体験談インタビュー!奨学金を借りて大学へ。そのお金は本人が返還できますか?

体験談インタビュー!奨学金を借りて大学へ。そのお金は本人が返還できますか?

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■奨学金を借りようかなと考えている方へ
子どもが3人いるから大学へ行くなら奨学金を借りてもらおうかしら?ママさん、ちょっと待って!
奨学金を借りて大学に行く・・・これはよくあることです。現在30代の筆者が奨学金を借りようとした経験と実際に借りて返したAさんの経験をご紹介します。借りたのは10年以上前のことになるので現在の制度とは異なるところもあるようです。そちらをご了承の上お読みください。
■奨学金は気軽に借りることができた
独立行政法人日本学生支援機構の奨学生(奨学金を借りる人のこと)募集は高校から案内がありました。無利子の第一種と有利子の第二種がありますが、当時は第二種ならほとんどの人が採用されたようでした。当時の筆者は無利子なら借りてもいいかなと考えていましたが、有利子のみ採用されたのでもったいないと断りました。

ただ、このときに実母が「無利子なら借りれるなら借りとけば?」と気軽に言っていたのを覚えています。
■奨学金と大学生の現実
実際に大学に入学すると、思っていたよりも奨学金を借りている人は多かったです。その理由としては「兄弟がいるから」「親に借りるように言われた」という意見が主でした。
大学生活は4年間ですが、義務教育ではないので誰もが4年間で卒業できるわけではありません。途中で留学などをする人もいますし、退学する人や留年する人も多くいます。筆者が通っていた大学では、入学して4年間で卒業する人は70%くらいでした。留年して5年生をしている先輩や、退学した同級生、一緒に卒業することができなかった同級生もいました。もちろん5年間大学にいれば学費は5年分ですし、退学しても借りた奨学金は返さなくてはなりません。
■奨学金のいいイメージ
奨学金は借りているお金ですが、大学の学費という大義名分があるためか借金というマイナスなイメージがあまりありません。大学内で自分以外にも借りている人が多数いるため身近なものという印象もあるようです。

大学の学費は学部や国公立か私立かによって差が大きいのですが、4年間で400~700万前後が必要です。一人暮らしをしていればさらに400万前後の仕送りが必要となります。また、大学の授業で必要となる専門書や研究の道具など必要になるお金はたくさんあります。筆者は入学後に必要な本代に驚き、親に出してもらったことがあります。すべてを親に負担してもらえればいいのですが、現実には難しいご家庭もあります。金銭的な困難を理由に大学進学を諦めるのは残念なことです。そんなときに奨学金はとても役に立つ制度であると感じます。

ですが、もらったお金ではありません。借りたお金は返さなくてはなりません。
■実際に借りて返したAさんのお話
筆者「なぜ奨学金を借りたんですが?」

A「自立したいと思っていました。親の勧めもあって第二種を借りました。」

筆者「在学中にお金を借りているという自覚はありましたか?」

A「ありませんでした。」

筆者「合計でいくら借りましたか?」

A「毎月10万で480万」

筆者「卒業時に返せると思っていましたか?」

A「就職先が決まっていたので大丈夫だと思いました。」

筆者「就職先が決まっていなかったら?」

A「難しかったと思います。親を頼ったかも。」

筆者「借りてよかったですか?」

A「よかったと思います。」

筆者「借りたときに返すことを考えていましたか?」

A「まったく考えていませんでした。気軽に借りてしまったなと思っています。」

筆者「全てを返しましたか?」

A「繰上返還して全て返しました。」

筆者「これから借りようと思っている人に一言お願いします」

A「よく考えて親御さんとも話し合って、返済についての計画を決めてから借りたほうがいいと思う。高校生には難しいかもしれないけど気軽に借りるのではなく、誰がどうやって返すのか決めておく必要はあると思う。」
■奨学金は本人が返すもの
Aさんは4年で大学を卒業後、就職して奨学金を返還することができました。もし卒業できなかったら?就職できなかったら?退職してしまったら?自力での返済は難しかったかもしれません。

奨学金の返還は親ではなく借りた本人が返すものです。大学卒業と同時に約500万の返還義務を背負って社会人デビューしなくてはなりません。

奨学金を借りる前に返還する計画をしっかりと考えておく必要があります。大学進学を控えた高校生にはなかなか考えられないことかもしれません。奨学金がなくては大学進学できないご家庭もあります。ですが、奨学金は返せませんでしたでは終わりません。返還が滞れば、債権回収会社による督促があり、個人信用情報機関に個人情報が登録されます。

「借りた奨学金を返済できるかどうか」は借りる前に考えておかなくてはならないことです。

(記事内に登場するAさんは筆者の夫です)

 

参考

独立行政法人日本学生支援機構
http://www.jasso.go.jp/index.html

ライター後藤
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