夫の扶養から外れる。メリット・デメリットとは?

夫の扶養から外れる。メリット・デメリットとは?

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今までは夫の扶養に入り、パートタイマーとして働いていたけれど、いわゆる「106万円の壁」によって、今のままだと社会保険に加入しなければならなくなりそう……。この際、夫の扶養から外れて年収を気にせずに働こうかと思うんだけど、その前に扶養から外れるとどのようなメリット・デメリットがあるのか知っておきたいな。
今回は、夫の扶養から外れた場合のメリット・デメリットについてみていきたいと思います。

■夫の扶養から外れた場合のメリット

夫の扶養から外れた場合のメリットは、以下の通りです。

・健康保険給付金の適用範囲が拡大
・厚生年金加入により老後の年金受給額が増える

まず、健康保険給付金についてですが、扶養から外れることにより、新たに「傷病手当金」や「出産手当金」の受給が可能になります。

「傷病手当金」とは、病気や怪我などでやむを得ず4日以上仕事をすることができない場合、その4日目以降に休んだ日数分について、給与の約66%が補填される制度のことです。たとえば、インフルエンザにより10日間欠勤を余儀なくされた場合、欠勤4日目から10日目までの7日間、傷病手当金が支給されます。また、「出産手当金」とは、産前産後期間(産前6週間および産後8週間)により、仕事をすることができない場合、その休んだ期間について、給与の約66%が補填される制度のことです。

もし、産休期間に入る前に、悪阻がひどくやむを得ず欠勤し、そのまま産休期間に入る際は、「傷病手当金」および「出産手当金」をそれぞれ受給することが可能というわけです
※ただし、重複受給は不可

次に、厚生年金加入についてですが、夫の扶養に入ったままだと通常国民年金のみの受給となり、老後入ってくる年金額はかなり抑えられます。※年額780,100円(平成28年度)
しかし、夫の扶養から外れ、ご自身で厚生年金に加入することで、老後の年金受給額の増加はもちろんのこと、障害状態に該当した場合や、亡くなった際の年金額も、老後の年金同様に受給額が増加します。

■夫の扶養から外れた場合のデメリット

夫の扶養から外れた場合のデメリットは、以下の通りです。

・妻の社会保険料(健康保険・厚生年金)負担が発生
・夫の税金(所得税・住民税)負担が増大

まず、妻の給与に応じて社会保険料が発生します。たとえば、給与(額面)が20万円の場合、社会保険料が約2.8万円(月)発生することになり、その分毎月の手取り金額が減少します。

次に、旦那様の税金負担(所得税・住民税)についてですが、配偶者控除(奥様の年収が103万円未満)の適用が除外された場合、旦那様の年収が500万円であれば、約7.5万円(年)税金負担が増大します。

つまり、妻が扶養から外れることによって、夫・妻の税・社会保険負担が発生・増大し、結果的に手取り金額が減少することになります。

■扶養から外れるべきか考える上でのポイント

扶養から外れることで、妻の収入によっては、世帯単位で手取り金額が減少する可能性もあります。ただし、妻が労働時間の延長などにより、手取り金額の減少を補えるくらい収入増を見込めるのであれば、扶養から外れて就労することをおすすめします。
また、老後資金の観点から考えると、厚生年金受給の有無は将来のキャッシュフローにかなりのインパクトを与えますので、その点も踏まえながら、扶養のままかそれとも外れるかを検討してみると良いでしょう。

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