要注意!子どもの麻疹(はしか)症状、原因は?予防接種は何回?

要注意!子どもの麻疹(はしか)症状、原因は?予防接種は何回?

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「麻疹」「はしか」という病名を聞いてどんな病気かピンときますか?くわしくはちょっと…、という人も多いのではないでしょうか。

「麻疹」と「はしか」は同じ病気です。「麻疹ウイルス」というウイルスによっておこる病気で、感染力が非常に強く大人でもかかることがあり、大流行する年もあります。

多くは時間と共に回復していく病気なのですが、発疹があり発熱やかゆみがあって症状はとても辛いもので、重症化すると命にかかわることもあるとても怖い病気です。そのため昔は「命さだめ」とも呼ばれていました。

怖い病気ですが、きちんと対処しておけば防ぐことのできる病気です。今回、症状や予防接種についてまとめてみました。風疹との違いや、ママが妊婦さんの時の看病など気をつけるべきポイントについてご紹介します。

麻疹(はしか)とは

流行する時期

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麻疹は毎年春から初夏にかけて流行するといわれています。2007年、2008年には当時10代~20代の若者を中心に感染者が増えましたが、その後予防接種の徹底などにより感染者数は減少しています。

2016年では大人や乳幼児の集団感染がニュースになっており、また麻疹の感染力や予防の重要性が話題になっています。

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感染力

麻疹の感染のしかたは
・接触感染(ウイルスがついたおもちゃや手すりなどを触ることでうつる)
・飛沫感染(咳やくしゃみでツバや鼻水を介してうつる)
・空気感染
があります。

飛沫感染と空気感染のちがいって何でしょう?飛沫感染はゴホゴホやハクション!で飛んでくる水っぽいもの。ある程度距離があれば届きません。

しかし空気感染は、そのゴホゴホやハクションで飛ばされたツバや鼻水が乾いて、軽くなったウイルスがフワフワと空気中に漂ってうつっていくことなんです。

軽いので、長い間空気中に浮いて、遠くまで飛んでいきます。そして、小さいので吸いこんだら体の奥まではいってしまうというやっかいなものです。

つまり、体育館や同じ施設内に麻疹に感染している人がいたら、直接の接触がなくても感染する可能性があるくらい、非常に感染力が強いというわけです。

しかも感染したら100%に近い確率で発症するといわれています。他人への感染力は症状がでる1日前~発疹が出てから4~5日目くらいだといわれています。マスクでの予防は難しく、予防接種が唯一の予防法となります。

何度も感染するの?

一度麻疹を発症したら、その免疫は一生続くと言われており、2回目の発症はありません。そのため、発症した人はワクチンを打つ必要はなくなります。

ただし、1歳に満たない時に発症した場合は免疫の維持が十分でない可能性があります。ワクチン接種をする必要があるか、医師と相談したほうがいいでしょう。

子どもの麻疹(はしか)の症状

主な症状

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症状の経過によって、カタル期・発疹期・回復期にわけられています。

≪カタル期≫(3~4日間)
●症状
・38℃前後の発熱
・咳、鼻水
・目やに(結膜炎)
・ときに下痢
・コプリック斑(口の中の頬の内側の粘膜にできる白いぶつぶつ)

カタルとは『分泌物の多い症状』のことです。この時期が最も感染力が強いので注意が必要です。麻疹特有の症状はコプリック斑で、麻疹の診断において重要なポイントです。

受診の際、小児科にいくと医師が口の中をライトで照らしてみますよね。あの時、のどの炎症だけではなく、そういうところもチェックしています。

≪発疹期≫(3~4日間)
●症状
・熱がいったん下がってきた、と思ったらまた半日ほどで39℃以上の高熱が出ます。
・顔、首から全身にかけて赤い発疹が出現。数日間かけてひろがり、発疹同士がくっついて赤くもりあがったまだらになります(紅斑)。

この時期が一番辛く、本人も看病する方も大変な時期になります。

≪回復期≫
●症状
・発疹期3~4日がすぎると、しだいに熱が下がり、赤い発疹も色あせて色素沈着(黒ずみ)へと変わっていきます。

このとき合併症を起こしていなければ10日ほどで治っていきます。回復していく期間ですが、免疫力が低下しているため他の感染症にかかると重症化しやすいので注意が必要です。また、体力が回復するまでには1ヶ月ほどかかることもあります。

発症期間

カタル期:3~4日
発疹期:3~4日
回復期:発疹が出てから3~4日目以降の症状が落ち着いてくるころ。熱が下がってから3日間が過ぎるまでは病日として数え、登校は禁止されています。ざっくりいうと、症状は10日~14日ほどでおさまると考えていいでしょう。

麻疹ウイルスの潜伏期間ですが、麻疹ウイルス感染から10日~12日ほどで発症します。他人への感染力は、症状がでる1日前からだといわれています。

風疹との関係性

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よく予防接種で「麻疹・風疹混合ワクチン」(MRワクチン)を打つため、同じような病気だと思われることがあると思いますが、風疹は別名「三日ばしか」と言われ、麻疹と風疹は異なるウイルスでおこる、まったく違う病気です。

「麻疹風疹混合ワクチン」とは麻疹と風疹のワクチンを1本に混ぜたものになり、それぞれ麻疹ワクチン、風疹ワクチンという単独のもあります。病気は違いますが、どちらも5類感染症といって届け出を出す必要があります。

風邪の症状とのちがい

一般的な風邪症状と麻疹の初期症状は似ています。風邪は3~4日で回復にむかいますが、麻疹の場合は日にちがたっても症状が改善せず、発疹や新たな症状が出てきます。

合併症

肺炎、中耳炎、クループ症候群などを合併しやすく、1000人に一人は脳炎を発症するといわれています。脳炎を発症するとマヒや知能障害、命にかかわることもあります。

また、麻疹にかかってから数年後に亜急性硬化性脳炎(SSPE)という難病を発症することがあります。 予後不良で現在治療法は確率されていません。SSPEは1歳未満や免疫力が低下しているときに麻疹にかかった場合に多く発症するといわれています。

クループ症候群は、のどの炎症で腫れを起こし、気道がせまくなります。呼吸が苦しそう、変な音がする、咳の音がおかしい、などの時は窒息の危険があります。人工呼吸や気管切開などの処置が必要となる場合があるのですぐにかかりつけ医に相談しましょう。

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麻疹の原因

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麻疹ウイルスは、感染した人が使ったものに付着・飛沫に混じって、体外に放出されてから2時間ほど感染力を保って活性しつづけます。

感染力の非常に強いウイルスで、麻疹の免疫のない人の集団に感染者が一人いたら、12~14人の人が感染すると言われています。インフルエンザは同条件で1~2人ということからも感染力の強さがうかがえますね。

子どもの麻疹の治療法

受診の注意点

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麻疹は非常に感染力の強いウイルスなので、もしかして麻疹かも?と思ったときは直接受診する前に、小児科に電話をいれましょう。

マスク着用と、病院についたら発症者は車の中など、他の人にうつらないように配慮する必要があります。もしまわりで麻疹が流行っているときには、その可能性があることも先に医師に伝えましょう。

ちなみに、麻疹ウイルスは普通のマスクを通過してしまいますが、感染中に他の病気をもらわないように、という予防の観点で着けたほうがいいでしょう。

麻疹と診断されたら学校、幼稚園、保育園、遊び友達の家にも連絡し、新たな感染者がでないように配慮しましょう。

治療方法

ウイルスに効く薬は今のところありません。対症療法といって、出ている症状に対する薬をつかって苦痛な症状をやわらげるという治療がメインとなります。熱に対して解熱剤(アセトアミノフェン)、咳に対して鎮咳薬、といった感じになります。

細菌の二次感染を防ぐ目的で、抗生剤を投与することもあります。またガンマグロブリンという血液製剤の注射で、発症または重症化をふせぐことができるともいわれています。

ただし血液製剤もまったくリスクがないものではないので、メリットデメリットをふまえた慎重な判断のもと使用されています。

出席停止

麻疹とわかったら幼稚園、保育園、学校にすぐに連絡し、休まなければいけません。休む期間は熱が下がってから3日がすぎるまでになります。

学校保健安全法という法律で決められており、学校を休んでも欠席扱いにはなりません。しばらく休んでから「実は麻疹だったんですよ~」ではだめなんです。他の人に感染を広げないために、すぐに連絡しましょう。

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麻疹の予防接種

予防接種のタイミング

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麻疹の予防接種は
・1歳になってから
・小学校に入学前の一年間
の2回となっています。

1歳が過ぎてからというのは、生後6ヵ月未満はお母さんからもらった抗体があるためにウイルスに感染しにくいのですが、10ヵ月ごろからその抗体も減っていくためにかかりやすくなるためです。

1歳をすぎてから予防接種をすることで十分な免疫ができます。1歳を過ぎたら早めに予防接種をすることをおすすめします。そして、2回目を打つことでほぼ確実に感染を予防することができます。

もし抗体を持たない人が麻疹を発症した人に接触してしまった場合は、72時間以内ならワクチンの効果があるといわれています。ただし、そのワクチン接種は生後6ヶ月を過ぎている人が対象です。

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予防接種したのに

一度予防接種していても時間と共に免疫力が低下し、大人になって感染してしまうことがあります。接種歴や罹患歴(かかったことがあるかどうか)がわからない場合は、医療機関で採血検査することにより調べられます。

ホームケアのポイント

ママが妊婦の場合は気をつけよう

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妊婦が麻疹に感染すると、流産や早産のリスクが高まるといわれています。もし家族内に麻疹の予防接種を受けていない人がいる場合は医師に相談しましょう。また、麻疹が流行しているときはあまり出歩かないようにしたほうがいいでしょう。

これから妊娠を考えている人は、早めに医師に相談しましょう。胎児への影響を考えて、予防接種から2ヵ月ほどは避妊が必要だといわれています。

脱水症状に気をつける

高熱と口内炎の痛みにより脱水をおこしやすくなります。まめな水分補給を心がけ、おもうように水分がとれずぐったりするようなときは、医療機関に相談して点滴をしてもらうと楽になります。

小さいお子さんの場合は、スポーツドリンクを製氷皿で凍らせてから小さくし、少しずつ口に入れてあげると水分をとりやすいですよ。

脱水がすすむとさらに熱があがる悪循環になります。口の中が乾いていたり、おしっこが少ないときは脱水のサインです。気を付けて様子を見ましょう。

病後もしばらく休養が必要

麻疹は熱が下がってから3日ほどは他の人へ感染してしまう可能性があると言われています。また、病気によって体力を消耗し、免疫力も下がっているので他の病気にかかりやすい状態にあります。熱が下がっても油断せず、しっかり体をやすめましょう。

まとめ

子どもの麻疹について、詳しくご説明してまいりました。かわいい我が子をこんな辛い病気にはしたくない!そう思いますよね。麻疹に限らず口の中に赤みや腫れ、ブツブツがでる病気は他にもあります。

その異常にいち早く気付けるように、歯みがきの時など意識して口の中を見てみてください。元気な時の状態を知っていれば、異常に早く気づけます。

麻疹は、予防接種さえしていれば防げる病気です、お子さんのを済ませてほっとしているパパママ、ぜひご自分の予防接種歴や罹患歴もふりかえってみてくださいね。

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