妊娠中の尿もれ対策!くしゃみをしてもこれで安心!

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妊娠してから「尿もれ」をして恥ずかしい、誰にも相談できない。と悩んでいませんか?

妊娠中の尿もれは多くの方が経験しています。ホルモンの分泌や胎児が大きくなることでの体型の変化が尿もれを引き起こす原因です。

妊娠中から尿もれの経験があると、出産後も尿もれを継続しやすくなります。妊娠中の尿もれの原因と対策を理解して、産後の尿もれを予防するため、今からできるアプローチをご紹介します!

妊娠中に尿もれがおきやすいのはなぜ?

そもそも尿もれとは?

トイレ,妊娠,尿漏れ,対策 出典:Instagram: hello.ordinataさん*写真はイメージです

尿もれとは、自分の意志とは別に尿をもらしてしまうことです。専門的には「尿失禁」といいます。尿失禁は症状や原因によって4つに分類されています。

【腹圧性尿失禁】
くしゃみ、咳、笑ったとき、運動したときなど、腹圧がかかったときに尿がもれてしまう。

【切迫性尿失禁】
尿意を感じてからトイレまで我慢できずに尿がもれてしまう。下着を下している間に尿がもれてしまう。

【溢流性(いつりゅうせい)尿失禁】
尿がちょろちょろ出たり、残尿感が残ってしまう。

【機能性尿失禁】
排尿機能以外の問題で尿がもれてしまう。たとえば骨折後、移動が困難でトイレまで間に合わずに尿がもれてしまう、認知症で尿がもれてしまうなど。

妊娠中から産後におこる尿もれのほとんどは「腹圧性尿失禁」です。あるアンケート結果では、妊娠・出産前後に尿もれを経験した女性は全体の70%以上でした。[ユニ・チャーム(株)調べ]

恥ずかしくて誰にも話せないことですが、多くの女性が尿もれを経験しています。

腹圧性尿失禁の原因は、骨盤底筋群のゆるみや損傷によるものです。骨盤底筋群は、骨盤腔にある骨盤内臓を下から支持する役割や骨盤の安定性を保つ「コアスタビリティ」としての役割があります。

コアとは体幹深部の筋肉のことでバルーンのような形状をしています。

上部を横隔膜、腹部周りを腹横筋、多裂筋、下部をハンモック状に骨盤底筋群の4つの筋肉で構成されています。この筋肉が協調的に働いてバルーンの形を保ち(=腹圧を高める)体の安定性を維持しています。

くしゃみ、咳などは、腹圧を高めてできる運動です。つまり腹圧がかかったときに、骨盤底筋群が弱くなっていると、膀胱にたまっている尿がもれてしまう原因になるのです。

女性に尿もれが多いのはどうして?

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もともと女性は男性よりも尿もれをおこしやすい構造をしています。ここでは、尿が体外にでる流れを簡単にご説明します。

腎臓でつくられた尿は尿管を通って膀胱に一時的に貯められます。膀胱は骨盤内臓のひとつで骨盤腔の最も前部に位置しています。(男性は直腸の前方、女性は子宮・膣の前方にあります。)

膀胱に約300~350ml程度の尿がたまって膀胱壁が伸びると神経を介して尿意を感じます。そして膀胱から尿道を通って体外へでていきます。

男性の尿道の長さは15cm~20cmですが、女性は3~4cmと短く直線的です。膀胱から尿道につながる部位(内尿道口)には内尿道括約筋(膀胱括約筋)があり、無意識に収縮されています。

尿道の途中(尿生殖膜)には外尿道括約筋(尿道括約筋)があり、意識的に収縮できます。外尿道括約筋の収縮によって尿意を感じても我慢することができます。

この外尿道括約筋は骨盤底筋群を構成する筋肉のひとつです。

女性の骨盤底筋群は、骨盤の構造上の性差などから男性より弱い筋肉です。また現代では日常生活で座る時間が増えたことで、より骨盤底筋群の働きが衰えたという考えもあります。

このような尿道、骨盤の構造や筋肉の弱さによって、女性は尿もれを引き起こしやすいのです。

妊娠初期の尿もれの原因

妊娠初期,妊娠,尿漏れ,対策 出典:Instagram: miyusstfさん*写真はイメージです

女性の生殖機能には卵巣の周期的活動があります。私たちがよく知っている月経のことです。
これらの生殖機能は脳の視床下部ー下垂体からつくられるホルモンと卵巣でつくられるホルモンの相互作用によって調節されています。

後者には、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」があります。これらのホルモンは、妊娠すると卵巣だけでなく胎盤でもつくられるようになり、分娩時まで分泌量は増加し続けていきます。

妊娠初期の尿もれは主に「ホルモン」の影響によるものです。

受精後、卵巣の黄体でつくられるプロゲステロンの分泌量が増加します。子宮筋の収縮性を抑制して受精卵が着床しやすくするためです。その後、流産しないよう分泌量は妊娠3カ月までにピークをむかえ、妊娠維持のために働きます。

また、月経前や妊娠初期から分泌される「リラキシン」というホルモンがあります。このホルモンは卵巣から分泌され、子宮の弛緩や恥骨結合をゆるめる作用をもっています。

この2つのホルモンは骨盤周りの筋肉だけでなく、全身の筋肉・靭帯・腱をゆるめる作用をもっていると考えられています。

つまり妊娠初期の尿もれは、ホルモン分泌によって骨盤底筋群や靭帯がゆるみ、くしゃみや咳など腹圧がかかったときに骨盤底筋群の働きが弱いことで、尿もれを引き起こしてしまうのです。

妊娠中期の尿もれの原因

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妊娠中期の尿もれは、妊娠初期と同様でホルモン分泌による骨盤底筋群や靭帯のゆるみと子宮の変化が原因です。

妊娠中期になると、ほとんどの方はつわりが落ち着いて体重が増えていき、お腹のふくらみが目立つようになります。

子宮は膀胱を上から圧迫するように大きくなっていきます。この圧迫でさらに骨盤底筋群は伸ばされ、収縮は弱くなります。妊娠初期では尿もれがなかった人でも子宮が大きくなる変化が加わり、この頃から尿もれをする人が増えるのです。

またこの時期から「頻尿」の症状も表れてきます。子宮による膀胱の圧迫によって、膀胱に沢山の尿がたまる前に尿意を感じてしまうのです。

妊娠後期の尿もれの原因

妊娠後期,妊娠,尿漏れ,対策 出典:Instagram: eri20100117さん*写真はイメージです

妊娠後期の尿もれも、ホルモン分泌と子宮の変化が大きく関わっています。

ホルモンの分泌で骨盤底筋群や靭帯のゆるみに加えて、妊娠の経過中にエストロゲン、プロゲステロン、リラキシンの協調的な作用により、次第に子宮頚部が軟化してきています。

また妊娠後期における胎児の体重増加は著しく、子宮、羊水、胎盤などを含めて大きな圧が膀胱にかかるようになります。

そのため、少しの腹圧がかかる動きでも尿もれをしてしまうのです。

破水?尿もれ?見分け方は?

洗面所,妊娠,尿漏れ,対策 出典:Instagram: w3bellさん*写真はイメージです

尿もれと破水の見分けるために、まずは破水についてご説明します。

破水とは、卵膜という薄い膜が破れて、羊水が体外へ流れ出ることをいいます。通常は出産の進行の中で、子宮口が全開(10cm)し、胎児が産道を通れる準備ができると破水がおこります。

これを適時破水といいます。その前に破水してしまうことを前期破水または早期破水といいます。

・前期破水:陣痛が始まる前におこる破水   
・早期破水:陣痛が始まり、子宮口が全開になる前におこる破水

前期破水の主な原因は細菌感染によって卵膜が破れてしまうことです。羊水が体外に出てしまうと胎児が子宮の中にいられなくなり、流産・早産となってしまいます。

妊娠末期でも、適切な対応が遅れてしまうと胎児に感染してしまう可能があります。破水がおこったときは、すぐに産院に連絡して受診しましょう。

このときシャワーや入浴は禁止です。清潔な下着に着替えて夜用ナプキンやバスタオルをあててください。

破水と見分けがつきにくいのが尿もれです。それぞれの特徴をまとめました。

【尿】
・黄色、アンモニア臭
・意識的にとめることができる

【破水】
・色やにおいは個人差があります。
 色は無色、黄緑、ピンク色など様々、においは無臭や生臭いなど。
・意識的にとめることができない

もしどちらか悩んだときは、自己判断はせずに産院に連絡して相談してください。

妊娠中の尿もれに効果的な対処法は?

あまり神経質にならず、上手に付き合いましょう!

トイレ,妊娠,尿漏れ,対策 出典:Instagram: an.ak106さん*写真はイメージです

妊娠中の尿もれは、生理的な原因なので「治療」を考えるのではなく、上手に付き合う対処法をお伝えします。

【尿とりパットの使用】
下着を汚さないために、尿とりパッドの使用がおすすめです。生理用ナプキンは粘度のある経血に対応しているので、ナプキンの表面に水分が残ってしまいます。

おりもの用だと吸収性が乏しいです。そのため、尿もれ専用のものを選びましょう。

【水分はこまめに摂取します】
妊娠中期から後期にかけて、尿もれと頻尿で悩む方が増えてきます。トイレに行く回数を減らしたいと我慢すると感染症のリスクを高めるので注意してください。

妊娠中はしっかり水分を摂取することが大切です。一度に多くの水分を摂取するのではなく、こまめに水分を摂取してください。

カフェインは利尿作用があるので、カフェインを含まないものがおすすめです。

【体を冷やさない】
体を冷やすと交感神経が活発になり、膀胱の収縮を高める作用があります。服装を気をつけたり、温かい飲み物や入浴など、体を冷やさないようにしてください。

妊娠の経過が順調であれば、ストレッチやウォーキングなど運動もおすすめです。筋肉を収縮させることで熱が生まれるからです。

【重い物を持つとき、上の子を抱っこするときは重心を考える】
低い場所から持ち上げるときは、膝を曲げて自分の重心も下に下げてください。持ち上げるものと自分の重心が離れているほど、筋力を使うため腹圧がかかります。

産後の尿もれを予防するために今からできることは?

腹式呼吸と骨盤底筋群のイメージや体操

運動体操,妊娠,尿漏れ,対策 出典:Instagram: bodyartshop_officialさん*写真はイメージです

妊娠中すべての時期でできる、簡単な運動をご紹介します。

【腹式呼吸】
腹式呼吸をしているときは横隔膜が収縮しています。横隔膜は骨盤底筋群・腹横筋・多裂筋とともに腹圧高めてコアスタビリティの役割をもっていますので、骨盤のアプローチにつながります。

・まずは仰向けで横になります。
・肺にある空気を全て出し切るように口をすぼめて息を吐きます。
・鼻からお腹を膨らましながら息を吸います。このとき横隔膜は下へ下がって肺の中に空気が入っていくイメージです。
・十分に吸ったら、口をすぼめてゆっくりを息を吐きます。吸気より呼気は2~3倍の時間をかけておこないます。

腹式呼吸をする習慣がなかった方は一度に3回程度から始めてください。思った以上に疲れを感じるかもしれません。

慣れてきたら無理のない範囲で回数を増やしてください。腹式呼吸はリラックス効果も期待できますよ。

【骨盤底筋群の運動(ケーゲル体操を基本にしています)】
尿もれの予防や治療に骨盤底筋群の体操やトレーニングがあります。しかし、妊娠中は積極的におこなうことはおすすめできません。間違った運動によって問題を引き起こす可能性があるからです。

ここでは横になってできる骨盤底筋群の体操をご紹介します。筋肉の収縮のイメージをつかむだけでも産後の尿もれの対策につながります。

・まず仰向けに横になって両膝を立てます。
・肛門と膣を締め、息を吸いながら肛門、膣を胃のほうへ吸い上げるように軽く力をいれます。
・そのまま3秒数えて力を抜きます。一度に5回程度おこなってください。
・次に同じイメージのまま、骨盤の恥骨側を上へ転がすように少しだけ持ち上げます。
・ゆっくり持ち上げ、ゆっくり下げる動きを一度に5回~10回程度おこなってください。

※妊娠の経過が順調な方で、体調に合わせて無理のない範囲でおこなってください。

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まとめ

妊娠中の尿もれを理解できましたでしょうか?

生理的な原因で誰もが尿もれをしてしまうのです。初産婦のときは尿もれがなくても、経産婦の方が尿もれをしやすい傾向があります。

妊娠中は「尿もれを治療」と考えるのではなく、上手に付き合ってみて下さい!

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