鍼灸師が教える。オフィスでできる、フェイスラインのひきしめツボ&ストレッチ7つ

鍼灸師が教える。オフィスでできる、フェイスラインのひきしめツボ&ストレッチ7つ

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夕方になると顔がむくんでくる、夜更かしをすると顔の筋肉が下がる、いつもたるんでいる……フェイスラインの悩みはつきません。少しでも改善するべく、女性の健康と美容のツボ療法を提案する太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の鍼灸(しんきゅう)師・高田香菜子さんに、誰でもすぐにできるツボ押し法を教えてもらいました。

■顔への血流を促し、筋肉の緊張をゆるめる

フェイスラインがたるむ原因として、高田さんは次のように話します。

「デスクワークで姿勢がゆがんだままや、スマホの使用などで長時間下を向いていると、首や肩から顔、頭への血流が悪くなります。すると顔はむくみやすくなり、フェイスラインがたるんだ印象になります」

少しでもたるみを改善するには、どうすればいいのでしょうか。

「オフィスや通勤電車でも自分でできる方法として、『血流を促すこと』、『筋肉の緊張や収縮を軽減させること』を意識しましょう。特に、パソコンやスマホの操作など単調な作業に集中しているとき、また、ストレスがあったりイライラするときには筋肉が硬くなっています。気付いたときにさっとツボを刺激してみてください」(高田さん)

■鎖骨から耳のラインの刺激がポイント

次に、ツボの位置と刺激の方法を伝授してもらいましょう。

「鎖骨からあご、耳へのラインを意識し、数字の順に刺激すると、血流はより促されると考えられます。リンパの流れにも影響するでしょう」と高田さん。

(1)翳風(えいふう)

側頭部からあごにつながる筋肉上にあり、刺激を加えると頬(ほお)やフェイスラインのむくみをすっきりさせると考えられます。

「翳」は「羽毛の扇」を意味し、耳たぶの形を扇に見立てています。また、かくす・かげなどの意味もあります。「風」は「音声」を意味し、耳鳴りや難聴のときに対応するツボとしても知られています。

位置:耳たぶの真裏にあって、耳の付け根とあごの骨が接するあたりにあるもっともくぼんだ部分。左右にあります。

刺激法:中指の腹で、ゆっくり約5秒ゆるめに押し、そっと離すことを、3回繰り返します。神経やリンパが集まる部分なので、強く押さないようにしましょう。

(2)翳明(えいめい)

「翳」は(1)の「翳風」を指し、翳明はその後部に位置します。ここを刺鍼する(ハリ治療で用いる)と、目の疲れの改善や視界を明るくするとも言われています。翳風とともに刺激することで、フェイスラインから目の周囲のむくみの改善に働きかけます。

位置:(1)の翳風(えいふう)の親指の横幅1本分後ろ。左右にあります。

刺激法:翳明に中指の腹を、翳風に薬指の腹をあてて、ゆっくり約10秒回すように指圧します。2~3回繰り返しましょう。神経やリンパが集まる部分なので、強く押さないようにしてください。

(3)欠盆(けつぼん)

「欠盆」とは欠けた茶碗をイメージし、鎖骨の上の筋肉や皮膚がくぼんだ部分を意味しています。胸や腕へ続く神経の通り道にあるツボで、首や肩の血流促進に働きかけます。

位置:乳頭からまっすぐ上にたどり、鎖骨すぐ上のくぼみから、親指の幅1本分のど側。左右にあります。わかりにくければ、その周囲を指で指圧して、「いた気持ちいい」部分を探しましょう。ピンポイントでなくても、「そのあたり」がわかればOKです。左右にあります。

刺激法:ひとさし指、中指、薬指、小指をそろえて、鎖骨からのどもとに向けて円を描くように軽くさすりましょう。強く圧しないよう注意してください。

(4)頬車(きょうしゃ)

「車」は、歯が車のように動くところ、つまりあごの関節のことで、頬のかなめを指しています。このツボは、頬のむくみや腫れ、あごのこわばり、歯ぐきの痛み、あごの関節のこわばりなどを緩めることで知られています。

睡眠中に歯ぎしりをする人、ストレスや緊張で奥歯を噛みしめることが多い人は特に、意識して指圧するとよいでしょう。

位置:あごのかど、えらの部分から上へ親指の幅1本分ほどのところ。歯をぐっと噛みしめたときに筋肉がもりあがる部分です。左右にあります。

刺激法:(5)で紹介する「大迎(だいげい)」とセットで、ひとさし指、中指、薬指をそろえて耳のほうへ回すように軽く押しまわします。

(5)大迎(だいげい)

「大」は、大いなる、立派な、「迎」は、迎える、迎え合うことを表現しています。口角を下げる筋肉の上にあり、刺激することで、口角のたるみや、左右のゆがみの差を軽減させるように働きます。

位置:あごのかど、えらの部分から骨に沿って親指の幅1本分ほど前へ行ったところ。少しへこんで脈の拍動が感じられる部分です。左右にあります。

刺激法:(4)で紹介した「頬車(きょうしゃ)」とセットで、ひとさし指、中指、薬指をそろえて耳のほうへ回すように軽く押しまわします。

(6)フェイスラインを軽くさする

以上のツボを指圧した後で、両手の指さきをあごの下から(1)の翳風に向けて、あご関節(フェイスライン)に沿って流すように移動させます。血流促進を意識しましょう。

(7)首のストレッチ

首をゆっくり大きく回します。右回り、左回りと、3回ずつほどを行いましょう。背中側に回すときは、首を後ろにがくっと倒さないようにソフトに回してください。

その後、頭を右の肩のほうへゆっくり倒し、次に左の肩のほうへゆっくりと倒します。手を頭にそっと添えると伸びやすいでしょう。

最後に高田さんは、こうアドバイスを加えます。

「以上の流れを3度ほど繰り返すと、刺激の影響を感じるでしょう。顔がむくみやすいのは起床時や夕方ですから、朝のメークの前やアフター5のお化粧直しのときにさっと実践してみてください」

■まとめ

さっそく鏡の前で、この流れを3度繰り返し実践してみました。(4)の頬車のあたりに刺激を感じ、口元のたるみがやや改善したように思います。表情のアンチエイジングを目指し、朝と夕方の習慣にしたいものです。ぜひお試しください。

(海野愛子/ユンブル、写真提供:高田香奈子氏)

取材協力・監修:高田香菜子氏。鍼灸(しんきゅう)師。太子橋鍼灸整骨院勤務。「美は健康な体から!」をモットーに、美容鍼灸、トリートメントなどの施術が得意。
太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10  
http://www.taisibasi.com/

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