【絵本レビュー】『ママがおばけになっちゃった!』はなぜ人気?衝撃の絵本を大人と子どもがクロスレビュー

【絵本レビュー】『ママがおばけになっちゃった!』はなぜ人気?衝撃の絵本を大人と子どもがクロスレビュー

のぶみ『ママがおばけになっちゃった!』

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「ママは くるまに ぶつかって、おばけに なりました。」という衝撃的な一文から始まる絵本『ママがおばけになっちゃった!』が今、大きな話題を集めています。ママの「死」を通して、息子のかんたろうくんが成長していく、ちょっと悲しいけれどとっても心が温かくなるストーリー。そこで今回は、いろいろな立場の人に絵本を読んでもらい、率直な感想レビューを書いてもらいました。ある日突然ママがいなくなってしまったら、子どもはどうすればいいのでしょう……? 絵本による擬似体験を通じて、日常の親子関係を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
子どもと過ごす「いまこの一瞬」はもう二度と来ない。
文:佐藤健(クレディセゾン 営業企画部プロモーション戦略グループ)
5歳の女の子のパパ。もうすぐ第2子が誕生予定。
5歳の娘を持つパパとして読みましたが、男性であっても共感を覚え、涙を誘われます。

日々多くの時間を過ごすママと子ども。時にママはストレスに悩み、子どもは自我が芽生え、反抗もする。それでも母子は心から互いを必要とする。動物的本能のような、父子では超えられない何かが、そこにはあると感じます。

一方、パパができること、子どもがパパに求めていることって何だろう? と自問自答するとともに、子どもと過ごすいまのこの一瞬はもう二度と来ない、その大切さをもっと意識できたら子どもへの接し方も変わる気がしました。

家族にも読ませましたが、奥さんは号泣、娘も悲しくなったようで、ふたりで絆を深めていました。相手が自分では、こうはいかない……。少々寂しい思いもしましたが、ママはもちろんパパが読むこともお薦めできる一冊です。
後味としてすがすがしい気持ちになる本。
文:高杉摂子(クレディセゾン 営業企画部プロモーション戦略グループ)
子育てが一段落した19歳と21歳の男の子のママ。
最初本を手にした時は重い題材なのかと感じたのですが、読んでみると、母を亡くした子どもの悲しみばかりが残る本などではありませんでした。

ママの死を事実として受け止め、いなくてもいつも周りのどこかで見守っているから大丈夫だよ、ということに気がつかせてくれる内容で、前に向かって歩みだそう! という気持ちにさせるものでした。

後味としてもすがすがしい気持ちになりました。
子どもなりに「死」を考えるきっかけになる本でした。
文:伊藤可奈子(クレディセゾン アフィニティ営業二部)
1歳と4歳の男の子のママ。
私自身、7歳の時に妹を亡くし、幼少期より死を身近に感じておりましたので、本作品のタイトルから、かなり躊躇して読み聞かせを致しましたが、柔らかさのある絵で、死を悲観的にとらえず笑いを交えながらのタッチでしたので、明るく読み聞かせる事ができました。

「かんたろうやおばあちゃんの現実の声」と、「聞こえないおばけのママの声」も一緒に散りばめられているので、「読み聞かせ」という意味では、多少理解させるのに難しい一面もありましたが、作品を読み終えた後、「何でおばけになっちゃったの?」「死ぬとどうなるの?」と質問も絶えず、4歳なりの「死」を考えるきっかけにもなりました。

前を向いてがんばって生きていこうというメッセージを感じる。
文:北亜矢子(クレディセゾン 労働組合)
妊娠8カ月、初めての出産を控えるプレママ
悲しい題名で、読み終えた後もなかなか涙が止まりませんでした。

もちろん、命に関わることは受け止めることが必要だと思います。しかし、私は子どもとは絵本を通じて、明るく、朗らかな時間を過ごしたいと思ったため、これから産まれてくる子どもに読み聞かせるかは正直迷いました。

しかし内容は悲しいだけではなく、親(ママ)の子ども(かんたろうくん)への愛情が感じられ、いつでもどこでも見守っているよ、だから前を向いてがんばって生きていこうというメッセージを感じ、前向きになる気持ちを感じることができました。
子どもがいてもいなくても、みんなに読んでほしい。
文:喜多村明日香(クレディセゾン データマーケティング部)
仕事、プライベートと忙しく過ごす女性社員。
タイトルからすでに涙を誘われ、やはり何度読んでも泣いてしまいました。悲しいけれど、悲しいだけじゃない、少し笑える描写がまた素敵な世界観で、最後まで読み終わったら、きちんと裏表紙まで見てほしいです。

私にはまだ子どもがいませんが、これだけ心を打たれるのは、大切にしたい人がいる人みんなの心に届く本だからだと思います。大切な誰かを思いながら、子どもがいる人もいない人も読んでみて欲しいです。

ぼくのお母さんはいなくなってほしくない。
文:だいち
ママはクレディセゾン戦略人事部で働く、小学2年生の男の子。
お母さんに読んでもらったら、なみだが出ました。

「かんたろうのママでママはしあわせでした」のところが一ばんかなしくなりました。お母さんがいなくなってかんたろうがかわいそうだからです。ぼくのお母さんはいなくなってほしくないと思いました。

ママのねている時に、かんたろうがママにいたずらをしたのはおもしろかったです。
もっとママのことをたいせつにしたい。
文:ゆな
ママはクレディセゾン営業推進部で働く、小学2年生の女の子。
わたしがこの本を読んで一ばん思ったことは、ママがいなくなると、すごくたいへんだなと思いました。わけは、いっぱい一人でやることがふえるからです。それと、大すきなママがいなくなっちゃうと思うと、すごいさびしくなってなみだが出るからです。

かんたろうくんは、ママと4年しかいっしょにいられなかったけど、わたしは、ママがまだ元気でいるから、もっとママのことをたいせつにしたいです。

今すぐママにだきつきたくなっちゃいました。
文:みう
小学4年生の女の子。ゆなちゃんのお姉さん。
わたしは、『ママがおばけになっちゃった!』を読んで、ほんとはかなしいお話なのに、作者の、のぶみさんがお話をおもしろく書いていて、絵本を読んでいる間に、何回もわらっちゃいました。

だけど、一番心にのこった場面は、ママの子どものかんたろうが、「ママ……さよならしちゃ、ダメ……」と言った場面です。わたしもかなしくなって、今すぐママにだきつきたくなっちゃいました。

一番おもしろかった場面は、おばあちゃんが「だいじょうぶ、だいじょうぶ。ママはぜーんぶゆるしてくれるから。」と言ったら、ママが「ゆるさないぞ、コンニャロー!」と言った場面です。

絵本や本で、人物が「コンニャロー!」と言ったのを読んだのははじめてだったので、おもしろくて、何回も読んで大わらいしました。作者の、のぶみさんの本がほかにもあったら、読んでみたいです。
いかがでしたか? 大人も子どもも、いろんな視点から楽しめるこの絵本。親子で読んで、感想を言い合ってみましょう。

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