いじめっ子?いじめられっ子?幼児期の子供のトラブル

いじめっ子?いじめられっ子?幼児期の子供のトラブル

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いじめ

保育園や幼稚園での子供社会、子供同士の関わりにもいろいろなトラブルがあります。

「今日○○ちゃんにいじめられた」とか「○○ちゃんをいじめた」といった話を耳にしたり、強くなくとも叩いたり叩かれている場面を見たりしたときには、少なからず不安になってしまいますね。

幼児期、子供同士のトラブルにはどう対応したらいいのでしょうか?

幼児期のトラブルは当たり前

調査によると、4~5歳の子供の半数ほどが「いじめられたことがある」と答えるようです。けれども、その内容は「何もしないのに叩かれた」とか「わざとじゃなかったのにやりかえされた」といったことです。

同じく「いじめたことがある」とも答える子も多く、「うっかりぶつかっちゃった」ことや、「叩かれたからやり返した」ことを「いじめたこと」と言うようです。

幼児の「いじめた」「いじめられた」というのは、一度「やった」「やられた」だけのことがほとんどです。この言葉には、『相手のこと』『相手の思い』が入っていませんね。そこが、幼児期の特徴といえます。

幼児期のトラブルの原因は?

相手の気持ちが子供の考えの中にないので、関わりの中で、お互いに一方的なやりとりになり、こじれてしまいます。だから、お互いに思ったような遊び方になりませんよね。

その延長が、「仲間外れにした」「遊んでくれない」、というよくある話に繋がるんだとか。「入れて」「遊んで」という言葉をそもそも言っていなかった、ということもあるようです。

人間関係の環境ができても、子供の気持ちがまだ相手の思いに気づかないだけのことが多いだけ。「いじめ」というのは、相手のことを見て、知って、攻撃として始まるものなので、幼児期のトラブルとは基本的に質が違います。親御さんは仲直りのヒントを与えながら、お子さんを暖かく見守ってあげてくださいね。

子供同士のぶつかり合いは人との関わり方を育むためのステップ

幼児期、子供たちはトラブルを通して、自分以外の人にも思っていることや感じていることがある、ということを学びます。いわゆる「やったりやられたり」という上手くいかない関わりを繰り返して、ゆっくり『相手を思いやる』ということを覚えていくのです。

保育園・幼稚園のベテラン先生の対応を見ていると、子供の話をゆっくり聞きながら、「それで○○ちゃん(相手)はどう思ったのかな? 何て言ったのかな?」といった言葉を頻繁に使っています。それがまさに、幼児期の関わりの学習と言えるのではないでしょうか。

子供が自己主張を続けてぶつかり合うといった経験は、幼児期でなくてはできないとても貴重なものだと言えるでしょう。

どうしても心配なら相談することが大切

子供同士のトラブルとはいえ、傷つけたりしないか、傷つけられたりしないかと心配してしまうのが親心ですよね。どこかで出て行こうか、何かした方がいいのか、子育てではいつも迷ってしまうもの。そこで、家では何気ない子供との会話で、相手の子供の思いや痛みに、気づくように工夫してみることもいいでしょう。

一方的な決めつけではなく、ゆっくり話を聞いてあげます。子供が相手について何か気づき始めたら素晴らしいですよね。言葉の端に思いやりや心配などの気持ちが見えたら褒めてあげましょう。

同じトラブルを何度も繰り返す子供の様子が気になるなら、担任の先生に意見を聞いてみましょう。トラブルの原因について、親とはまた違った見方や意見があるかもしれません。担任の先生とお互いに情報交換ができたらいいですね。

それでも解決しない時は、園長先生に相談したり、子育て支援サービスを利用したりすることも大事です。 心配なことや不安を1人で抱え込まず、どうやったら子供が回りの子供と上手に関わっていけるかを一緒に考えてくれる人を探しましょう。

子供の様子の変化には敏感に!

幼児でも、5歳くらいになると「悪口を言われた」、「いじめられた」と感じるようになります。 これは心が傷ついたことを伝えているのもの。心を受け止めてあげてくださいね。話をすっかり聞いて共感するだけでも、子供は楽になるようです。

また、子供が「なんとなくいじめたくなる」というような言葉を使ったときは、子供同士の関わりの問題だけではないことがあります。心の深いところに何かストレス抱え込んでいたりしますから、まずはスキンシップで心を暖めて解決の糸口を見つけましょう。

ただ、子供のトラブルに心配のあまり大人がトラブルを避けようとし過ぎると、人との葛藤に弱くなりすぎてしまう、との指摘もあるようです。

ポイントになるのは、何気ない時の子供の表情かもしれません。 トラブルのあった日は ? そして次の日は ? ちゃんと笑っているでしょうか? 日ごろからお子さんの様子をこまめに見てあげてくださいね!

参考/ 日本保育学会大会研究論文集「幼児期の「いじめ問題」をどうかんがえるか その(1)——幼児はどのようなときに「いじめられた」と感じるかー」 茨城大学教育実践研究32「いじめ研究の動向―― 定義といじめ対策の視点をめぐって ――」

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