トランプやUNOだけじゃない。家族で楽しめる進化したカードゲーム5選

トランプやUNOだけじゃない。家族で楽しめる進化したカードゲーム5選

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家族や友人で盛り上がるパーティーゲームといえば、トランプやUNOが定番ですが、じつは近年、それら以外のボードゲーム・カードゲームが大きな進化を遂げ、盛り上がりを見せています(2015年度玩具市場規模調査で151億円)。

今回は、そんなボードゲーム・カードゲームのなかから、何度もやってしまいたくなる奥深さがありつつ、初心者やルールを知らない子どもでもすぐに楽しめるゲームを5つ、クレディセゾン社員の感想コメント&★マークと共に紹介します。これまでトランプやUNOしかやったことがない人は、カードゲームの進化、そして奥深さに驚くこと間違いなし!

文:佐々木鋼平(CHIENOWA)
定番の神経衰弱が大幅に進化。3歳児から大人まで一緒に遊べるカードゲーム
『イチゴリラ』

『イチゴリラ』

最初にご紹介するのは、3歳のお子さんでも大人と一緒に遊ぶことのできる可愛い絵柄のカードゲーム『イチゴリラ』です。しかしその内容は「小さいお子さん向け」ではまったく収まらない奥の深さ。トランプの「神経衰弱」のように裏返したカードをめくっていき、同じ「絵」を揃えたら得点になるのですが、神経衰弱と違うのはペアだけでなく、イラストに書いてある数字の枚数分カードを揃えなければ得点にならないところ。

「ヨット、じょうぎ(4枚)」「ゴリラ、ごくう(5枚)」など、枚数の多いカードは、揃えるのが難しいのですが、そのぶん順番にめくっていく間にチラチラと目に触れる機会が多いので、あえて揃える枚数の少ない(=得点の少ない)カードは捨てて、枚数の多いカードに集中して一気に得点を狙うなどの戦略性も求められます。

たかが「神経衰弱」と侮るなかれ。見事に絵を揃えたとしても、同じプレイヤーが続けてめくることはできないルールのため、単純に「記憶力がいい」だけでは勝てないゲーム性も魅力の一つと言えるかもしれません。おなじみのルールに一工夫加えるだけで、ここまで戦略性が深まるのか……と驚きのゲームです。

・ルールのわかりやすさ:★★★★☆
・盛り上がり度    :★★★★☆
・ゲーム性の深さ   :★★★★★
・中毒性       :★★★☆☆
・人に薦めたくなる度 :★★★★★

▼実際に遊んでみての感想

「絵によって揃える枚数が違うのが楽しい」(5才・女の子)
「同じ人がずーっと取らないのがいい」(3才・男の子)

普通の神経衰弱と違い、カードの絵が合っても次の人に順番が回るので、上の子にどんどんカードを取られてしまうことがなく、下の子も楽しんで遊べました。絵柄によって揃える枚数が違うところや、よく似たカードがあるところが、難しいけれど楽しく盛り上がりました。まだ子どもが小さいので、カード枚数を減らしたり、簡単ルールでプレイしたので中毒性については★が少なめですが、小学生以上くらいだとより楽しめそうです。上の子は、カードが小ぶりでイラストがかわいいところも気に入っていました。


野上淳子(クレディセゾン コンサルティングセンター)
5歳の長女、3歳の長男と三人でプレイ。

『イチゴリラ』

1,512(税込)
メーカー:すごろくや
対象年齢:3才以上
人数:2~6人用
所要時間:10~20分
セカオワ、嵐、きゃりーぱみゅぱみゅもハマった、「大喜利」ゲーム
『キャット&チョコレート 日常編』

『キャット&チョコレート 日常編』

『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、SEKAI NO OWARIと嵐のメンバー同士が対戦して大盛り上がり。きゃりーぱみゅぱみゅもTwitterで紹介したことで話題になった『キャット&チョコレート 日常編』は、さまざまなピンチのシチュエーションを「ひらめき」と「アドリブ」で回避する大喜利タイプのカードゲームです。

ルールはとても簡単で、「苦手な相手から遊びに誘われた」「となりの住人がうるさい。しかも、こわい人だ」といった、「ピンチ」が書かれたイベントカードを、プレイヤーが順番にめくっていき、それに対して、「仏像」「1億円」「おかん」「卒業アルバム」「メジャーリーガー」……といった、さまざまな手持ちのアイテムカード3枚を駆使して解決するというもの。

思いもよらぬアイテムの組み合わせで解決法を提示して、他の過半数のプレイヤーが認めればイベントクリアですが、強引すぎるアイデアで認められないとなった場合は不正解。クリアしたイベントの数をチームで競います。

他にも甘酸っぱいイベントをクリアする学園編。サラリーマンならではのピンチを解決するビジネス編。2010年に『日本ボードゲーム大賞 投票部門大賞』を受賞した幽霊屋敷編など、お題のバリエーションを増やすことも可能。カードに描かれているイラストはシンプルで親しみやすく、推奨年齢は8歳からとあるように、小学校低学年のお子さんでもすぐに楽しめて盛り上がれるパーティーゲームです。

・ルールのわかりやすさ:★★★★★
・盛り上がり度    :★★★★★
・ゲーム性の深さ   :★★☆☆☆
・中毒性       :★★☆☆☆
・人に薦めたくなる度 :★★★★☆

▼実際に遊んでみての感想

ルールは単純明快でわかりやすく、10歳の娘に一度やってみせたら、すぐにできました。日常のピンチを、ムチャ振りなアイテムを使ってどう切り抜けるか? 頭をフル回転で使うので、考えて発表する訓練にもなりとても良いと思います。子どもには遊びながら自由な発想を広げていく効果、75歳のおばあちゃんには脳トレ、私たち夫婦はウケ狙い路線で年齢問わず楽しめました。

娘は「ぜーんぶ答えたい!」と食いつきが良く、誰の番が来ても「私の答えはこうだよ!」とコメンテーターのように評価してくれました(笑)。娘の感想は……「今度友達とやってみたい!」「カードの種類がもっとたくさんあったらいい」。このゲームの他のシリーズも混ぜてやってみても面白いと思います。


中島紀子(クレディセゾン 監査室)
夫、実母、10歳の娘と四人でプレイ。

『キャット&チョコレート 日常編』

1,280(税込)
メーカー:株式会社幻冬舎エデュケーション
対象年齢:8歳以上
人数:3~6人用
所要時間:20分
名誉ある「ドイツ年間ゲーム大賞2015」にノミネートされた、「街を育てる」ゲーム
『街コロ』

『街コロ』

次に紹介するのは、ポップなパッケージデザインが目を引く『街コロ』。サイコロを振って、さまざまな施設を建設し、自分の街を育てて競い合うゲームです。古くは『モノポリー』から、スマホでも再流行している『シムシティ』シリーズまで、「自分の街を育てる」ことの楽しみ、ワクワク感というのは、なぜか人の心をつかんで離さないようで、あのホリエモンさんもTwitterで反応されていました。

ボードゲーム業界でもっとも名誉ある賞とされる「ドイツ年間ゲーム大賞2015」に、日本のボードゲームとして初ノミネートを果たす快挙を成し遂げ、世界各地でもたくさんの受賞をするなど、ゲームとしての評価、実績はかなりのもの。

「麦畑」と「パン屋」が1軒ずつ並ぶ街からスタートし、お金を貯めて「カフェ」「コンビニ」や、「テレビ局」「スタジアム」などを建設。それに合わせて街の収入も増えていき、最終的には「電波塔」「遊園地」「ショッピングモール」「駅」の4つを建設したプレイヤーの勝ちとなります。

どのタイミングで、どの施設を建てて、どのサイコロの目が出れば、どんな流れを呼び込めるのか? 今回ご紹介するゲームのなかでは、一番戦略性が高いゲームかもしれません。慣れてきたら、施設の種類を増やすことができる、拡張セットの「街コロプラス」「街コロシャープ」もおすすめです。

・ルールのわかりやすさ:★☆☆☆☆
・盛り上がり度    :★★★★★
・ゲーム性の深さ   :★★★☆☆
・中毒性       :★★★☆☆
・人に薦めたくなる度 :★★☆☆☆

▼実際に遊んでみての感想

ルールが難しく、1回目は試行錯誤しながらプレイしましたが、2回目以降はルールを理解できてきて、盛り上がりました。ただ、次女がコインを取られるたびに機嫌を悪くしてしまい、なだめるのが大変でした。次女は悔しいながらも、何度かやるうちにコツをつかんで勝てるようになり、楽しくなったようで、何度も「やろう」とせがまれました。家族4人揃って遊んだのは久しぶりでした。


松尾貴司(クレディセゾン 営業企画部プロモーション戦略グループ)
妻、17歳の長女、10歳の次女と四人でプレイ。

『街コロ』

2,945(税込)
メーカー:グランディング
対象年齢:7歳以上
人数:2~4人用
所要時間:30分
何でゴキブリ? 「イカサマ」をしないと絶対勝てない異色のカードゲーム
『いかさまゴキブリ』

『いかさまゴキブリ』

ゴキブリや蛾、クモなど、人から嫌われることの多い「虫」がモチーフになっているだけでなく、ルールに「イカサマ」が組み込まれているという、驚きだらけのゲームです。バレなければ何をやってもいいルールなので、こっそり手札を隠したり、床に捨てたり、カードを重ねて場に捨てたりと「ズルをすること」が勝つための必須条件となっています。

ルールはとてもシンプルで、1から5までの数字の入った手札カードを、プレイヤーが数字順に場に出していき、手札がなくなったプレイヤーが現れたらゲーム終了。

これだけだと、ありがちなトランプゲームのようですが、問題は「ゴキブリ」「蚊」「クモ」「アリ」などが描かれたアクションカードが場に出されたとき。たとえば「蚊」に設定されたアクションは「このカードをすばやく叩く」となっていますが、このようにプレイヤーが何らかの動作をせざるを得ないとき(=注意力が散漫になるとき)こそが「イカサマチャンス」。「イカサマ」を連発しすぎて、カードを無くさないようにする注意も必要です。

・ルールのわかりやすさ:★★★☆☆
・盛り上がり度    :★★★☆☆
・ゲーム性の深さ   :★★★☆☆
・中毒性       :★★☆☆☆
・人に薦めたくなる度 :★★☆☆☆

▼実際に遊んでみての感想

メンバーが女性中心だったこともあって、「なんでムシ?」「気持ち悪い」というコメントが。ルールはちょっと複雑かな? と思いましたが、子どもたちはすんなり覚えてくれました。特にアクションカードの「蚊」が場に出たときの「このカードをすばやく叩く」というルールが、まさに「蚊」をイメージさせる単純さで評判が良かったです。

「カードを隠そうとする行為を見張る」というルールは他のゲームにはない要素なので、ゲームに集中していると簡単に見落としてしまいます。今回は結局、5回プレイしていかさまを見破ったのが1回きり、という体たらくでしたが、プレイヤーの監視力が向上しもっと見破れるようになれば、隠す側も真剣になって、より盛り上がるように思います。

あと、ルールではゲーム終了ごとに点数計算をすることになっていますが、めんどうなので、単に上がった順で勝ち負けを決めていました。このあたりは工夫の余地があるかと……。


吉中慎(クレディセゾン アライアンス開発部)
妻、13歳の長女、10歳の次女と四人でプレイ。

『いかさまゴキブリ』

1,800(税込)
メーカー:Drei Magier
発売年:2014年
対象年齢:7歳以上
人数:3~5人用
所要時間:15〜25分
遊びながら「おっとっと」も食べられる! 50のゲームで遊べる、欲張りすぎなカードゲーム
『おっとっトランプ』

『おっとっトランプ』

定番のお菓子「おっとっと」がオリジナルカードゲームになりました。カードにはそれぞれ52種の魚介類が書かれており、トランプとしてだけでなく、50種類ものゲームがプレイできるようになっています。

遊ぶことのできるゲームは、テレビ番組にもなった世界的パーティーゲーム『人狼』ならぬ『人魚(jin-uo)』。すごろくゲーム『とと街道五十二次』や、魚の寿命データを使って遊ぶ『生きねば、とと絶ちぬ。』など、よくこれだけ思いついたと感心するものばかり。それぞれのゲームでは、本物の「おっとっと」がルーレットやサイコロ代わりに使われており、食べながら遊ぶものも多いので、事前に「おっとっと」を数袋用意しておくとよいでしょう。

魚介類のデータも非常に細かく本格的で、アメリカンロブスターの寿命は100年、マヒトデの卵数は1,100万粒、マンボウの卵数は3億粒、マッコウクジラの潜水深度は水深3,000メートルなど、子どもが遊びながら学べる内容になっているのも驚きです。

・ルールのわかりやすさ:★★★★☆
・盛り上がり度    :★★★★★
・ゲーム性の深さ   :★★★☆☆
・中毒性       :★★★☆☆
・人に薦めたくなる度 :★★★★☆

▼実際に遊んでみての感想

こちらは1つで50のゲームが楽しめる商品で、そのうちのいくつかで遊んでみました。1つ10分程度で終わるもので、夕食後のちょっとした時間を使って楽しめ、特に共働きのわが家には家族の団らんを楽しむためのコミュニケーションツールとして、これから重宝しそうです。ゲームの1つに、引いたカードの生き物をジェスチャーで伝え、それを当てた人がそのカードのポイントを獲得し、おっとっとを食べられるというものがあったのですが、長男は特にこのゲームがお気に入りで、全身を使ったり顔で表現したりして、始終笑いが絶えませんでした。


菅原友架(クレディセゾン 海外戦略部)
夫、6歳の長男、3歳の長女の四人でプレイ。

『おっとっトランプ』

2,106(税込)
メーカー:森永製菓
発売年:2016年
対象年齢:5歳以上
人数:2人以上
所要時間:30分

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