妊娠中の「腹帯」、どうしてもつけなきゃいけないの?

妊娠中の「腹帯」、どうしてもつけなきゃいけないの?

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妊娠中に、姑や実母から腹帯(はらおび)をプレゼントされたり、「つけてる? つけないとダメ!」とうるさく言われたりすることがあります。


© mninni - Fotolia.com


腹帯は、病産院でも販売されていることがあるため、絶対に必要なアイテムだと思うママも多いようですが、実はそんなことはありません。腹帯と安産祈願に関する基礎知識を紹介します。

■腹帯をつけるのは風習のひとつ

日本には古くから、妊娠5カ月目の最初の戌(いぬ)の日に、妊婦のお腹にさらしの帯を巻いて安産を祈願する習わしがあります。このときに巻く帯が「腹帯」です。

戌の日は、日付や月、年を表すのに使われていた十二支の11番目にあたる日で、12日に一度巡ってきます。犬が多産でお産が軽いことにちなんで、この日に安産祈願をするようになったのだとか。

■医学的な根拠はない!?

このような習わしのある日本では、長い間、腹帯を巻くと、赤ちゃんが大きくなりすぎず安産になると信じられてきました。しかし医学的には、腹帯が安産につながる根拠は特にないそう。ちなみに、海外には腹帯の習慣がある国はなく、日本独自の風習だと言われています。

最近では、締めつけすぎることで子宮内の血流が悪くなって、高血圧やむくみを起こす可能性があるとして、腹帯をすすめない医師や病産院も増えているようです。ただ、一方で腹帯には、冷えや何かにぶつけたときの衝撃からお腹を守る役目や、腰への負担を軽減して腰痛を予防する役目が期待できる面もあると言われています。

いずれにせよ、赤ちゃんやママのために「どうしても必要」なものではないので、ママ自身が、腹帯をつけていた方が、お腹が冷えない、姿勢が安定して歩きやすいなどのメリットを感じるのであれば、締めつけすぎに気をつけて使ってみるといいかもしれません。

しかし逆に、たとえば夏場で、暑苦しくてお腹の皮膚がむれる、お腹が張りやすくなるなど、デメリットや体調面での不安を感じるようであれば、腹帯をつけるのは控えた方がいいでしょう。


■最近の腹帯は種類豊富

腹帯には、「岩田帯」とも呼ばれる昔ながらのグルグル巻くタイプのさらし(木綿などの布を漂白したもの)の帯をはじめ、腹巻きのような形状のもの、ガードルタイプ、ベルトタイプなど、さまざまな種類があります。

さらしの帯は、神社で初穂料をおさめて安産祈願をお願いすると、授与品としてもらえることも。ただ、巻くのに時間とコツが必要なので、日常的に使うのに適しているとは言えません。

すでに手元にさらしの帯がある場合は、せっかくなので儀式のときだけ使って、普段はマタニティメーカーのなどが販売している腹巻きやガードルタイプの腹帯を使うといいのではないでしょうか。これらの市販の腹帯は、一般的に、ママが着用しやすいよう工夫して作られています。

腹帯を購入するときは、冷えを予防したいなら筒型の腹巻、お腹まわりをがっちりサポートしたいならガードル、手軽に着用したいならベルトタイプというように、使いたい理由・目的に合わせて選びましょう。
(二条しおり)
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