子供に言うべき?もし親ががんになったら

子供に言うべき?もし親ががんになったら

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親が癌になったら子供に言うべきか

近年、芸能界でもがんを告白する方がかなり増えています。最近では、乳がんだと報道された小林麻央さんが、ブログを開設して闘病生活などの様子を綴り、ニュースでも多く取り上げられています。がんは決して他人事ではなく、実際に今現在も多くの方ががんと闘っておられます。

もし親である自分ががんやその他大きな病気になってしまった場合、どのようにお子さんにその事実を伝えるでしょうか。伝えるポイントやフォローについてご紹介します。

子供にはがんであることを伝えるべき?

子供にがんのことを伝えるという選択をするのは、まだあまり一般的ではないようです。しかし、子供はちょっとした変化にも敏感です。隠されていると気付いていながらも、子供が親に気を遣ってそれ以上聞けないまま時間が過ぎてしまうこともあります。パパママの表情や変化する状況に大きな不安を感じながらもそれを一人で抱え込んでしまうことも少なくありません。この疎外感は子供にとって精神的にとても辛いものとなり、情緒面や健康面、行動面での問題が起こりやすくなるでしょう。

また、子供は何かに対して「自分のせいで」と思い込んでしまうことが度々あります。もしママががんになり、詳しいことを聞かされないままであれば、「私が悪い子だったから」「僕がママに怒ったから」などと責任を感じてしまうかもしれません。

もしがんであることが分かったときには、子供が可哀想だからと隠してしまうのではなく、しっかりと説明し、『一緒に頑張る家族(=チーム)の一員』として扱いましょう。

正直に伝えることで、子供も親に不安や質問を投げかけやすくなり、一人で不安を抱え込むことを避けられるはずです。

そしてもし、『死』について考えなければならない状況になったときには、子供にもしっかりと死というものについて伝えることが大切です。心の準備ができている子供はそうでない子供に比べて、不安が少し和らぐといわれています。

伝える際のポイント

では実際に親ががんであると伝える場合、どのように伝えていけばよいのでしょうか。

ポイントをまとめてみました。

1. がんという病名を伝える

風邪などのよくある病気と混同しないように『がん』いう言葉をはっきり伝えます。そうすることで、他の家族や自分が風邪をひいたときに親のようになるのではないかという不安が解消されます。

2. うつる病気ではないことを伝える

子供自身がかかる病気といえば、風邪やインフルエンザなどの感染症が主ですよね。そんな子供にとって、『病気=うつるもの』という考えがあってもおかしくはありません。うつらないと知っていれば、密かに不安に思うこともなく、安心してママのお見舞いに行くことができます。『がん』はうつる病気ではないことをしっかりと伝えましょう。

3. 誰のせいでもないと伝える

前述のとおり、子供は何かを自分のせいと思いがちです。誰のせいでもない、何かをしたからがんになったわけでもないということを丁寧に伝えましょう。

4. これから生活がどうなるのかを伝える

ママが入院すると生活は一変し、これまで通りの日常を過ごすことは難しくなるでしょう。子供は『何かが変わる』と思っていても、いざ新しい生活をするとその変化についていけず不安定になることもあります。あらかじめ予測できる変化は具体的に伝えておくことで子供の不安を和らげることができます。

なお、子供に伝える際には、子供にもわかりやすい言葉を使い、子供の反応を見ながらゆっくりと進めてください。場合によっては何日もかかっても大丈夫です。一方的に伝えるのではなく、子供の不安や質問をしっかり感じ取りながら、具体的な言葉で正直に伝えましょう。

子供に伝えた後のフォローは?

まずは、毎日を大切に、そして子供の様子に注意して過ごしましょう。状況によってはパパ、ママどちらも余裕がなくなるかもしれません。そんなときには祖父母や保育園などにも頼ってください。子供は親をとてもよく見ているので、親が大変そうだと我慢してしまうこともあります。どんなときでも子供が不安や疑問を吐き出せる状況をつくってあげることが大切です。

また、大きく変わる生活の中でも、一つでもいいのでいつもと同じことを残しておきましょう。寝る前の読み聞かせや一緒に見るテレビなど、ささいなことで構わないので『いつもと一緒』を残すことが子供にとっての大きな安心になります。

まだまだ日本では『がん=死』というイメージが根強くあり、そのために子供に本当のことを言えないままになりがちです。しかし、どんなに小さくても子供も家族の一員であり、一緒に頑張ることで子供も親に起こっていることを少しずつ理解します。

小さな子を遺して自分がいなくなるかもしれない、そんな状況に置かれたママ、パパは本当に辛いですよね。でも子供のために『がん』をしっかりと伝えるという選択肢も考えてみるべきでしょう。そして、子供と気持ちを共有しながら一緒に頑張ることで、子供も「ママ、パパの役に立っている」と感じて自信を持つことが出来るはずです。

不安はあると思いますが、子供の心を信じて勇気を出して伝えてみてくださいね。

参考/ 朝日新聞「親ががんになった、子供に伝える?」 がんナビ「親ががんになったとき、子供に何をどう伝えるか」 再発転移がん治療情報「がん患者を親に持つ子供に対する「こころのケア」」

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