイルス性胃腸炎などによって引き起こされるものもあり、この場合には症状が重症化して、妊婦さん自身の体力や免疫力が低下してしまうこともあります。

嘔吐を伴ったり、熱がある場合や下痢が数日続くような場合、また吐き気や嘔吐で水分を受け付けないと脱水状態も心配です。

こういった症状がある場合は早めに受診をして、吐き気止めや整腸剤の処方、水分補給の点滴など適切な処置をしてもらうようにしましょう。免疫力の低下は、他の感染症への感染を引き起こしかねないので、注意が必要です。

また食中毒の場合、リステリア菌など赤ちゃんに影響の出る菌もまれにあります。必ず受診して医師の指示を仰ぐようにしてくださいね。

下痢や嘔吐での受診は、産科医と内科医のどちらにかかるべきか迷うのではないでしょうか。胃腸炎や食中毒になると内科のほうが専門ですので、より適切な対処ができるかもしれません。

内科医でもきちんと妊娠中であることを申告すれば、使用する薬剤などは対応してもらえるので安心してくださいね。

迷うような場合は、まずはかかりつけの産科医に電話などで問い合わせ、どこへ受診したらよいか相談されると安心ですよ。

【4】腰痛

ホルモンの影響で骨盤が緩むことが原因

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まだお腹も大きくなっていないのに、妊娠初期に腰痛を感じることがあります。これは、出産に備えて普段は閉じている骨盤を、赤ちゃんが通りやすくする過程で起こります。

妊娠により分泌されるホルモンが骨盤周りの関節を緩めるため、腰痛を感じやすくなるのです。心配はありませんが、段々とお腹が大きくなってくるとともに、腰痛がよりひどくなってくることも考えられます。

妊娠初期のうちから正しい姿勢や、体調に余裕があれば軽い運動を続けることで、腰痛の緩和や予防をはかることができます。日頃から心掛けてみましょう。また、産前からつけられる骨盤矯正ベルトなどを使っても良いかもしれません。

体験談:妊婦帯で腰痛対策

ポンタの母さんからの体験談:
重いものなどはなるべく持たないようにし、お腹を締めることはしないようにしていました。腰痛があったことと、冷え症だったので妊婦帯を少し早めの13週頃につけるようにしていました。体を冷やさないように気をつけていました。

【5】頻尿

我慢せずにトイレにいくことが大切

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妊娠初期、まだお腹も目立つほどではないのに、トイレが近くなる人が増えます。気付いたらトイレばかり行っている…という妊婦さんもいるでしょう。

この症状は、妊娠で急激に増えた女性ホルモンが利尿作用を促すため起こります。また、外から見ただけでは分からないくらいのお腹の大きさでも、子宮はどんどん大きくなっています。その子宮のお隣にある膀胱を圧迫してしまうことも頻尿の原因となっています。

頻繁だと思っても、億劫がったり我慢したりしないで、つどトイレに行くことが大切です。あまり我慢してしまうと、膀胱炎などの尿路感染症を起こしてしまう危険性もありますので、気をつけましょう。

【6】おりものの変化

おりものの変化をチェックしよう

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妊娠すると、おりものの量が増えることがよくあります。これも妊娠によるホルモンの変化が影響していることなので、多少増える程度は特に心配する必要はありません。

おりものシートなどを適宜使用して、清潔を保つようにしましょう。ただし、おりものの色や臭いの変化には注意が必要です。

通常、無臭で透明や白~クリーム色のおりものであればまず問題はありませんが、茶色やピンク、オレンジなどのおりものの場合は血液が混じっていることになります。

妊娠初期に血液混じりのおりものが出た場合は、出血のところで述べた通り、流産などの兆候の可能性もあります。早めに診察を受けるようにしましょう。

また、黄色や黄緑色のおりものの場合や、色は正常でも悪臭がしたりかゆみを伴うような場合には、膣炎などの感染症が疑われますので、産科医に相談してみましょう。

膣感染症を、治療しないままに妊娠が進むと赤ちゃんに影響が出たり早産などの危険性もあります。早めに治療することが大切です。

明らかな異常がない場合でも、おりものの変化が気になるようであれば、健診時などに気軽に相談してみてくださいね。

まとめ

何もなくても心配な妊娠初期。まだ体調が安定しない時期でもあるので、少しの症状でも不安になってしまいますよね。

産科にも通い始めたばかりで、どの程度ならお医者さんに相談すべきなのか、迷ってしまう妊婦さんも多いかと思います。でも、些細なことでも電話で問い合わせたり、受診の際に質問するのは決して迷惑なことではありません。

むしろ自己判断で対処したり、放置されてしまうほうが医療者としては心配です。おなかの赤ちゃんのためにも、少しでも気にかかることがあれば、かかりつけの医師や助産師、看護師に相談するようにしてくださいね。

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