第1回 「エンターテイメントな僕達が、子ども食堂のためにできること」

第1回 「エンターテイメントな僕達が、子ども食堂のためにできること」

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『子ども食堂』という言葉を聞いたことがありますか?

テレビや新聞などで取り上げられることが増えてきたので、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
親になった今、このような活動がとても気になるようになりました。

いろいろ調べてみると、一言で『子ども食堂』と言っても、その形や活動内容はさまざま。

「実際に、子ども食堂を見てみたい!」

そう思い、今回は東京都豊島区にある「椎名町こども食堂」に取材の許可をいただき、『子ども食堂』が開催される日にお邪魔してきました。


今回、取材に訪れた『椎名町こども食堂』では、定期的にボランティアに訪れているという映画監督の谷内田彰久さん、俳優の中野裕太さん、NPO豊島子どもWAKUWAKUネットワークの天野事務局長にお話を伺うことができました。

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ここでの活動内容から、現状の問題点、皆さんの『子ども食堂』への思いについて、たっぷりお話を聞くことができました。
■みなさんが、『子ども食堂』に参加したきっかけを教えてください。
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左から俳優 中野裕太さん、映画監督 谷内田彰久さん、NPO豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 天野事務局長
天野さん:私が子ども食堂の活動を始めたきっかけは、ここ(椎名町子ども食堂)ではなく“要町あさやけ子ども食堂”なんです。

子ども支援のプログラムをやっている方が、大田区で「だんだん」という子ども食堂をやっていて、東京ではその「だんだん」の近藤さんが『子ども食堂』の名付け親と言われているんです。
その近藤さんの活動を見て、要町の山田さんと言う方が子ども食堂を始めました。

山田さんは、奥さまに先立たれていて、おひとりで生活されている方で、近藤さんの活動を見た時に「自分の家にも、こんな風に子ども達が集まったら良いな」と思い、私たち子ども支援をしているメンバーが、それに賛同して一緒に始めたんです。

谷内田監督:僕の奥さんと子どもは韓国に住んでるんです。奥さんは韓国人で、子どもは男の子の三つ子なんですけど、自分が親になってみて、「子どもがご飯食べれなかったらかわいそうだな」って思うようになったんです。

子ども食堂って、日本では1.2年前から増えてるんですけど、親子がご飯を食べられなくて餓死するなんて、外国人が聞いたら「そんなのウソだろ」と思うじゃないですか。でも、実際にそういうことが日本で起こっているんですよね。

親になったことで、そういうことに敏感になって、知り合いがやっている子ども食堂に顔を出すようになったのがきっかけですね。

実際、そういう場所に行くと、親が抱えている問題がすごく大きいという話を聞くんです。

「何かできないかなぁ」と思って、時間がある時には活動に参加してるんですけど、今回、中野君と映画を撮ったので、映画の興行収入の一部を子ども食堂の支援として出させていただこうと思っています。

なんでここを選んだかって言うと、運営が手作りで、いろんな自治体の人がここをお手本にしているんですよね。

僕らはエンターテイメントの人間なので、その僕らが手伝えることって言ったら、子ども達が遊んでいるところにDVDや漫画を提供したり、そういうことから始められるかなって。

中野君ともこの話をしていて、こんなことがやりたいっていうプランはたくさんあるんですよ。

中野さん:僕は、谷内田監督から『子ども食堂』の話を聞いて、監督に誘われて訪れたのがきっかけです。

この活動を知って、こういう取り組みってすごく素敵だなと思い、監督ともいろいろな話をしました。

僕らが、餓死や貧困を根本的に解決するというのは難しい。僕らエンターテイメントの人間がずっとボランティアを続けて行くというのはひとつの手だけど、僕らだからこそできることをしたいなと思ったんです。

その一つに、映画の興行収入の一部を使って支援しますっていうのがあって、それとは別に「子ども達に夢を与えてあげること」って言うのが、僕らだからこそできることなんですよね。

子どもの頃に経験したサプライズって、一生覚えてたりするでしょ?

ここにご飯を食べに来た子ども達に「今日は、子ども食堂じゃなくて外に出かけます!」って言ってバスに乗せて、着いたらディズニーランドだった!とか、そういうことをやりたいなって。

ディズニーランドは一例ですけど、そういうことをやっていきたいなという話はしています。
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天野さん:それが実現したら、子ども達はすごく喜ぶでしょうね!

谷内田監督:子ども食堂の活動は、やり続けていくことが大事なんですよね。でも、僕らが天野さんと同じように、この活動に携わって行くというのはなかなか難しい。

そんな中で、僕らは子ども達に1度で大きな夢を与えてあげることはできる!と思っているんですよ。
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中野さん:職業柄ですね。こういう地道な活動はひとつとして、僕らの立場で何をやるのが1番面白いんだろう、子どものためになるんだろうって考えるんです。
小さい時にやってもらったサプライズの記憶って、ずっと覚えてたりするじゃないですか?

天野さん:うんうん。

中野さん:僕、前に1度、ビックリ箱っていうイベントを幼稚園でやったことがあるんです。僕が脚本を書いて、1人の悪い魔法使いと2人の妖精の話なんですけど。
それを劇団の人と、僕の母校の幼稚園に行って、段ボールで背景とか作ってやったんです。子ども達がすごく喜んでくれたんですよ。

谷内田監督:そういうことをやれたらいいよね。

中野さん:そうそう。この子ども食堂も、2階に遊ぶ場所があって、そこで遊んでる子ども達の活気を見てると、大人も楽しいし。
プラットホームになり得てるわけだから、そこに楽しい花火を落としてあげたいなと思うんですよね。

谷内田監督:前回、子ども食堂に参加した後に、中野君と「こんなことをやりたいね」っていう話をかなり話し合ったよね。
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中野さん:うん。金銭的な支援はもちろんだし、時間がある時はボランティアに参加することもひとつだし、ディズニーランドに連れてってあげることもそうだし。そういう経験したら、子どもって一生覚えてるでしょ?

天野さん:覚えてると思う。

中野さん:映画でできた少しのお金で、そういうことができたら良いなって思いますね。子どもの頃のちょっとしたことをずっと覚えていて、将来の夢に繋がったりするから。

谷内田監督:そのために、今度の映画はたくさんの人に観てもらいたいなと思いますね。

中野さん:映画、ぜひ見てください。すごく面白い映画になってます。

映画の興行収入の一部を、子ども食堂に寄付すると話してくださった谷内田監督と中野裕太さん。
「エンターテイナーとしての関わり方」を考えながら、子ども食堂の活動を支援しているお2人のお話を、次回もたっぷりご紹介します。
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