鍼灸師が教える。オフィスでできる、下半身のむくみ改善ツボ&ストレッチ5つ

鍼灸師が教える。オフィスでできる、下半身のむくみ改善ツボ&ストレッチ5つ

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デスクワークで座りっぱなしが続くと、足が重だるく感じる、靴がきつくなる、靴下の跡が消えにくいなど、足のむくみが気になります。そこで、女性の健康と美容のツボ療法を提案する太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の鍼灸(しんきゅう)師・高田香菜子さんに、オフィスや通勤電車でできるツボ押し法を教えてもらいました。

■座りっぱなしで、血流が滞って足の機能が低下する

下半身がむくむ原因について、高田さんは次のように話します。

「足は心臓から遠い位置にあるため、ふくらはぎの筋肉には、血液を心臓に戻すのを助けるポンプの役割が備わっていると言います。

座りっぱなしや立ちっぱなしで同じ姿勢を長く続ける、また運動不足が続くと、重力で足に血液がたまりがちになり、ポンプの機能が低下して血流が滞ります。すると、細胞のすき間や外などに水分が停滞して、下半身がむくむ原因となります」

では、むくみを改善するにはどうすればいいのでしょうか。

「長時間、同じ姿勢を取らないようにしましょう。そうもいかないときには、気づいたらまず、全身の血流を促すツボと、むくみやすい足のツボを刺激し、次に、より血液の循環力を高めるストレッチをしましょう」(高田さん)

■座ったまま、つま先を上げてふくらはぎを伸ばす

ではここで高田さんに、「ツボの位置と刺激の方法、ふくらはぎのストレッチ法」を伝授してもらいましょう。

(1)極泉(きょくせん)のツボを刺激する

「極」は高い、「泉」は水の湧き出る源であり、「高いところにあって体を巡るエネルギーが湧き出るところ」を意味します。全身の血流を促すほか、腕の痛みや肩のだるさ、ストレスからくる疲労感を和らげるよう働きかけます。

位置:わきの中央にあるツボで、押さえると動脈の拍動が感じられます。左右にあります。

刺激法:わきを軽く上げて、もう一方の手の親指でツボの位置を探し、わきを閉じます。そのまま約5秒押してそっと離すことを、3回繰り返します。神経が集まる部分なので、強く押さないようにしましょう。

(2)衝門(しょうもん) のツボを刺激する

「衝」は衝動、拍動を、「門」は入り口を指すことから、「動脈の拍動部にあり、体内のエネルギーの流れが腹部に向かって進む出入り口」にあたります。下半身の血流を促すことから、むくみを改善し、また、下腹部の冷えや月経痛を和らげるとされています。

位置:足の付け根のくぼみの中央で、動脈の拍動を感じるところ。左右にあります。

刺激法:両手の親指で、そっと約5秒押して離すことを3回繰り返します。神経が集まる部分なので、強く押さないようにしましょう。

(3)委中(いちゅう)のツボを刺激する

「委」は、曲がる、「中」は中央で、「ひざの関節の曲がり目の中央にある」ということを表しています。腰やひざの痛みを和らげるツボとして知られています。

位置:ひざを曲げたときにできる、ひざの裏の横じわの中央。左右にあります。

刺激法:両手の親指でひざ頭を、なか指かくすり指で「委中」のツボを押さえて、ひざを囲むようにつかみます。両手のなか指の腹で約5秒押し、そっと離すことを3回繰り返します。神経が集まる部分なので、強く押さないようにしましょう。

また、デスクワーク中なら、イスに座ってこのツボを押しながら、ひざを曲げ伸ばしすることでも刺激することができます。

(4)三陰交(さんいんこう)

「三」は三つの数、「陰」は内側、「交」は交わるという意味で、足の内側にある、「三つの気のエネルギーが交わるところ」を表します。むくみのほか、冷えや月経痛などの女性特有の不調の特効ツボと言われています。

位置:足首の内側のくるぶしの上から、親指以外の指4本分の幅だけ上がったところ、骨と筋肉の境目。左右にあります。

刺激法:親指で「三陰交」付近の骨の際(きわ)を上下にさするようにします。特に強く痛みや刺激を感じるポイントを見つけたら、そことその周囲をひと押し約5秒、3回繰り返し指圧します。

(5)足のストレッチ

ヒールの高い靴を履くと、つま先立ちの体勢になりがちです。そこで、足の筋肉をバランスよく刺激するために、つま先を上げて普段あまり使えていない部位や、ふくらはぎの筋肉を刺激しましょう。

手順:イスに座り、両足の内くるぶしを軽くくっつけてかかとを床につけます。ひざを閉じたままつま先を上げましょう。ふくらはぎが伸びているのがわかるでしょう。10秒キープしてつま先を元の位置に戻す、という動きを3~5回繰り返します。

次に、同じ姿勢でつま先を上げたまま、車のワイパーのように左右に5回ずつふりましょう。

さらに、つま先で立ってかかとを床につける動きを5回繰り返します。

最後に高田さんは、実践するタイミングについて、こうアドバイスを加えます。

「足は夕方になるとむくみが目立つようになりますが、できるだけひどくなる前に、つまり、15時ぐらいまでに、これらのツボ押しとストレッチを意識して何度か実践してみてください。より改善しやすくなるでしょう」

■まとめ

デスクワーク中にさっそく実践したところ、イタタタとやや刺激を感じつつも、イスから立ち上がったときには、いつもより少し足が軽くなったように思います。すっきり脚になれるかも!? ぜひお試しください。

(品川緑/ユンブル)

取材協力・監修:高田香菜子氏。鍼灸(しんきゅう)師。太子橋鍼灸整骨院勤務。「美は健康な体から!」をモットーに、美容鍼灸、トリートメントなどの施術が得意。
太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10  
http://www.taisibasi.com/

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