足の不快感で眠れない…もしかしたら「むずむず脚症候群」かも?

足の不快感で眠れない…もしかしたら「むずむず脚症候群」かも?

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ある日、私の母が「なんだか最近、足が気になって眠れないの」と訴えました。実は「むずむず脚症候群」という、不思議な名前の病気にかかっていたのです。


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特に40代以降の女性に多く見られ、早ければ子どもが発症することも。今回は、このむずむず脚症候群についてお話します。

■むずむず脚症候群の特徴

むずむず脚症候群は、レストレスレッグス症候群、下肢静止不能症候群とも呼ばれます。ほとんどの場合は、脚に不快感や痛みがあり、動かさずにいられなくなることからこのような名前が付けられました。周期性四肢運動障害とも関連付けられています。

「むずむずする」、「じっとしていられない」、「虫がはうようだ」、「ほてる」、「針で刺されているような感じ」など、症状の感じ方には個人差があります。

むずむず脚症候群の症状があらわれやすいのは、夕方から夜間にかけて。ゆっくり座っているときや横になっているときにあらわれやすく、睡眠中に感じることも多いそうです。そのため、入眠障害や中途覚醒などの睡眠障害の原因となり、その影響で昼間の疲労感や活動の低迷を感じやすくなります。

脚を動かすことで症状はおさまりやすくなります。あるいは脚をこすり合わせたり、さする、たたく、歩いて足を動かしたりすることで症状が消失することもあるようです。


■むずむず脚症候群の原因

むずむず脚症候群は、次のような原因が考えられています。
・神経伝達物質であるドーパミンの機能低下
・中枢神経における鉄分の不足による代謝の異常
・遺伝要因

ほかにも2次的な要因として、病気や薬の影響があります。
・鉄欠乏性貧血
・慢性腎不全
・パーキンソン病
・抗精神病薬

このようにさまざまな要因がありますが、明確な原因解明にはいたっていません。

■むずむず脚症候群の治療方法

むずむず脚症候群になったら、薬物治療を行います。症状がかなり軽快する場合が多く、ドーパミン神経の機能を高める薬「L-DOPA製剤」や「ドーパミン受容体刺激薬」が治療薬に。日本では保険適用されているプラミペキソール塩酸塩水和物製剤などもあります。

日常生活でできる対処法としては、カフェイン、アルコール、タバコなどの嗜好品を避けること。睡眠を浅くしたり、入眠を妨げるカフェインを含む飲料を控えましょう。

また、脚のマッサージも効果があると考えられていて、筋肉の緊張やこわばりを取り除き、リラックスできる状態を保つといいようです。

ほかにも、股関節のストレッチを意識しながらラジオ体操を行う、立っているときに足の小指の先が地面につくようにする、仰向けになって足の指で握りこぶしを作り、足をがに股に開くことなども良いとされています。

「実は自分も子どものころ、足がだるい、痛いと感じた経験がある」という人もいるのではないでしょうか。成長による痛みだけでなく、原因不明の脚の不快感は、子どもにも見られます。

必ずしもむずむず脚症候群とは限りませんが、子どもが脚の不快感を訴えたら、成長痛と決めつけないようにしたいですね。

また、子どもがむずむず脚症候群になると、じっとしていられずに脚を無性に動かすようになります。落ち着きがなくなるため、ADHD(注意欠陥多動性障害)と誤認されることも。

多くの子どもは不快感をうまく表現できません。「もしかして?」と思う症状が見られたら、どのように感じているのか尋ねてあげましょう。
(宮本燈)
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