結核は昔の病気じゃない!?小さな子どもは要注意

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世界結核デー

3月24日は「世界結核デー」です。皆さんは結核と聞くと昔の病気のように思われるでしょうか?実はそういうわけでもないのです。

結核はかつて「国民病」として明治から昭和20年代にかけて大流行し、大変恐れられていました。 予防や治療を懸命に行った結果、病気にかかったり、死亡したりする危険度はかなり低下しましたが、それでも日本は人口10万人に対して18.2人(2010年データ)が結核にかかっており、10人以下が標準の欧米先進国に比べてもはるかに高い水準となっているのです。

感染しても気付かない!?

結核は『結核菌』という細菌が体の中に侵入・増殖することによって引き起こされる感染症です。初期症状は咳や痰、微熱や体のだるさなど風邪の症状と良く似て見分けがつきにくいのですが、病状が進行すると息切れや呼吸困難を引き起こしたり、血の混じったたんなどが現れます。また、感染症なので咳などで菌が体外に出されることによって他の人に感染させる恐れもあります。

ただし、健康な成人の場合はたとえ結核菌が体内に入ってしまっても、抵抗力によって排出してしまうので感染する恐れはあまりありません。しかし、この菌が体内に残ってしまった場合、免疫が結核菌を取りこみ核を形成した状態になります。(これが『結核』の名前の由来です。)これが「感染した状態」です。

ただし、ここまできても核が菌を取りこんだまま活動しない状態が保たれれば症状も出ず他者に感染させることもありません。 その後菌が活動を始めて増殖しながら体の機能を冒しはじめるとここで「発病」となります。

ちなみに、発病しても「排菌」をしていなければ他者に感染させるリスクはありません。

乳幼児はBCG予防接種で確実な予防を

大人は抵抗力があるのでそこまで心配しなくても大丈夫ですが、注意しておきたいのは乳幼児です。抵抗力の弱い乳幼児が感染してしまうとすぐに発症し、更には重症化して生命の危機にさらされてしまう恐れがあります。

そこで予防法として高い効果があるのが「BCG予防接種」です。毒性を弱くした牛型結核菌をあらかじめ体内に入れて軽い結核のような状態を起こさせる事で免疫を付けておき、後から体内に侵入してきた結核菌に対する耐性をつけておこうというわけです。

有効かつ安全な予防法として世界中で使われており、また1 歳までは公費負担で接種できるので必ず受けておくようにしましょう。

もしかして・・・と思ったら必ず病院へ!

確実に予防を行っていても、残念ながら感染のリスクをゼロにすることはできないのが現状です。いつもの風邪と何か違う、咳や微熱が長引くなど、おかしいと思ったら迷わず病院へ行きましょう。

結核を発病していた場合には、入院もしくは通院での治療となります。服薬治療で目安として6ヶ月を要しますが、肝心なのは必ず最後まで治療を行うこと。咳が出なくなったからと言って勝手な判断で薬を飲むのをやめてしまうと薬の効かない「耐性結核菌」を作ってしまい、治療が長引いたり手術が必要になったりしてしまいます。

実は近年増えているのはこの耐性結核菌というデータもあり、発病した全ての人が正しい治療を行うことが何よりも大切なのです。

しっかり予防することと、感染した場合の確実な治療が結核対策の基本です。特に、病気などで体力が落ちている時などに感染後の発病リスクが高まる傾向があります。「現代でも感染リスクのある病気」ということを忘れないようにしたいですね。

参照/ 公益財団法人結核予防会HP

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