自分の働き方は、自分で切り開く。【100人100色】Vol.3

自分の働き方は、自分で切り開く。【100人100色】Vol.3

フリーランス・35歳・第一子妊娠中

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いろんな女性の働く・暮らすを知ること『100人100色』 Vol.3

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回は東京生まれ下町育ちの渡部さやかさんのお話し。
アパレル業界から、食、ウェブメディアとジャンルにとらわれない独自の価値観で転身を遂げて活躍しています。
「分野は異なれど、やっていることはいつも同じ。目に見えないものを形にするのが得意なんです」と語る彼女の仕事観とは。。
これまでのキャリア、現在の仕事内容、家族構成や生活環境を教えてください。

セレクトショップを運営する会社に新卒で入社して、店舗開発を担当していました。全体を見渡しながら細やかな調整をしていくお仕事で、全国を飛び回りながら本当にいろんな経験をさせてもらえたし、後の仕事でも役立つスキルがたくさん身についたと思います。
社風も良く、スタッフも素敵な人が多かったです。服にこだわりを持つ人は、食べること、住むところ、生き方、全てに独自のスタイルがあるんです。そんな人に囲まれているうちに、私も自然と、ファッションだけではなくて衣食住の生活全般にこだわりを持つようになりました。
特に日本の伝統文化に興味をもって深く知りたいと思い始めたのも、その影響が強いです。

素敵な仲間に囲まれて過ごしたアパレル時代の送別会でのショット
勤続10年を目前に、仕事よりも家のことに時間を使いたいなと思うようになりました。
専業主婦という柄でもないので、次の自分のステップを思い描いたときに「日本の文化を伝える仕事がしたい。特に大好きな食の分野で。」と思ったんです。仕事で料理の腕が上がれば、家族にも還元できますし、一石二鳥じゃないかと。
30歳をとっくに過ぎてファッション業界から食の世界に急な舵の取り直しは無謀だとも言われました。
自信のなさから食にまつわる資格の勉強も考えましたが、なんだか中途半端な気がして。
「とにかく本物をたくさん見て、触れることが大事!」だと思ったので、思い切ってミシュランでも星を獲得している料亭の扉を叩き、そこが主宰する料理教室のアシスタントからお仕事を始めさせてもらえることになりました。ここではお料理のことはもちろんですが、女将から日本のおもてなしの心、季節のしつらえ、伝統文化について直々に教えていただけたことも貴重な経験でした。
そのうちに個人的にも細々活動をするようになり、家庭料理のワークショップや、外国人との食文化交流会、新宿ゴールデン街での一日店長などのイベントを開催するようになりました。

和食をもっと身近に感じてもらえるようにと、お料理教室のイベントも開催している
そうこうしながら自分の方向性を探っていたときに、友人が「店をださないか?」と誘ってくれました。
引き受けるかどうか悩みましたが、不安よりも楽しそうだなとワクワクする気持ちの方が大きかったので、直感でやってみようと決めました。
日本酒をメインに打ち出して、お料理は家庭料理とおでん。
日本橋という土地柄、お客様の中心層は40~50代のサラリーマン。お酒が入って饒舌になっていることもあり、毎晩、様々な貴重なお話しを聞けるのですが、それが新聞を読むよりずっとためになる話というか。この店で得た私の財産はお客様とのコミュニケーションそのものだったと思います。
また、お店で紹介する日本酒についても、もっと知識を深めたいと思っているうちに、酒屋さん、蔵元さん、業界の方とプライベートでのご縁が広がっていったのもありがたいことです。

日本橋 茅場町に友人と立ち上げたわずか5坪の小さな家庭料理と日本酒のお店「煮炊きや おわん」
今は夫と二人暮らしですが、結婚8年目にして待望の子宝に恵まれたのを機に、お店を引退して在宅ワークに切り替えました。
これまでお付き合いのあったウェブメディアで企画・編集のお仕事をフリーランスとしてやらせていただきながら、レシピ記事やライフスタイルにまつわるコラムの執筆活動もしています。
今後は、日本の家庭料理を海外からの旅行者の方と一緒に作れるような交流サロンを持ちたいなと計画しています。

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