第4回:日光浴が妊娠力を守る!? “サンシャインビタミン”と妊娠力の知られざる関係

第4回:日光浴が妊娠力を守る!? “サンシャインビタミン”と妊娠力の知られざる関係

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こんにちは、細川モモです。過ごしやすい季節を迎え、テラス席でのランチなどが心地よい季節ですね。これからの季節、ぜひ適度な日光浴を楽しんでください。なぜなら、適度な日光浴は妊活に欠かせない要素だからです。「え? なぜ?」と不思議に思いますよね。その理由は別名「サンシャインビタミン」と呼ばれるビタミンDにあります。今、妊娠でもっとも注目を集めているビタミンといってもいいかもしれません。第4回の今回は、ビタミンについてお話したいと思います。紫外線が強くなるとUVケアばかりを考えがちですが、その前に日光と妊娠力について学んでおきましょう。

■“サンシャインビタミン”はなぜ妊娠力を高めるの?

ビタミンDが「サンシャインビタミン」といわれる所以は、そのほかのビタミンとちがい、皮膚の上で日光によって生成されるという特殊な性質をもつビタミンだからです。主な供給源は食事(魚介類、きのこ類、卵類)ですが、体内に取り込まれたビタミンDは皮膚の上で日光によって活性化することでパワーを発揮します。みなさんは“卵巣年齢”という言葉を聞いたことがありますか?  卵巣年齢とは、卵胞内の発育過程にある卵子から分泌されるAMH(抗ミュラー管ホルモン)を調べ、卵子の残り数を示したものです。別名「卵巣予備能」ともいわれ、不妊治療において治療にかけられる時間を把握するために検査されることが一般的です。

私が主宰するラブテリ トーキョー&ニューヨークは妊娠を望む女性がその願いを叶えられるよう、2012年にAMH(卵巣年齢)の高齢化要因を明らかにするために共同研究を実施しました。

AMH(卵巣年齢)は卵子の質ではなく、数の問題なので、改善が難しいと考えられてきましたが、近年ビタミンDに改善する力がある可能性が示唆されるようになってきました。また、日本国内で不妊治療中の女性4,600名を対象とした大規模研究で、コーヒー(カフェイン)の摂取がAMHを低下させることが報告されました(※1)。コーヒー習慣なしの女性の平均がAMH 3.93ng/mlに対し、習慣ありの女性は平均AMH 3.22ng/mlでした。1日カップ3杯飲む女性は AMH 2.531 ng/mlで、4~5杯だともっと下がります。オフィスレディはよくコーヒーを飲む印象がありますが、近い将来妊娠したいと考えているのであれば、デカフェにすることをオススメします。

さらに、私どもの共同研究でも、実年齢が30代でAMH(卵巣年齢)が40代相当だった女性はビタミンDが不足している傾向にあり、魚介類や卵の摂取量とAMH値との相関が認められました。魚介類や卵をよく食べる人はAMHが高いことがわかったのです。海外でも同様のことが報告されていて、ビタミンDを欠乏させてしまうと卵胞発育に影響し、妊娠率が低下したり(※2)、着床障害のリスクが高まる可能性があるのです(※3)。

不足はなんとしても避けたいところですが、厚生労働省の調査では残念なことに日本女性の約半数がビタミンDを不足させている状況にあります(※4)。ビタミンDは日光によって生成されるため、住んでいる場所の日照時間や四季の影響といった環境に影響を受けます。個人レベルではUVケア(衣服の面積など)やメラニン色素の量が生成量に影響を与えます。

(細川モモ)

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