抱き癖は心配しなくていい?触れ合いを大切にする『アタッチメント育児』

抱き癖は心配しなくていい?触れ合いを大切にする『アタッチメント育児』

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アタッチメント育児

「泣いたからって抱き上げていたら、抱き癖がついてしまうかも」や、「何日間かギャン泣きしても一人寝を覚えさせた方がいいのかな」など、ぐずる赤ちゃんを目の前に悩んでしまうこと、多いですよね。

そんな方にご紹介したいのが、最近欧米で最も注目されている『アタッチメント育児』。赤ちゃんとできるだけ触れ合い、要求をできるだけ叶えてあげるという育児法なんです。その理論と実践方法について学んでみましょう。

触れ合いが発達のカギ!アタッチメント育児とは

欧米では、“子供の自立を早めるため”“わがままに育てないため”“泣きわめく子供に親が振り回されないため”などの理由から、

  • 赤ちゃんに触れることは必要最小限にし、泣いても抱き上げない。
  • 両親と一緒に寝ない。早い段階から子供部屋に一人で寝かせる。
  • 母乳よりもミルクを、時間を決めて与える。

というような、いわゆる『抱かない触れない育児法』がとられてきた時代がありました。

これと真っ向から対立する『アタッチメント育児』を提唱したのが、8人の子供を持つ小児科医、ウィリアム・シアーズ博士。“赤ちゃん期に触れ合ったり抱いたりする時間をできるだけ増やし、思い切り依存させることで、親子間に強い絆(アタッチメント)ができ、その絆こそが自立心の基礎となる”という考え方なんです。

これは、人間の本能に基づいた理論だとも言えます。私たち人間の祖先である類人猿や原始的な狩猟民族は、常に子供を母親が密着して過ごすことで安全を守ってきました。赤ちゃんが一人でいると泣いてしまうのも、泣き声を聞くと母親がいてもたってもいられない気持ちになるのも、何万年もの歴史が人間の脳に刻んだ、自然な反応なんですね。

小さい頃からよく抱っこされて育った子供は、

  • ストレスを感じづらい
  • 精神的に安定している
  • 立つ・歩くなどの発達が早い

という調査結果も出ていて、アタッチメント育児の効果を裏付けています。

アタッチメント育児を実践する7つのポイント

それでは、アタッチメント育児を行うには具体的にどのようなことに気をつければいいのでしょうか。シアーズ博士は、アタッチメント育児の柱として以下の7点を挙げています。

  1. 産後の数時間を赤ちゃんと共に過ごす。
  2. 赤ちゃんの泣き声などのサインには意味があると捉える。
  3. 母乳を与える。
  4. スリングやキャリアーなどで赤ちゃんを身体に近づけておく。
  5. 赤ちゃんと同じ部屋やベッドで眠る。
  6. してよいこととよくないことの境界を設け、片寄り過ぎない。「何してもいいのよ」でもなく、「それはだめ、これはだめ」ばかりでもなく、その間でバランスを取る。
  7. 周りからのアドバイスや意見に常に従うよりも、親自身の本能や直感も大切にする。

私たち日本人にとっては、当たり前に思えるような事柄も多いですよね。実際、アメリカのアタッチメント・ペアレンティング協会は、おんぶ紐を使って子供を抱っこしながら家事をしたり、親子が川の字で添い寝したりする日本ならではの育児習慣を、良い例として取り上げています。

また、シアーズ博士は“7つすべてできなくても、できる範囲で”と注釈をつけていますから、「ミルクだけで育ててはいけないのかしら」とか、「仕事をしているけれど大丈夫?」といった心配はしなくても大丈夫ですよ。

アタッチメント育児では、たくさん触れることで赤ちゃんへの愛着が増して気持ちが理解しやすくなる、赤ちゃんの泣き声が減ることで親のストレスも減るなど、パパやママにも嬉しい効果があります。楽しんで子育てするためにも、アタッチメント育児を取り入れてみてはいかがでしょうか。

Photo/photosavvy 参照/ ユア子育てスタジオ「アタッチメント育児」が教えてくれる「繊細さ」 Shefts International「アタッチメント育児・赤ちゃんを着る」

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