マイナス金利導入で住宅ローン金利は今後どうなる!?

マイナス金利導入で住宅ローン金利は今後どうなる!?

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マイナス金利の導入により、さらに銀行の預金金利が下がる半面、住宅ローンの金利も下がり始めました。
住宅ローンを借りている方は、金利が下がり始めた今、借り換えを検討したほうがよいのでしょうか。

■マイナス金利とは?

銀行をはじめ、民間の金融機関は皆さんから預かったお金を貸し出したり運用をしています。その際、使わないお金の一部を銀行の銀行と言われる日本銀行(以下、日銀)に預けています。この日銀に預けるお金にマイナス金利が発生します。
金利がマイナスになる、つまり利息をもらうのではなく利息を払うということです。預けていると利息を取られると言うとイメージがわきにくい方は、貸し金庫を借りる事をイメージするとわかりやすいかもしれません。貸し金庫を借りて、そこに現金を保管するとしましょう。
貸し金庫に保管している現金には、もちろん利息はつきません。しかし、貸し金庫の利用料(保管料)が掛かりますよね。
少しイメージが湧いたでしょうか?

では、日銀がマイナス金利を導入した意図とは何でしょうか?

日銀に預けておくとお金が減ってしまう
⇒ (支払利息がもったいないので)民間の金融機関はその分、企業や人にお金を貸し出す
⇒ 金融機関からお金を借りた企業や人が設備投資や消費を拡大する
⇒ 企業の売り上げが増える
⇒ 従業員達の給料が上がる
⇒ 一般消費が増える

という景気対策です。
もちろん「お金を預けると利息を払う」というのは異例の金融政策です。

この政策はあくまでも、日銀と民間の金融機関との話で、一般の預金者と民間金融機関には該当しません。つまり、皆さんの銀行預金の金利がマイナス(利息の支払い)になる訳ではありません。
「普通預金に入れていたら少しずつお金が減らされた!」という事態はひとまず起こらなさそうです。

とはいえ、ただでさえ低い預金金利は更に下がっています。
例えばメガバンクの預金金利は、0.02% ⇒ 0.001%と更に下がりました。100万円預けていても、なんと年利は10円です・・・。
本当に「利息という考え方が絶滅した」と言える状態ですね。

■住宅ローンの今後の動向は?

さて、そんなマイナス金利の状態で住宅ローンはどう動くのでしょうか?
預金の金利も下がるわけなので貸出金利も下がります。つまり住宅ローンの金利も下がるということです。

但し、すでに0.5%程度まで下がっている変動金利は、現在の金利がそもそも低いので大きく下げる余力があるとは言い難いです。やはり、下げる余力がある分固定金利タイプの方が大きく影響が出始めています。

例えば、借入期間中全期間固定金利で有名なフラット35では、35年間タイプで1.2%程度の金利になっています。20年固定であれば、なんと!1%程度の金利になっています。
つい数年前まで変動金利タイプの住宅ローンの金利が1%程度だったことを考えると、1.2%程度で全期間固定できるというのは驚きです。

今後さらに金利は下がるのでしょうか?

正直FPにもわかりません。

マイナス金利は日銀の異例の金融政策である以上、今が底とも言えます。一方、異例の措置も慣れてしまえば。効果が薄れます。
住宅ローンの金利が10年前から「今が一番低い!」と言われながらも、下がり続けていることを思えば更に下がることも考えられます。

■変動金利と固定金利、借り換えはどうするべき?

もちろん、すでに固定金利で組んでいる方はそのまま固定金利への借り換えをするはずです。悩ましいのが現在変動金利で住宅ローンを組んでいる方です。
現在住宅ローンを利用している方は、変動金利で組んでいる方が多いそうです。借り換えをする際にはどう考えたらよいでしょうか?

異例の低金利とはいえ、固定金利へ借り換えをした場合、目先の金利は上がってしまうことになります。色々な考え方がありますが、個人的にはそろそろ変動金利から固定金利に借り換えをするべきと思います。
1.2%程度で残りの期間を固定されるというのは、とても安心ですよね。

前述の通り、今後の金利推移が見えにくい状態ではありますが、「異例の状態はいつまでも続かない」と考えておく方が無難です。
将来の金利上昇が心配と言う方は、今の内に住宅ローン借り換えを検討すると良いでしょう。

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執筆者:平原 直樹
(ブロードマインド株式会社のベテランファイナンシャルプランナー)
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
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