イタリアのびっくりな育児事情。「子どもが一人でお留守番」は刑罰の対象、でもメリットも色々!

イタリアのびっくりな育児事情。「子どもが一人でお留守番」は刑罰の対象、でもメリットも色々!

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イタリアでは、小学校卒業まで送り迎えは親の義務
イタリアでは飛び級をしない限り、幼稚園が3~5歳の3年間、小学校が6~10歳の5年間、中学校が11~13歳の3年間となっています。そのうち、少なくとも小学校卒業までは、保護者による送り迎えが義務。親たちは、それこそ雨の日も風の日も、子どもたちを学校の正門まで毎日朝夕送り迎えです。

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小学校では保護者がすべて登下校の送り迎えをし、中学校でも遠距離の生徒は保護者が送り迎えをする。近距離の生徒のみが歩いて登下校する。学校の外の安全管理は保護者の責任であることも明確になっている。
出典:www.geocities.jp
学校では、保護者が迎えに来ない限り子どもを引き渡してくれません。地域によってはスクールバスがありますが、バスを下車する時には誰か大人が待っていないといけないのです。例え家から5分のところにある学校だとしても、子ども1人での登下校は厳禁。お友だちと一緒でも、子ども同士だけで歩かせるのは危険と考える人が多いようです。
というのも、実はこんな刑法があった!

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実はイタリア共和国刑法第591条には、「14歳未満の者~中略~を放置した者は誰でも懲役刑(6ヶ月~5年)に処す。また、この事実が原因で死傷事故が起きた場合および放置をした者が家族の一員である場合は、さらに重刑となる 」とあるんです!
だから、鍵っ子なんていない!自宅でお留守もダメ

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例え自宅であっても、子どもたちだけで置いていくことはできません。中学生ならまだしも、やはり10歳くらいになるまでは、ちょっとした買い物に行くときにお留守番させるのも不可。イタリアじゃ、「はじめてのお使い」が10歳くらいになることだってあるんじゃないでしょうか。イタリア人の主人は、私が子どもたちに見せていた日本のアニメ(クレヨンしんちゃんやらドラえもん、しまじろうなど)を見て、幼稚園児や小学生の子どもたちが普通に外で遊んでいたり道路を歩いたりしているのを見て驚愕していました。
親は大変デス・・・

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クラスの8割が共働きな現状のイタリア。日本のように遠距離通勤や残業をする人は少ないとはいえ、朝は8時にスタートし、公立なら15~16時、私立で最長でも18時には終わってしまう学校の送り迎えや、帰宅後の付き添いを完遂するのは至難の業です。夫婦で勤務時間をやりくりして交代で学校まで飛んでいったり、時短勤務やフレックスなどの制度をフル活用したり。
「子供を愛してやまないイタリア人」、多くの親達が学校の送り迎えをしています。仕事のお昼休みに子供を迎えに行って、家でご飯を食べて、仕事に戻るといったハードなスケジュールを親達はこなす
出典:www.geocities.jp
それでも親だけで出来ない場合はどうするのでしょう?
ノンノ(おじいちゃん)、ノンナ(おばあちゃん)大活躍!

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そこで登場するのがおじいちゃん、おばあちゃんです。日本に負けず劣らず高齢出産が進むイタリアでは、80歳のジイジとバアバもゆっくり休んでなんていられません。可愛い孫のため、仕事に追われる息子や娘に代わり、学校の送り迎えとその後親が帰って来るまでの宿題やら遊びやらに付き合い、大奮闘です。
ベビーシッター&チャイルドシッター必須

Le baby sitter per i nostri bambini
また、近くに頼れる祖父母や親戚がいない人もたくさんいます。そんな家庭ではベビー&チャイルドシッターにお願い。人づてに良いシッターさんを紹介してもらったり、シッター検索専用サイトで探したり。両親は学校にシッターさんの身分証明書を提出し、送り迎えを委任します。習い事やお友だちのお誕生日パーティに付き添うシッターさんもいます。
この習慣、弊害も・・・
過保護すぎる!
さてこの現状、同じヨーロッパ先進国の中でもやっぱり「イタリアは過保護すぎ!」とみなされているほど。もちろんイタリアでも小学生高学年、中学生くらいの子どもには、さすがに1人で登下校させたり、短時間のお留守番くらいはいいじゃないか、という人も多々います。「子どもの自立」を促すためにも必要では、という世論もあります。実は前述の刑法には、14歳未満の子どもだけでなく、精神的・身体的なハンディキャップのある方や老人など、「自己責任で身を守る能力のない者を放置すると」という一文が付いているんです。そのため、「14歳未満でも自分で自分の身を守る能力がある」状況でなら、ある程度子どもに任せても良い、という解釈ができると言われています。つまり、お留守番や徒歩5分の通学など危険がないと明らかな環境下なら、子どもの自立性を尊重する意味でも色々やらせるのは悪くないんじゃないか、というわけ。法の解釈はともかく、10歳にもなってお留守番もできないようじゃそれはそれで困ります・・・。
車での送り迎えが多いので、子どもの運動不足も問題に

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保護者の車での送迎に慣れてしまっている子どもたち。ほんのちょっとの距離でもすぐ車で移動、が当たり前なので、ただでさえ運動不足な昨今、ますます身体を動かす機会がなくなってしまいます。
大変だけど、いいこともいっぱい
とまあ、現実的な大変さも伴って、イタリアのパパママの間でも意見が分かれる社会的制度&習慣ですが、私は(特に我が家の子たちはまだ小さいので)いいこともいっぱいあるな、と思いました。
①事件事故を防止できる

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特に幼稚園、小学校低学年の子どもは常に保護者が一緒なので、事故や誘拐などの事件に巻き込まれる確率は自然と少なくなります。
②子どもの人間関係により深く関わることができる

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毎日送り迎えをしていれば当然、学校の先生や子どものクラスのお友だち、習い事の先生やお友だちと顔を合わせることになります。そのため、自分の子どもがどんな人たちに囲まれ、どんな子と仲良しで、どんな人間関係の中にあるのかが自然と把握できるのです。
③ママ友とも良好な関係に!

Donne che si danno una mano
道が混んでいて職場から学校まで間に合わない!シッターが急病!といった予測不可能な事態で迎えに間に合わないことも起こりえます。そんな時頼れるのがクラスのママ友。一緒に子どもを引き取ってもらえるよう頼んだりするのです。この場合も学校に一報を入れて置かなくてはなりませんが、子どもたち同士も友だちなので安心です。お互い助け合える間柄でいるためにも、普段から良いママ友付き合いをしようと心掛けている人が多いように思います。
「ママ友」の付き合い方。名前で呼び合う「イタリア流」文化的習慣が素敵!
④親子の会話が増え、絆も深まる

Madre accompagna figlio a scuola
私も仕事をしていて毎日は送り迎え出来ないのですが、学校の行き帰りに手を繋ぎながら子どもと色んな話をする時間が持てるのは、とても素晴らしいことだと思います。家に帰ったらテレビやらおもちゃやらで子どもは親との話どころではないですし、こちらも炊事や雑用に追われてしまうのですが、道を歩いている時は、けっこう素直に今日あった事を話してくれたりします。
というわけで、いかがでしょう?日本とはかなり異なりますよね。我が家は下の子がやっと2歳なので、まだ10年近くは送り迎えをしなければなりません!・・・と思うと大変ですが、なるべく一緒に通ってあげられるように頑張りたいです。
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