偏差値よりも大切!?注目の新たな教育指数『非認知能力』を伸ばすために

偏差値よりも大切!?注目の新たな教育指数『非認知能力』を伸ばすために

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生徒たちの学力や能力を示す指標といえば、テストの点数、IQや偏差値を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

これらはいずれも数字で表すことができるものですが、近年は欧米諸国を中心に、数値化されにくい『非認知能力』を伸ばすための教育が注目されてきています。

非認知能力とは一体どんなものなのでしょうか。 そして、この能力は、子供たちの将来にどう関わってくるのでしょうか。

今回は、非認知能力と、その伸ばし方についてご紹介します。

非認知能力とはどんな能力?非認知能力があるとどんなメリットがあるの?

非認知能力とは、『意欲』『協調性』『忍耐力』『計画性』『粘り強さ』『誠実性』『外向性』『情緒安定性』『自己抑制力』などの個人が持つ特性のこと。認知能力(IQ)ではなく、潜在的な能力を示します。

この非認知能力が高ければ高いほど、人生においてぶつかる諸問題を解決しやすく、その後の子供の人生を豊かにするとも言われています。

アメリカのシカゴ大学経済学部特別教授であるジェームス・ヘックマン氏によると、非認知能力は『勉強ができる』『頭がいい』というような能力よりも社会的な成功に結びつきやすいとのことです。

また、非認知能力は幼児期のしつけや就学前教育などによって高めることができるのも特徴。 質の良い就学前教育を受けた子供は、非認知能力をどんどん伸ばすことができるそう!

ヘックマン教授の実験では、良質な就学前教育を受けた子供のグループは犯罪率や離婚率が低く、生活保護に頼る人の割合も少なかったそうです。

5歳までの親の接し方がカギ!子供の非認知能力を高めるために必要なことは何?

ヘックマン教授によると、非認知能力を高めるためには5歳までの子供に対する親の接し方がカギだそうです。 では具体的にどのように接していくべきなのでしょうか。

1.自己肯定感を育む

非認知能力の土台になるのは『自己肯定感』です。 人と比べることなく、『ありのままのあなたが大好きなんだよ』と、普段から子供に言葉でしっかり伝えてあげましょう。

そうすることで、子供は自然と自分には価値があるのだと思えるようになります。 自己肯定感を持つと、人間関係を上手く築けるようになるだけでなく、逆境にも強い心を手に入れられます。

2.挑戦を促す環境づくり

非認知能力をつけるためには、何事にも挑戦できる環境づくりが大切です。

子供をいろいろな場所に連れて行ってさまざまな体験をさせてあげる、普段の生活空間に、子供が興味を持ちそうなものを用意しておいてあげるなどして挑戦を促すのがおすすめ。

自宅でもいろいろな種類の積み木や、多種多様なジャンルの絵本などを置いておくことで、子供の興味関心を刺激してみてはいかがでしょうか。

チャレンジをすれば、もちろん失敗してしまうこともあるでしょう。子供が成功したときばかり褒めるのではなく、チャレンジする気持ちやや努力などの過程を褒めてあげることも大切です。

3.親子でより深いコミュニケーションをとる

親との対話によって子供たちの発想を豊かにし、考えを深めさせ、非認知能力を育むことも可能です。

子供が興味を持ったことに対して、「へえ、よかったね」「すごいね」と言うだけでなく、「明日もやりたいならどうしたらいい?」「どこに置いておこうか」などと、より深い対話をしていくことで、子供の創造力や考える力を育てていき、子供の興味や好奇心を広げていく工夫をしてみましょう。

また、例えば子供が縄跳びにチャレンジするとしたら、『何回跳べるか』に挑戦させるのではなく、『縄跳びを長く跳べるようになるために、どういう工夫をしたか。どのくらい根気強く頑張ったか』などに着目して親が言葉をかけてあげることで、子供の向上心や、粘り強さ、創意工夫する力……すなわち非認知能力を高めることができます。

普段の声掛けから意識してみてくださいね。

特別な教育が出来なくても、親の意識と工夫次第で非認知能力は育つ!

非認知能力を育むためには『就学前教育』が大切だというヘックマン博士の言葉に焦ったママやパパも多いことかと思います。

共働き家庭では、『教育』ではなく『保育』を目的とする施設である保育園に、日中の大半の時間子供を預けている場合が多いですよね。

「仕事で教室への送迎が出来ない」「帰ってくるのが早いから幼稚園には通わせられない」など、家庭の事情もあって就学前教育を受けさせたくても無理だという方も少なくないでしょう。

しかし、諦める必要はありません。非認知能力を高めていくために、ご紹介した3つのポイントを日常生活の中でぜひ取り入れてみてください。

日々のちょっとした工夫で、子供の将来が驚くほど変わるかもしれませんよ。

参照/ Livedoor NEWS |幼児教育の現場で数値化されにくい『非認知能力』に注目集まる INSPIRING 『人生の成功にはIQより非認知能力〈子供教育と親の姿勢〉』 ベネッセ教育総合研究所 これから幼児教育2016『生涯の学びを支える『非認知能力』をどう育てるか 日経ビジネスオンライン『5歳までのしつけや環境が、人生を決める』

Photo/Brian Richardson

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