保育士の提案!子どもの魔のイヤイヤ期を乗り切る!親の対処法

保育士の提案!子どもの魔のイヤイヤ期を乗り切る!親の対処法

Bu facebook
Bu twitter

子育ての最初の関門とも言える第一次反抗期「イヤイヤ期」!!

なんでもかんでも「イヤ!」といわれ、無理にすれば大泣きされて、この期間に悩んだパパママ、今まさに悩んでいるパパママ、これからやってくる・・・と不安なパパママ。

「イヤイヤ期」真っ只中の2歳児クラスさんの担任をしていた経験もある筆者が、そんな子どものイヤイヤ期を少し気持ちも楽に過ごすことができる対処法を提案いたします。

【1】子どものイヤイヤ期とは何かを知る

対処法を知るためにはイヤイヤ期とは何かを知ることが大事

家族で号泣,子ども,イヤイヤ期,対処法

人は「未知(知らない)の物」に対して不安や拒絶をしてしまいます。ですが「既知(知っている)の物」に対しては、それが困難なことでも立ち向かうことが出来たり、方法を探ったりすることができますよね。

なのでまずは「イヤイヤ期」がよく分からない未知のものである。っていう考えをやめちゃいませんか。

「イヤイヤ期」を専門的な言葉で言うと第一次反抗期と言います。この言葉は心理学の中の「児童発達心理学」という分野における言葉になります。

さあ、この情報を知っただけでもで未知の「イヤイヤ期」が「なにかしら子どもの心の発達に関わっていて、反抗する時期」なのだと分かりましたね。

こうやって置き換えたら、ちょっと取っ掛かりが見えてきそうな気がしませんか?

イヤイヤ期とは自分の気持ちを発信する時期

第一次反抗期はおおよそ3歳前後に誰もが経験するものです。「うちの子は反抗期がなかったの」というパパママがいても、それはお子さんの反抗の程度がパパママにとって弱かっただけであり必ず経験するものです。

この時期は子どもの身体、身体機能の発達も著しく、心の発達もとても大きい為に個性がどんどん開花する時期でもあります。

そして「心」の発達において2つの大きな課題が待っています。それが「自己中心性からの脱却」と「自我の芽生え」です。

「自己中心性からの脱却」を簡潔に言い直すと「世界の中心は僕(私)だ!他の子の気持ちなんて知らない!!」という考え方が「あれ?僕(私)って世界の中の1人であって、他の子にも僕(私)みたいな気持ちがあるのかも・・・・?」という考え方に変わっていく時期です。

そしてもう一つの大切な課題が「自我の芽生え」と言われ、「自分の気持ちを表現する力」を身につける時期なのです。

これまで大人が用意した玩具で遊び、大人の時間の中で自分の面倒を見てもらっていた受け身(受動的)だった子どもが、自分はこれがしたい!今はこうする!いそれはイヤだ!と自分の気持ちを発信(能動的)するようになっていくのです。

その発信がとても極端で大人にとってはわがままばかりに見えたり、自分のしつけができていなかったりと感情を揺さぶられてしまうことになりがちなのですね。

しかし、それも次第に収まり、自分の気持ちはこのくらい表現したらパパママに分かってもらえるんだ。このことはどれだけやりたくても、しちゃいけないことなのか。と学んでいきます。

「イヤイヤ期」とは「自分の気持ちの芽生えの中で、それを表現する力を獲得して、自分以外との適切なコミュニケーションを取る為の練習期間」なのです。

このことを分かってもらった上で次項からは具体的な方法を提案していきたいと思います!

【2】時間に余裕を持って接する

時間に余裕を持って接することで、心にもゆとりを

寝起きの子ども,子ども,イヤイヤ期,対処法

赤ちゃんの身支度や用意って、パパママが慣れてくると割とすんなりと終わりますよね。子どもが受け身でいてくれたおかげで、機嫌によって多少は変わりますがそれでも大人主導の時間の中で子どもの用意ができていたのではないでしょうか。

2歳児さんに近づいてくると子ども達のできることが途端に増えていきます。服に袖を通したり、靴下を足の先にはめてあげると自分であげることができたり、抱っこして移動しなくても呼びかけに応えてくれたり。大人主導の時間が、子どもとの応答の時間に変化していくわけですね。

そこに自我の芽生えによって子ども主導の時間もやってくるわけです。親がどんなに急いでいても、子どもには子どもの時間がありますから食い違いもでるでしょう。朝なんて出勤にむけて急いでいるんだから!というのは子どもからしたら大人の勝手な都合ですよね。苦笑

そうなると、これまで大人を主軸として考えていた時間(タイムスケジュール)では足りなくなることに気がつきます。

「イヤイヤ期」は「自分の気持ちの芽生えの中で、それを表現する力を獲得して、自分以外との適切なコミュニケーションを取る為の練習期間」なのですから、大人は子どもの心の発達のためにできるだけ時間を取ってあげて欲しいと思います。

なので、お子さんが「イヤイヤ期」に近づいてきたなと思ったら、全ての行動に、時間に余裕を持って過ごすようにしましょう。

忙しい朝は20分だけ余裕をもって

朝の支度などは特に余裕を持って行うようにすると良いと思います。朝にしぼるとイヤイヤのタイミングは「起床、トイレ、朝ごはん、着替え、歯磨き、家を出る」といった具合でしょうか?

この一つ一つにプラス5分は見積もると大分余裕が持てそうな気がします。
とはいっても朝はパパママだって忙しい!一つ一つにプラス5分を見積もったら家を出るまでに40分も早くから用意をしなくちゃいけないの!!?と、それは厳しいですよね。

なので、全体を通して20分ほど余裕を作ってみることをおすすめしたいと思います。

朝の20分はなかなか大人だって厳しいのですが、パパママが心にゆとりを持ってお子さんと関われるように、そしてなにより子どもが穏やかな気持ちで朝を過ごせるように意識してみてください。

もし時間があまるようなら子どもが自分でする時間を多くするのも良いでしょうし、朝に数分でもお子さんとゆっくりと過ごす時間があるというのは良い事だと思います。

【3】イヤイヤを楽しむ

葛藤をしている姿を楽しみながら、線はきちっと引く!

泣く子どもと笑うママ,子ども,イヤイヤ期,対処法

これは保育中に筆者が個人的に感じたことなのですが。イヤイヤ期ってかわいくないですか?笑

小さいソフトブロックの滑り台(1歳児さんのお腹くらいの高さ)を歩いて降りたい。でもお約束では座って滑ることになっているのも分かっている。そんな2歳近い男の子がイヤイヤ期に突入しました。

歩いてもソフトブロックは沈むので降りることは可能なのですが、お約束でもあるし、万が一にも転んだら危ないから先生は座るように促します。

「滑り台はすーわって」、「イヤよー」。「歩いたら転ぶから座って滑ろうね」、「イヤよー」。「痛いしたらイヤでしょ?」、「うんうん」「じゃあすーわって」、「イヤよー」。

もうこの時点で筆者は笑いをこらえてます。

「じゃあ座らないで?」、「イヤよー」。「座るの?」、「イヤよー」。最後はこの後に「じゃあ滑り台したらイヤよー」と言ったら「イヤよー」と言いながら座って滑っていたので「やっぱり○○くんは格好いいなあ!滑り台座って出来るね!」といってギューっとして終わりました。

それからは「~~して」、「イヤよー」というやり取りを楽しむことはあっても、この先生は座って滑ったら褒めて喜んでくれると分かったので、筆者が近くにいるとこちらを見ながら座って滑る事が多くなりました。とはいえ基本的には「イヤよー」と言われますが。笑

子どもの気持ちを尊重しながら約束事は守らせる

イヤイヤ期で大事なのは「子どもの気持ちをできる限り尊重すること」とイヤイヤ期でわがままをしたり、泣いたりする中でも「一定のラインを決めた約束事に関しては折れない」ということも大切です。

上の滑り台でいえば、子どもを無理やり座らせて滑らせたら時間はかかりません。ですが、子ども自身が座るために「~~して」、「イヤよー」というやり取りをした上で、「滑り台は座って降りる」というラインだけは折れずに最初は筆者が座らせましたが、子どもが次から自発的にできるように褒めることで促しています。

勿論こんな風に成功することはあまり多くないのですが、1年も続いたりしないこの「イヤイヤ期」を楽しんでしまおうというくらいの気持ちでいることもとても重要なことかと思います。

そして育児の中で大切なのは一度決めたルールに特例を作ってしまわないことです。子どもは賢いので特例があるとそれはもう子どもにとって「いつでも駄々をこねれば(表現が悪いのですが)良い事」になってしまいます。

約束事できちきちに固めてしまうのは子どもの自由な成長を邪魔してしまうこともあるので控えたいですが、「お友だちを傷つけない」とか「あいさつはきちんとする」とかこれだけは絶対に守って欲しいという約束事については基本的には守れるように促していきたいものです。

【4】時には離れる時間も

1人で乗り切ろうとしないで、パパママやおじいちゃん、おばあちゃんにも協力してもらいましょう

おじいちゃんおばあちゃんと孫,子ども,イヤイヤ期,対処法

最後にママパパのケアですが。

苦しくなる前に離れることも重要な「育児」の一つだと筆者は考えています。

イヤイヤ期はただでさえ子どもが小さくママパパだってまだ「新米ママパパ2年生、3年生」くらいです。この時期が本当に苦しかったという方もいれば、育児ノイローゼの一歩手前まで行きましたなんて話も聞いたことがあります。

辛くなってしまう人に当てはまる傾向として「育児に強い責任感を持っている」ことで人を頼ることができなかったり、「イヤイヤ期はしつけの問題」と勘違いしていたり、勘違いしている家族による非難を受けてしまったパパママに多いです。

一項目でも言いましたね。「イヤイヤ期」はしつけが悪いからくる未知のものではありません。

「イヤイヤ期」は「自分の気持ちの芽生えの中で、それを表現する力を獲得して、自分以外との適切なコミュニケーションを取る為の練習期間」なのです。

ですから子どもを責める必要はありません。自分を、自分の育児を非難する必要もありません。ましてや育児を頑張っているママパパを非難するいわれなどどこにもないんです。

だからイヤイヤ期だけではないですが育児の中で辛い期間があったら、恥じる必要などどこにもありませんから、ちょっと育児から開放される時間というのを作っても良いと思います。

現場の保育士ですら、その日の相性などで子どもとの関わりが上手くいかない時には、違う先生に声をかけてもらったり、介助などの時に変わってもらうことだってあるんです。

しんどくなって子どもが嫌いになってしまう前に、子育て・育児が嫌いになってしまう前に家族や時には託児所などのサービスも上手に使って休息も取るようにしてください。

まとめ

今回は「イヤイヤ期」をテーマにして専門的なことから、心構えなどアドバイスを考えてみました。

保育士になれば1歳児さんや2歳児さんの担任になれば何度も体験できる子どものイヤイヤ期ですが、我が子のイヤイヤ期は一度きりです。その時はしんどいこともあるかもしれませんが、笑ってしまうエピソードもきっとあります、イヤイヤ期を抜けた時の感動も、ちょっと寂しい気持ちもあるかと思います。

そんな貴重な経験が出来るイヤイヤ期を楽しんで、関わってみてはいかがでしょうか?

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

CHIENOWA'S ORIGINAL
STAFF PICK UP