斜視が治らないことも!子供がVRに接する際の注意点は?

斜視が治らないことも!子供がVRに接する際の注意点は?

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SONYからPlayStarionVRが発表され、一気にVRへの注目が集まっていますよね。

バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)とは、コンピュータなどで作り出された映像や空間をまるで現実のように体感できる技術のこと。ディスプレイを目に当て、ゲームの世界に入り込んで楽しむデモンストレーションを見たことがある方もいるでしょう。

2016年は『VR元年』と言われており、多くのVR機器が一般向けに販売され広まることが予想されています。しかし、小さな子供に安易に与えるのは避けた方がいいようです。

6歳までは立体映像の視聴に注意!幼少期は目の機能も成長過程

私たちの2つの眼は、それぞれ違う像を映しています。この2つの像を組み合わせ、立体として認識できるのは、脳にある『立体視細胞』の働きによるものです。

立体視細胞は、成長とともに発達するものであり、6歳頃にようやく大人と同様の機能が備わると考えられています。そんな幼少期の視覚に負担がかかると、一生にわたって物の見え方に影響を及ぼす可能性があると専門家も示唆しているのです。

現実と立体映像の違いとは

人の眼は、水晶体の厚さをレンズのように調節したり、両眼を寄せたり離したりすることで、物の遠近を正確にとらえることができます。しかし立体映像では、遠くに見えるものも近くに見えるものも、同じスクリーンに映し出されているという点で矛盾が生じてしまうのです。大人でも、3D映像を見すぎると違和感を覚えたり、目に疲れを感じたりすることがありますよね。まして、視覚の機能が十分に完成していない子供にとっての負担は非常に大きいものです。

立体映像全体に注意が必要

立体映像の視聴によって影響が出た実例もあります。立体映像を視聴した4歳11か月の少年が、見終わったのち急性内斜視(目が内側による症状)を発症し、手術を受けるまで治らなかったそうです。大人であれば自然に治る症状でも、小さな子供であれば一生もとに戻らないことがあるのです。

このような事例は、最新のVRでのみ心配されることではありません。先ほどの事例で紹介した少年は、赤と緑のセロファンで立体感を得られるタイプの映像を視聴していました。また、裸眼で立体感が得られるNintendo 3DSも、6歳以下の子供は2Dモードでプレイするよう注意を促しています。

13歳未満は注意が必要

それでは、7歳になったらVRを好きなだけ楽しんでいいかというと、そういうわけでもないようです。VR用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を開発するOculus社では、「13歳未満は使用してはいけない」との見解を示しています。

立体視の機能は6歳頃に完成しますが、子供の頭がい骨の大きさがまだまだ小さいですよね。それに伴い、大人に比べると黒目と黒目の間の距離(瞳孔間距離)も短いので、大人と同じ瞳孔間距離に設定されたHMDを使用し続けることによる影響が心配されているのです。

13歳頃になれば、眼の機能も体格も大人とほぼ同じになるので、安心して使えるというわけですね。

最新のデバイスだけに、今後イベント会場などでVR機器に接することがあるかもしれません。小さなお子さんはVRに興味津々かと思いますが、将来の健康のためにも避けるのがよさそうです。

参照/ Morura VR「なぜ13歳未満の子供は、Oculus Riftを使用してはいけないのか?医学的な見地からの警鐘」 あおぞらVR「VRヘッドセットの対象年齢設定状況と小児利用による斜視のリスク」

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