”ちょっと悪い子”で当たり前。”家ではいい子”に潜む落とし穴

”ちょっと悪い子”で当たり前。”家ではいい子”に潜む落とし穴

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子どもは本来わがままなもの。親やまわりからのしつけでガマンを覚えていきますが、それがなければ本能のまま生きていたいのです。園などの社会生活が始まれば自分が遊びたいおもちゃを譲ってあげたり、気分じゃないけど一緒に何かをしたり…。子どもなりに「頑張らなきゃ」いけない場面が増えてきます。だから家に帰るとわがままで甘えん坊な「本当の自分」が出て、ちょっと悪い子になったりします。

大人だって職場と家での顔が違うように、子どもも外と家で態度が違うのは当たり前のこと。「先生は”しっかりしている”と言ってくれるけど、家ではまったくいうことを聞かない子で…」とグチるママもいますが、じつはまったく心配いらないんですよね。家(家族)という吐き出せる場所があるからこそ、外では自分のわがままを少し抑えることができているわけです。
■家で”いい子”を演じているストレスが、外で爆発
一方で危ないのが、家ではいい子なのに外ではやりたい放題の子です。親にとっての”いい子”とは扱いやすい、都合のいい子のこと。家でいい子に振舞っている子は、本来持っているわがままをどこで発散しているのでしょう? 外です。

自分の思い通りにならないからと友達を脅したり、意地悪をしたり。もちろん子どもなのである程度のそうした行動はありますが、度を超えているのであれば家で”いい子”になろうと必死で頑張っている可能性があります。子どもが親に気を使い「本当の自分」を押し込めているから、その反動で”悪い子”が出てくるんですね。

親は”いい子”の姿しか見ていないので、現実を伝えられてもすぐには受け入れることができないようです。「先に手を出したのは向こうの子でしょ? うちの子はそれに対応してついカッとなっただけ」などと理由をつけて否定します。もしかしたら心の奥ではわかっているのかもしれませんが、それを認めること=それまでの子育てを否定されること。現実を受け入れたくないのだと思います。
■我が子に過剰な期待、しつけをしていませんか?
そうした親には2通りのタイプがあるように思います。ひとつめは子どもにあまり関心がない場合。自分を見てほしくて必死になった子どもは、少しでも嫌われまいと”いい子”でいるように努めます。とはいえ今の時代、圧倒的に多いのはもうひとつのタイプでしょう。

それは親が子どもに過剰な期待をしている場合。たくさんの習いごとをさせていたりするので、傍目にはむしろ愛情いっぱいに育てているように見えるかもしれません。
親にとっての”理想的ないい子”にするために、厳しいしつけをしている家庭も多いようです。「あれはダメ、これもダメ」といった”禁止”。「これをしなさい、あれをしなさい」という”命令”。「もっと頑張らなきゃダメじゃない!」という”努力の強要”。親自身は子どものためと信じているのかもしれませんが、どれもその子のありのままの姿を否定することになってしまっています。

よく「中学受験を控えた小学校5〜6年生になると、親に頑張らされている子が荒れて大変」などと耳にしますが、これはまさに過剰な期待を背負わされているわけですね。そうした子は「大変なら、やめてもいいよ」とママが言っても、「やめない」と答えるでしょう。期待に背いたことで親に愛されなくなることが怖いからです。
■「いい子じゃなくてもいい。そのままのあなたが大好き!」
もし自分がそんな親になっているのかも?と思い当たるのであれば、子どもに”いい子”の条件を課すことはやめましょう。言うは易しで実際にはなかなか難しいことですが、「いい子でなくても、あなたが大好き」とあるがままのその子を受け入れてあげること。

自分の希望を伝える前に「あなたはどうしたいの?」と、子ども自身の希望を聞いてあげるように心がける。親ではなく「支配者」になっていないか、自身を時々振り返ってみることも大事です。

ちなみに中には、心根がまっすぐな”家でも外でもいい子”というのも存在します。ただ自分の気持を抑えがちなことが多いので、そうした子のママは「ガマンしていないかな?」とよくよく気をつけてあげてくださいね。

ライター・鈴木麻子

 

<参照>

実は大人にとっての「いい子」は将来の問題行動の前兆?

「いい子」の抱えるストレスとは?
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