共働き夫婦が直面する「小1の壁」。その対策とは?

共働き夫婦が直面する「小1の壁」。その対策とは?

Bu facebook
Bu twitter

みなさんは、「小1の壁」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?小1の壁とは、子どもが保育園から小学校に進学するタイミングで共働きの家庭に起こる、ある種の試練ともいえるでしょう。きっと、働くママにとって、もっとも険しい壁の1つになるかと思います。

今回は、社会問題にもなっている「小1の壁」についてのコラムです。

■小1の壁とは?

子どもが保育園に通っている間は、延長保育を使えば、18時や19時まで子供を預かってもらえます。そのため、時短勤務などを利用して、仕事が終わった後に子供を迎えに行くことで、子育てと仕事を両立することが可能ですよね。ところが、小学校に上がると、最初の1週間は給食が始まらず、午前中の授業が終わったら下校します。子どもが学校生活に慣れてくる2週目であっても、午前中の授業のあとに給食を食べて、14時頃には下校します。とはいえ、ついこの間まで園児だった子どもが、昼間に自宅に戻ってきて、夜まで一人で親の帰りを待つというのは現実的ではありませんよね。

では、学校が終わった後、子どもはどのように過ごすのでしょうか?

共働きの家庭のために自治体が運営する、「学童」という制度を利用するご家庭が多いようです。学童には、大人の指導員がいるので、一見すると保育園と同じようにみえますが、落とし穴があります。

学童は、基本的に17時~18時頃には閉まってしまいます。保育園と比較すると、終わるのが早いのです。そして、多くの企業では、時短制度を利用できるのは子どもが小学校にあがるまで(=小学校にあがったら時短勤務NG)となっています。つまり、子どもの帰宅時間は保育園に通っていた頃よりも早くなるのに、親の帰宅時間は変わらないので、子どもが一人でお留守番しなければならない時間が増えるということです。自宅から職場までの距離が近い一部の方を除くと、定時まで仕事をして子供を迎えに行くと「間に合わない!」となんてことになりますよね。ただでさえ、1人で学校から帰ってくることだけでも心配なのに、1人で家の鍵をかけて留守番をさせることを考えると、なおさら心配ですよね。

また、小学校に上がると、授業に時間割があります。当然、当日の授業に合わせて持ち物が変わりますので、毎日必要な持ち物を入れ替える必要があります。繰り返しになりますが、ついこの間まで園児だった子どもです。自分自身で、必要な持ち物をすべて準備することができるでしょうか?

上記のようなことを懸念した結果、子どもが保育園の間は時短で頑張ってきた方も、小学校に進学するタイミングで仕事を辞めてしまうという事象が多く発生しているのです。これが、いわゆる小1の壁ですね。

■小1の壁を迎える場合、どう考えればいいのかな?

高く険しい小1の壁。前述のとおり、このタイミングでお仕事を辞めることになってしまう方も珍しくありません。また、家庭との両立を図るために仕事の調整をしていたら、人事評価が下がってしまった……そんな話もよく耳にします。

そこでFPとしては、お子さまがいらっしゃる方の場合、事前に小1の壁の存在を前提としたライフプランを考えることをおすすめします。どういうことかというと、「現在の給与水準を満たす仕事を、今後も続けられるのか?」ということを考えておくべきであるということです。小1の壁を乗り越えるために、転職などをして仕事自体は続ける予定であっても、特殊な資格を持っている方などを除けば、子育てしやすい労働環境と現在と同じくらいの給与水準を満たしている企業に出会うのは簡単ではありません。たとえば、今後マイホームの購入を検討する機会もあるでしょう。もし、夫婦ともに現在の給与水準が続くことを前提に住宅ローンを組んだ場合、「前提が狂ったばかりに、過大なローンを背負うことになってしまった……」ということも十分考えられます。そのような事態だけは避けたいですよね。

まだまだ仕事と育児の両立には、難しい問題が存在します。国や企業もさまざまな対策を考えてくれていますが、すぐには解決されないかと思います。想定される壁は事前に織り込みながら、ライフプランを立てるようにしましょうね!

元のサイトを見る

関連する記事

この記事のキーワード

RANKING
YESTERDAY

WHAT'S CHIENOWA?

CHIENOWA'S ORIGINAL
STAFF PICK UP