「こどもを育てたい」はワガママですか?宮崎議員の例から考える

「こどもを育てたい」はワガママですか?宮崎議員の例から考える

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育休宣言をした宮崎謙介議員が、相変わらず苦戦していますね。

先日は育児休業を定める提言書の提出すら拒否されて(国対を通すという手順を踏むように、との建前ですが)、党国会対策委員会幹部からは「国会議員全体の評判を落としている」とのお説教までされてしまいました。

確かに、実績のない若手議員が国民からの血税である歳費を使っての「休業」を宣言したとなれば、「男は仕事。女は家庭。」で家庭を顧みることなく働き続けてきたお父様方や、「私は実家の親にも夫にも助けてもらわず〇人の子どもを育てた。」的なベテランお母様方からしたら、「誰の税金使って休んでくれてんねん!」となるのでしょう。
しかし宮崎議員は問題だった歳費に関しても、(公職選挙法に触れない範囲で)自身の選挙区外の育児関連や福祉団体に歳費の一部を寄付することを検討するなど、ごり押しで「休みます。歳費も貰います。」と言っているわけではないのです。

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そもそも、「育児」とは遊びですか?娯楽ですか?仕事さぼってピクニックにでも出かけるかのような批判をされる方々の声には、私は疑問符が残ります。

子どもを育てた経験のある方ならお分かりになられるかと思いますが、新生児、特に初めての出産を終え生まれたてのふにゃふにゃの赤ちゃんをお世話することは、想像を絶する過酷さです。
3時間おきの授乳(実際はそんなもんではなく、最初はお母さんも赤ちゃんも上手にできないから1時間おきだったりする。おっぱいあげならがら寝落ちしたところ、次の授乳が始まる。ミルクならミルクで、寝不足でフラフラしながら泣き叫ぶ赤子をあやしながらの調乳。ミルクがなかなか冷めない…。自分も泣きたい…。)それに限らず、その合間に何度となくおむつを替え、泣きっぱなしの首の座らない赤子を抱っこゆらゆら、両手使えない。お腹すいた、ご飯食べられない。それより寝たい。

育児経験のない方には「3時間おきの授乳=3時間おきにおきればいい」ぐらいの認識でしょう。(出産前の私もこんなもんでした。)今回「国会議員の評判を落としている」と発言された党幹部の方もこの位の認識なのかもしれません。が、実際は「交通事故で内蔵破裂した翌日から、徹夜で仕事しているようなもの」です。

昔に比べたら核家族化が進まって、産後お手伝いしてもらえない事情を抱えた新米パパママも多いでしょう。「ベビーシッターを雇えばいい」などの発言もありましたが、新生児のお世話してくれるベビーシッターなんているんですかね。保育園でも最短産後2か月~ですよ。危なっかしすぎて預けるほうも預かるほうも拒否します。

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「新生児のお世話はおっぱいあげてオムツ替えるだけ。旦那の協力はなくてもできる。」と言った3人の子持ちの女性議員もいますが、赤ちゃんのお世話以外にも、家事全般、産後の妻の体調管理、上の子がいれば赤ちゃん返りなどの上の子のメンタルケア、ベビーシッターや家事代行ではできない仕事も多いです。

産後の夫の家事育児への関わりは、その先20年以上続く家事育児への認識を左右します。過酷な新生児期に協力して苦労を分かち合った夫婦は、その後も協力して家事育児を分担しやすいでしょう。女性に当たり前に「働け」というのなら、男性が「育児をする」のも当たり前にしなければならないのでしょうか。

少子化対策といいつつ高齢者優遇の政策を打ち出したりピントのずれた子育て支援を行う背景には、上記のような発言をして恥と思わない国会議員が国を回しているからなような気がしてなりません。

「育児の合間に資料や書物を読んでパワーアップするつもり」とブログで語る宮崎氏に「そんな暇あるかい!」とパソコンの前に座ってつっこみつつも、育児休業を取得できたとしてもできなかったとしても、時間をやりくりして育児をしてもらい、育児の在り方を身をもって体験した議員さんならではの子育て支援や少子化対策を提案していって欲しいなぁと私は思います。

これからの未来を担う若者を育てたい、そんな気持ちで皆さんが子育てしているわけではないのでしょうが、生まれてきた愛しい我が子の未来を想い健やかに見守りたいと育児休業を宣言する男性は、それでもワガママでしょうか?
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