日本人の野菜不足、原因は「朝」にあった

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過去10年間、一度も達成されていない野菜摂取量の目標

 現代人は野菜の摂取量が少ないといわれ続けていますが、実際はどのような状況なのでしょうか。厚生労働省によると、平成26年度国民健康・栄養調査にて発表した成人1日の野菜摂取量の平均は292.3gで、過去10年間、目標の350gを一度も達していないという結果でした。このような慢性的な野菜不足を受けて、カゴメ株式会社は8月31日の「野菜の日」を前に、「野菜の摂取方法」に関する意識調査を全国の男女 1,086名に対して行いました。

 そもそも日本人は野菜の摂取量に関して、どのくらい認識しているのでしょう。普段の食生活において、野菜が足りているかとの質問に「足りている」6.4%、「どちらかといえば足りている」26.2%と、約3人に1人が足りているとの認識を示しました。一方、「不足している」は9.9%、「どちらかといえば不足している」が31.3%と、約4割の人が不足を感じていることがわかりました。さらに1日に食べる野菜の量についての質問には、「1日に1皿程度」が最多で30.3%、次いで「1日に0~1皿未満」22.8%、「1日に2皿程度」22.7%、「1日に3皿程度」15.8%、「1日に4皿程度」4.5%でした。小鉢1皿分の目安を野菜70gとしての質問ですから、目標の350gを摂取するには5皿以上を食べることが必要ですが、「1日に5皿以上」と回答した人はわずか4.2%にとどまっています。


時間のない朝食時の野菜不足が浮き彫りに

 それでは、朝食、昼食、夕食別の摂取量を見てみましょう。朝食に「0~1皿未満」と答えたのが78.8%にも上り、昼食は58.7%、夕食は24.2%。そして、野菜の摂取量の目標350gに達していない人は、朝食での野菜摂取量が1 皿未満の割合が82%、昼食で61%、夕食で25%と、朝食時の摂取量の少なさが浮き彫りになりました。

 なぜ、朝食に野菜を食べないのかという質問には、「手間がかかるから」38.6%が最も多く、「調理の時間がないから」29.2%、「朝はパンや白米などの炭水化物(糖質)が一般的だから」22.8%と続きました。では、食事にかけることのできる時間はというと、「0分(時間がない/この食事は食べない」が16.9%、「5分未満」14.0%と、約3割の人が5分未満と回答しています。朝食で極端に摂取量が少ない理由は、貴重な朝の時間を極力使いたくないというのは本音といえるでしょう。

 野菜を食卓に出すタイミングを聞くと、「朝食」30.4%、「昼食」42.6%、「夕食」92.5%と、圧倒的に夕食で野菜の献立が上ることがわかりました。野菜は意外に調理に手間がかかるため、それを敬遠して朝食に上らないことが多いようです。自分が思っているより野菜の摂取量が少ないことを認識して、うまく朝食に取り入れるなど、工夫するべきかもしれません。(樹本睦美)

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