今こそ必要!子供たちには『起業家教育』を!

今こそ必要!子供たちには『起業家教育』を!

Bu facebook
Bu twitter
起業家教育

2000年、マスコミで話題となった15歳のCEO(最高経営責任者)キャメロン・ジョンソンくんをご存知でしょうか? ジョンソンくんは4歳でビジネスを始めて9歳で起業、15歳でネットベンチャー企業の経営者となりました。

アメリカは早くから起業家教育に熱心でしたが、最近になって日本でも、小学生に向けた『起業家教育』に力を入れようという意識が高まってきています。『起業家教育』と聞くと、「何か事業を起こすための教育?」と思いがちですが、そうではありません。起業家に必要な力は、起業をする・しないに関わらず、社会に出てから役立つ力なので、起業をするつもりが全然なかったとしても身につけておきたいもの。

政府の事業としては平成27年度からスタートし、実際に取り入れている小学校もあります。これからの子供達に必要な『起業家教育』の効果や取り組み実例、家庭でできることなどについてまとめてみました。

起業家教育とは『生き抜く力』を育てる教育!

学校で行われる通常の教育は、『進学するために必要な知識と、人間形成の基礎を身に付けること』とされています。一方で起業家教育では、『チャレンジ精神や創造力、行動力、コミュニケーション能力やチームワーク等を身に付けること』が大きな目的です。『0から1を作り出す能力』が身についていれば、将来はどのような環境の中であっても生き抜いていける、そんな力を育てようという教育です。変化の激しい時代だからこそ、子供達には豊かな人間性や知・徳・体をバランス良く育てることが必要なのかもしれませんね。

4つの取り組み実例を紹介

実際に取り組みを行った小学校の実例をいくつかご紹介します。

大阪府和泉市立幸小学校の5年生

まず、市民からアンケートを取り、何を作ったら良いかを考えることからスタート。地元の企業に協力してもらい、サンプルを作って商品紹介、審査会を行い、出資してくれる個人や団体を募集して商品を製作しました。PRや販売はもちろん、販売後の出資金返金や収益計算も子供たちが行いました。

静岡県浜松市篠原小学校・伊佐見小学校・大平台小学校の5・6年生

実際の起業家を招き、講演を行っています。開発風景や、開発した商品の説明、仕事に対する心構えなどを聞いて、普段自分たちが何気なく使っている物への関心を深めました。

鳥取県倉吉市立上灘小学校の6年生

総合的な学習の時間を使い、世界経済や社会の仕組みを学べる体験型のシュミレーションゲームを取り入れています。各国の情勢に合わせて支給される資源・技術力・資金を使い、アイディアや工夫を凝らして豊かになるよう進めるゲームです。現実に起こりうる出来事や変化もあり、児童は自分たちの力で考え、行動することを体験します。

山梨県甲府市山梨学院大学付属小学校の1~2年生

オリジナル商品を考え、専門家の元へ持ち込んで評価をしてもらいます。喜ばれる商品を作るために必要なことや、評価を得るとはどのような意味があるのかを体験して学びます。

起業家教育で得られるたくさんの効果

起業家教育が通常の学習と大きく異なる点は、地域住民や起業、市役所や自治体など、町全体での取り組みになることです。地元に生きる人の声を聞き、自分が住む町を知り、自分たちの力で情報を発信することで、『郷土愛』が育ちます。また、アンケートでは実際に取り入れた7割以上の学校でチャレンジ精神や積極性が高まり、失敗や経験から学んで自信をつけ、自己肯定感が高まった、などの効果を実感しています。

今後の広がりに期待!

日本の小学校では、この取り組みが年々広がってはいるものの、まだまだ充実しているとは言えません。先生方の転勤や経験不足からなかなか先へつながる授業とならないことや、時間がないという小学校もあります。また、「必要性があるの?」という意見も多いのです。政府はそのような課題を解決する対策を考え、起業家教育が子供たちの明るい未来を作ると信じています。これから、より多くの小学校で取り入れられることに期待したいですね。

起業家教育は学校以外でも行われています!

起業家教育を行っているのは、学校だけではありません。NPO法人が行う放課後スクールや、休日を利用しての体験学習スクール、保護者や地域起業、住民が協力して行っている地域もあります。学校が抱える問題が多様化・複雑化する今、「地域全体、社会全体で子供を育てる!」という昔ながらの考え方が、より必要になってくるのかもしれませんね。

家庭でできる起業家教育が最も必要!?

日常的に家庭で出来ることを実践するのも、起業家教育には必要です。たとえば、パパ・ママの仕事経験談を話したり、ままごとからステップアップしてお店の経営ごっこなどをしたりするのはどうでしょうか。

また、子供が興味を持つさまざまなことに積極的にチャレンジさせることで、行動力や創造力が身につきます。ときには失敗するかもしれませんが、警戒心が養われますし、へこたれない心も育ちます。そのような場面を繰り返し、褒められたり批判されたりと、人と関わることで新しい発見が生まれるかもしれません。このように、家庭でできることも『起業家教育』の一環になりますから、ぜひ取り入れたいものです。

子供が自分の力で道を切り開き、どんな困難も乗り越えられる力のあるたくましい子に育ってくれれば安心です。さまざまな力を身に付けられるよう、家庭でできることから応援してあげてくださいね。

参照/ ベネッセ教育情報サイト「「起業家教育」で小中学生の学習意欲向上にも期待」 起業家教育ひろば「小学校の起業家教育」 東洋経済ONLINE「「起業家教育」に熱心な学校の学力が高いわけ」 起業家教育のススメ-経済産業省「起業家教育の実践実例 小学校における取組実例」 参考文献/ 『子どもを伸ばす5つの遊び』 大江建 著(青春出版社)

関連コラム

小学校入学前にできるようになっておくべき4つのこと
目指せバイリンガル?インターナショナルスクールは進路に注意!
小学校が楽しくなる!?新1年生に実践してもらいたい4つのこと
学校にそんなものが?!驚きの特徴がある小学校まとめ

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

CHIENOWA'S ORIGINAL
STAFF PICK UP