これから先、多くの人が直面する「ダブルケア」ってどんなこと?

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認知度わずか8.1%の「ダブルケア」は身近な問題

 「ダブルケア」という言葉をご存じですか?ソニー生命保険株式会社が横浜国立大学と連携して実施した調査によると、その認知度はわずか8.1%とほとんど知られていませんでした。しかしダブルケアは子育てと親の介護が同時に発生する状況を指す造語であり、多くの人にとって身近な問題なのです。

 調査は大学生以下の子どもを持つ母親1,000人を対象に実施されました。「現在ダブルケアに直面中」は3.3%で、その割合は高くないのですが、「数年先にダブルケアに直面する」は14.4%に上昇。今後、ダブルケアを経験する人が増加していくことがうかがえます。

 ダブルケアを経験したことのない大多数の人(918人)は、親に介護が必要になった時の相談先を知っているでしょうか。「知らない」が69.7%で「知っていると思う」が30.3%。いざという時のために、地域の窓口や専門家など相談先を知っておくことが重要です。

介護と子育ての両方を相談できる行政窓口を求める声

 ダブルケアを経験した82人に何に負担を感じたかを聞いたところ、「子どもの世話を十分にできない」、もしくは「親の世話を十分にできない」という回答が多くありました。やはり、子どもか親のどちらかの世話に偏ってしまい、両方をケアすることは困難と感じている人が多いようです。

 公的サービスに対する満足度は概して低く、介護サービスも子育て支援サービスも、どちらについても「十分でないと思う」という回答が80%以上に。一方、具体的なサービスとしては、「介護も育児も合わせて相談できる行政窓口」を求める人が9割を超えていました。

 調査からは、介護と子育て別々ではなく、総合的なサポートが求められていることが明らかになりました。晩婚化や核家族化が進み、ダブルケアの問題は今後さらに深刻化することが懸念されます。介護と子育てを両立させる支援策の立案が求められます。(林 渉和子)

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